リリデスは美しく、心優しき女性である。
素直な性格と愛嬌、朗らかさは多くの者から好感を得ていた。
それはそれとして邪教の徒であった。好感は恐怖で塗り潰された。
度重なる勧誘行為のため、とうとう除名処分を宣告されるリリデス。
しかしこれはお
かしいと毅然として反論する。
彼女は決してひるまないのだ。
「ギルド内での布教行為が規則違反だとでも言うのでしょうか?」
「規則違反だよッ!!」
ひるんだ彼女は退出を余儀なくされる。誰もが安堵した。
かくしてギルドはリリデスの魔の手から救われた、かに思われたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 23:31:56
372998文字
会話率:59%
魔王が討たれて十年——
世界は救われた……はずだった。
だが、平和は訪れなかった。
大地に次々と現れる「ネーオダンジョン」。そこから溢れ出す魔物たち。
そして、国境を巡る各国の睨み合いと、増え続ける盗賊団。
そんな混沌の中——ひとりの少年が
、冒険者になる。
少年の名はアーシス・フュールーズ。
彼の肩には、手のひらサイズの青い精霊“にゃんぴん”が乗っていた。
世界の真実に背を向けず、仲間と共に成長する少年はやがて、
この世界に刻まれた“終焉の続き”を知ることになる——
「これは、世界の後始末を託された少年と、青いモフモフの精霊による、
最後の叙事詩(ラスト・エピック)である。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:00:00
144904文字
会話率:43%
――転生したのは、新選組の女剣士だった。
幾たび斬っても、幾たび殺しても、心は満たされない。
剣は愛か、愛は剣か──。
女の名は沖田司。未来を知る転生者。
幕末、血塗られた新選組にて、彼女は「剣」として目覚めた。
愛を知らず、快楽に身を
焦がし、人を斬ることで己の存在を確かめる。
けれど、いくら斬っても、救われない者たちがいる。
仲間、友、そして誰より深く結ばれるはずだった男。
初めて「誰かを守りたい」と願った瞬間、彼女は「剣の鬼」へと堕ちていく。
斬って、斬って、斬って――
最後に残るものは、愛か、孤独か、それとも剣か。
これは、未来を知る女剣士が愛と剣で運命に抗う、転生×逆行×新選組異聞。
※感想募集中です。
作者がめっちゃ励まされて、続きをもっと真剣に書けます……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:00:00
76273文字
会話率:26%
キャッチコピー:生贄にされた少年。最強パーティーに育てられ、サイコ系冒険者に覚醒する!
ある村の仕来りで生贄にされた少年、オボロ。捨て子だったせいか、村人達からよく思われず、命を狙われる。血に飢えた村人達に殺される恐怖を感じながら森の中に
潜み、死を覚悟していたオボロだったが、〈《三英雄》〉と呼ばれる異形の冒険者達に命を救われ弟子になる。
それから時は経ち、師匠達に優しくも厳しく育てられたオボロは一人前の冒険者になっていた。憧れの王都にやって来たオボロは、身長のことでバカにされ、何故か絡まれる羽目に。
そんな中、今までソロで冒険者活動をして来たオボロは、四尺刀を振りかざす小柄な少女、エメラル&無口な闇魔法の使い手の少女、クロンと出会い、共にパーティーを組むことに。
冒険者ギルドで絡んで来た同業者を蹴散らし、森を荒らすゴブリンを対峙し、盗賊やオーガと激しい戦闘を繰り広げる。まさに冒険者らしい日々を過ごすのであった。
これは生贄にされた少年が、仲間達と共に成長する物語。そして時々サイコパスになる少年、オボロの狂った世界を生き抜く冒険譚である。
○アピールポイント
本作品は、以前投稿していた作品のリメイクになります。
壮絶な生い立ちの主人公が、異形の者達に育てらられ、弟子として最強になってます。
特徴としてメインキャラ達は全員背が低い(チビ)であることや、それを全くデメリットに感じさせない戦い方です。
まとまった物語を描きつつ、主人公がとある条件でサイコパスになってしまう。そんな二面性を楽しんで貰えれば幸いです。
本作の主人公は最強ではありません。チートでもなく、普通に環境的要因で強くならざるを得なかっただけです。負ける時は普通に負けますが、それも楽しんでください。
※本作品は完結を目的としております。(状況次第で続編も執筆予定?)1章のみ既に完結しています。
少しでも面白いと思ってもらえれば、高評価(ブックマーク登録や、星、感想など)していただけると嬉しいです。励みになります。
本作品はアルファポリスで連載していた作品をベースに、カクヨムにて加筆修正したものになります。
執筆の続きは原則カクヨムで行う予定です。
また、カクヨムにて有料でSSを投稿するかもしれませんが、読まなくても本編を安心して楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 21:24:13
57151文字
会話率:38%
生前、俺はAI技術者だった。
ある日、女子中学生を助けて命を落としたが、管理者から告げられた事実は衝撃的だった――
「彼女は助けなくても救われていた。そして、生前、俺の構想していたAI技術で人類に革新をもたらす存在になった」
この功績によ
り、俺は転生の選択権を得る。
AI技術者として再び人生を歩むことを望んだが、転生先は――
過去の転生者が歴史を改変した世界。華族制度が存続し、俺の曾祖父は転生者として時代を築いた一人だった。
そして俺にも、「未来を変える使命」が課されていた。
日本の命運を握る 軍事とAI技術。
士官学校での挑戦、仲間との交流、そして戦場での決断。
俺は曾祖父の遺産を引き継ぎ、この異なる世界の未来を切り拓く――。
しかし、プロローグ1とプロローグ2の記憶の相違点。
俺の記憶は2024年のはずだった。だが、目を覚ますと2023年……。
そして「知っているはずの未来」と「目の前に広がる現実」が食い違っていた。
UCAV(無人戦闘機)の戦場投入は、本来の歴史よりも早すぎる。
それだけではない。
俺が過ごしてきた過去と、美樹との出会いも「微妙に違っている」。
彼女は一体……? 俺の知る彼女と、何が違うのか?
俺が生きていた未来とは異なる、もう一つの歴史。
この世界の真実を解き明かすことが、俺の使命なのか?
未来を知る者として、世界を導くべきなのか。それとも、既に変わり始めた歴史に身を委ねるべきなのか?
俺の葛藤は、やがて世界の選択へと繋がっていく。
華族×軍事×AI技術×転生×歴史改変! 前代未聞のスリリングな戦記がここに開幕!
(SNSでの拡散力も実証済み!Xプロモーションで1,000いいね・62万インプレッション達成!)
※本作品はフィクションであり、登場する人物、団体、事件などはすべて架空のものです。
Xアカウント:@kanepi_tt折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 21:10:00
190835文字
会話率:32%
ネタバレ注意:
七人の守護者が精霊神に召喚された乙女を守りながら救世の使命を果たそうとする話です。
守護者や兵士たちに守られながら救世の儀式に必要な品物を揃えていく乙女。何故か時々自分の言動を脳内で決める際に決められた選択肢が思い浮かぶ時が
ありましたが、どうしてもどの選択肢も腑に落ちず、必死で振り払って自分で最も納得のいく言葉あるいは行動を選び取っていきます。そうした時、必ず守護者や案内人は一瞬だけぽかんとするのでした。
これまでは乙女次第で愛を交わす守護者が七人のうちから一人現れたそうですが、あまりに愛情が盛り上がりすぎると使命そっちのけで駆け落ちしてしまい、そうすると別の乙女を召喚して最初から救世のやり直しになります。
実はこれまでは必ず駆け落ちルートに