終戦後、不要となった「ドール」と呼ばれる使い捨ての兵士だったジジを買い取ったのは、元オーナー……もとい元パートナーの人間兵・エイトだった。流されるままに始まったふたり暮らし。穏やかに過ぎゆく日々……。手術によって「人間」になったジジは己の中
に生まれた感情に戸惑う。そんなとき、エイトが業務中の事故で意識不明の重体となってしまう。面会も叶わない中、ジジは己の中にある気持ちを上手く処理できず――「武者修行」に出ることにした。……そうして三ヶ月後、どうにか意識を取り戻したエイトが知らされたのは、もぬけの殻となった部屋と、一枚の書き置きで――。
※異世界だけど現代日本風異世界です。メインはほのぼのラブコメディーですが、戦争に関する記述は暗かったり残酷(地の文でだけ主人公たち以外のモブに対する性暴力描写あり)だったりしますので、その点あらかじめご承知おきください。
※他投稿サイトにも掲載。
※全7話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 00:00:00
16338文字
会話率:36%
九歳の頃に父母を亡くし、子爵家の最後の跡取りとして残された一人娘のサーシャ=サルヴェニアには、子どもとしての自由な時間は少なかった。
子どもとして――というより、人としての余暇が少なかった。
子爵代理の叔父は、サーシャに事務を丸投げ
。家令もそれに賛同する始末。
そして何より、サルヴェニア子爵領は、交通の弁がよく、鉱山もある栄えた領地で、領民の気性が荒く、統治者にとっての難所だったのだ。
幼い頃から流されるままに、毎日のように領民に怒鳴られ、馬車馬のように働くサーシャ。
へとへとに疲れ果てた十八歳の誕生日の日、婚約者のウィリアムに統治について説教をされ、心がポッキリ折れてしまった。
ーー全部もう、要らないんじゃないかな?
こうして、子爵サーシャ=サルヴェニア(十八歳)は、全てをぶち壊すようにして失踪したのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 08:01:46
185290文字
会話率:41%
どうしてこんなことに……?
18歳のマリ=ディアナは突然第一王子からの婚約申し込みを受ける。会ったこともないけれど、断ることなどできない。流されるままに王都へと出かけるが、かつて会ったことのあるバードという青年と再会、彼の優しさに心惹か
れてしまい……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 12:00:00
22962文字
会話率:43%
大学生の爪は、母親の死をきっかけに父親の住む町へ引っ越した。
しかし、父親の住む町は人里をはるか離れた山奥であり、外との交流を遮断された閉鎖的で、秘密のある集落だった。
元の町にも戻れず、集落にも認められない爪は、流されるままに生活を
送っていた。
そんなあるとき、集落から抜けようとする一家を追うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:20:00
29683文字
会話率:37%
現代日本のごく一般的な倫理感をもつ普通の男が
異界に落ちて、混乱しながら、また、流されるままに
徐々に歪んでいく。
そんな自分に戸惑い、悩みながらも
結局、平凡であったが故に抗えきれず
己の中心を見失い、大事なモノが手から零れていく。
その恐れ、不安から目をそらすように
時に、これが己の望みなのだ、と飲み込もうとしたり
時に、これは仕方がないのだ、と開き直ったりしながら
流され、狂っていったその記録。
そして、そんな姿を傍で、ただ見守り続けた女の記憶。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 00:00:00
73506文字
会話率:4%
よくある作品、何度も見た展開。
トラックに轢かれて異世界へと転生した三鷹リュウジは、中世ヨーロッパ風味の世界で生きてゆく――大抵の作品であればそこで成り上がるなり、大抵身の保証があるところからスタートするものだ。
しかし三鷹リュウジ
の場合は転落の連続だった。
一般の家庭に生まれ、11の歳まで普通の子供として生きてきた、しかし、とある宗教団体に攫われた瞬間、リュウジは選択と転落の連続だった。
ここまで生きてきたのは積極的に人間としての尊厳を捨ててきたからだった。
そんな中で生活し、いつの間にか魔王になっていた。
生きること、合わせること、食われたり殺されたりしないことに必死で、流されるままにしていたらこうなっていた。
そして案の定崩壊する。
これは、転生した“元”魔王が平穏を手に入れるための物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 15:00:00
51150文字
会話率:45%
現実パラレル創作物語。あなたが知る現実よりも少し変わった世界。果たしてあなたの目には希望の世界だと見えるのか、それとも悪夢と見えるのか。現状を流されるままに生きる私たちに何かを訴えるようなお話。あなたはいったいどのように受け止めるだろうか。
最終更新:2024-02-20 23:00:00
760文字
会話率:0%
ある事件で重傷を負い入院生活を送っていた警官、シェリル・キア。
退屈な日々を送る彼女はある日、同僚の不良警官リシアからリハビリの為とVRゲームに誘われる。
流されるままにゲームの世界へ飛び込んだシェリル。だが、アホのリシアめ。何のゲー
ムなのか伝え忘れやがった。
万能魔法職とは名ばかりの器用貧乏職業に就き、成長すれば最強だけどレベル100になるまでは最弱の種族を選んでしまったシェリル。
それと、名前を『ミケ』に打ち間違えてしまった。ネコじゃん。ヤダ。
ゲームの情報を調べつつ、シェリルは少しずつ体の感覚を取り戻していった。
入院していたせいで鈍っていた体だけど、得意だった体術を駆使して戦える事に喜びを感じていた。
侵攻クエストから数日。
ミケは破損したドラゴンハートを修復する為、アルテロンドの街を歩いていた。
しかし、先日の戦いでの活躍が広まったせいで、ミケの下に多くの挑戦者が寄ってくる様になってしまっていた。
不本意にも有名人になってしまったミケ。
辛くも逃れた先で、何やら集団リンチされていた男に助けを求められる。
そいつは、すごく変なヤツだった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 20:00:00
646259文字
会話率:26%
平凡な25歳、立花依。営業補佐。
恋人の作り方もわからなくなってはや3年。
もう、このままおひとりさまでいいかと思っていたら、あれよあれよと、スパダリ課長に迫られる。
揺れ動きながら、お盆休み。流されるままに付き合っちゃおうかと思っていたと
ころに、不思議なことが起きる。
お盆の始めに迎え火を焚いたら、死んだおばあちゃんがやってきて!?しかも、横に何かイケメンがいるんですけど??もしや、死んだおじいちゃん??
えっ?違う?じゃあ誰?
しかも幽霊って見えるの?えっ?マスコット大の幽霊?可愛すぎませんっ??
ひょんなところから、幽霊と同居を始めることに。
依とほのぼのと過ごすイケメン幽霊。
そんななか幽霊の生前の闇を軽くしてあげたり、自分の恋愛相談をしたり....。
仲良くなり、かけがえのない関係になったふたり。しかし、お盆ももう終わり。
送り火を焚くと、空へ帰らなくてはならない。
来年のお盆に、また会うことを約束して涙する依と幽霊。
そして幽霊と過ごしているうちに、課長のことに折り合いをつけた依は、休み明けに返事をする。
イエスかノーか...
※3話に、際どい表現がありますが、いたしてません。気になる人は、バックよろしくお願いします。
※最後まで書ききってます。1日3話くらい投稿予定。前34話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 21:42:55
136117文字
会話率:14%
クラスメイトの悪ふざけが原因で、崖の下へ転がり落ちてしまった少年、黒野士朗。気づけば帰り道が分からなくなっていた。そうなんだ。
あれよあれよという間に、ここが日本ではなく異世界だと認識した士朗は、その性格もあって流されるままに人助け。
喋る人形を木の下敷きから助け、魔物に襲われそうになった女の子を命がけでかばい、その勇気を称えられ真の勇者と賞賛される。
こうして頼もしい仲間(?)も増えて、誘拐された自身の娘を探す謎のプリティ&ダンディなマスコットと共に、元の世界へ帰る方法を探すべく、広大な世界を旅する事に。
やがて個性的な仲間たちと出会い、自身が数ある勇者の中でも特別な存在である事を、この時はまだ知らない。
※この作品はカクヨムでも掲載しております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 22:03:35
42118文字
会話率:35%
辺境の地で育ったソフィーは幼馴染みのエリオスに淡い思いを抱きながら成長する。学園に入学してから流されるままに変わる人間関係にソフィーの心は…。
最終更新:2023-10-22 19:27:26
3597文字
会話率:36%
気まぐれな社長のひと言で、小さな芸能事務所【KYOASH】のタレント達は困惑と混乱を極める。
流されるままに生きて来た青年は、今日もまた社長の気まぐれに流されていく。
いつもの事と諦めの思いで初めて触れたギターがアンプから歪んだ音を鳴らす。
その歪んだ音色は青年の背中を押した。
今回こそはと、気まぐれな社長に抗う事を決めたタレント達が画策していく。
*タイトルに使っている曲の内容と本文は関係ありません。BGMだとお考え下さい。
*関西弁マスターの方
優しくレクチャーをお願いします。間違った関西弁が散らばっておりますので、何卒宜しくお願い致します。
*細かいディテールについては目をつぶってやって下さい。お伽噺ですからね、サラッと流し読んで頂けると幸いです。
カクヨムにも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 14:21:21
51850文字
会話率:44%
キャンプ場で、居眠りしながらまったりしていたら、目の前に妖精がいた。本人が妖精だと言うので間違い無いだろう。その後に来たのは、女性の冒険者達だ。なんてこった、どうやら異世界の扉が開かれたらしい。まったく迷惑な話である。
ニート気味の俺
っちは、平穏に管理人のバイト期間を過ごしたかっただけなのに、異世界人との交流を不覚にも持ってしまった。それどころか流されるままに、イヤ、半強制的におもてなしをする事になってしまったようだ。
俺っちのおごりで食べる、クッキーやお団子はさぞや美味しいだろう。だが、砂糖にコショウ、お約束のマヨネーズがそんなに気に入るなんて分からん世界だ。まるで、話に聞くナーロッーパでは無いか!
マァ、ここまでは良しとしよう。イヤ、妖精やエルフも大概であるが、なぜドラゴンが来るんだ? ドラゴンもドラゴンだ。このおかしな世界で、最強で最高の魔法が使えるのに、妖精と一緒になって俺っちに懐くんじゃない。それとカレーを食べて辛い辛いと言って火を噴くんじゃない。
レッドドラゴンは変わっている。魔法の指輪は、転送陣や変化の魔法を使えて確かに便利だ。だが、本人が望まないのに勝手にチート能力を与えるんじゃない! 俺っちの夢は、世界征服では無いとあれほど言っているのに……orz。
俺っちはおく病ではない。慎重派なのだと言い張る小市民(もはや死語である)的なリョウター。青き深淵の森の大賢者だと、盛大に勘違いした異世界間人々と日本の運命。口下手とニヒルを勘違いした様な主人公はどうなるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 06:00:00
246211文字
会話率:78%
流されるままに生きて来た。
善人では無いが悪人でも無い、オーソドックスな道を歩んできただけのただの女子大生。
甘えることは得意だし、人生でさして困ったことも無かったけれど、このままじゃダメだという自覚はあった。
…そう、いい加減に
しっかりしないとって思ってはいたけど、神様、なんて荒療治をしてくれたんです?!
どんぶらこ、と流されるままに生きて来た女子大生が、異世界でヘタレな男に泣かれ、しがみ付かれ、振り回され、連行され、強制的に人生を見つめ直す物語。
※ かっこいいヒーローはどこにも居ませんが、かっこいいヒロインは爆誕します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 12:00:00
5868文字
会話率:27%
高校生で異世界物が好きなオタクである|漆間啓介《うるまけいすけ》は今日も今日とて学校の昼休みの時間に教室で友人の|大志《たいし》と史《ふみ》と一緒に「もし自分が異世界に行ってしまったら」と言った妄想話に花を咲かせていた。昼休みも終わり授業が
始まる直前教室内を強烈な光が包む。次に見えた光景は洋風の城の部屋だった。流されるままに一日をすごすと今度はクラスメイトが追放!?クラスメイトが実質的な追放された時に啓介はどう行動するのか。
現在pixivにて先行投稿中です。カクヨムにも投稿する予定です。主人公漆間啓介の物語は変わりませんが投稿サイトによって別の人の目線の話を書いていきますのでよろしければ覗いていただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 11:32:31
2537文字
会話率:41%
チートだとか、スキルだとかステータスだとか、そんなものが一切なかったとして、内政無双とか頭の良さだけで生きていくとか、実際難しいんじゃないかな。だって俺、森の中でサバイバルからスタートだし、言葉覚えるの大変だったし、科学とか現代知識とか、ほ
とんど再現できないよ。ただひたすらサバイバルなだけだよ。という話。サバイバルから始まり、異世界の国を流されるままに見聞きしていく、そんな話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 21:00:00
133438文字
会話率:35%
元貧乏子爵家を貧乏から大脱出させた優れた兄や姉を持つ末っ子のマアナ。
彼女は特に取り柄のない自分に、だからなんだと大きな反骨心を発揮するでもなく流されるままに12歳年下の、生まれたばかりの赤子の婚約者になることになる。
その赤子と初顔合わせ
したときの彼女の感情は…?
という流れを状況説明なども含めて6000文字ちょっとでやっつけました。
赤ちゃんサイドの気持ちは当然入ってない(転生者とかではない)のでわかりませんが、ジャンルは大ジャンルは恋愛にさせていただきました。
その理由をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 10:12:30
6099文字
会話率:35%
18歳の誕生日に逃げ出した飼い兎を追いかけて大きな穴に落ちてしまった少女、向日葵。落ちた先は彼女を自らの魂の恋人だという悪魔、アスラの統べる不思議な館だった。流されるままに彼らとの生活を余儀なくされた向日葵は、アスラの目を盗みながら帰る方法
を探すために住人たちとの交流を深めていく。そんな中で芽生える新たな感情、少女はそれでもなお帰ることを選ぶのか、はたまた此処での暮らしを甘んじて受け入れるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 20:13:30
373529文字
会話率:37%
人間として生きてきた少女、ミリアムは15歳の誕生日に母親から魔王の子孫だと告げられる。
生まれつき魔法が使えない体のミリアムだが、流されるままに魔王へ至る道をゆくうちに、なりたくなかった魔王になる……?
最終更新:2022-12-21 21:00:00
97146文字
会話率:46%
「君は、何のために守護者になるの?」
異能力が人類に認められ、【守護者(ガーディアン)】という国家資格として一つの地位を得た世界。
主人公の赤坂 八尋(あかさか やひろ)の特徴といえば、平均より低い身長と、何かと巻き込まれやすい体質
。
毎日を流されるままに過ごしてきたが、それでも八尋は現状に満足していた。
そんな八尋は幼馴染に勧められるまま、守護者を育成する学校・月城(つきしろ)学園高等部に入学することになる。
そして迎えた入学式の日。
「初めまして。A組の桃園(ももぞの)あかりです」
誰もが振り向くような学年一の美少女と知り合い、最高の学園生活になると八尋は予感する。
しかし、巻き込まれ体質の八尋が、そんな平和な生活を送れるわけがない。
「あんた、あたしと模擬戦やらない?」
ひょんなきっかけから、学園中で恐れられている少女・紫筑(しづき)エリナに目をつけられてしまった。
これは、波乱万丈な学園生活とその周りで巻き起こる事件を通して成長する、一人の少年の物語。
*
この小説はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
カクヨムで数話先行掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 12:00:00
197254文字
会話率:47%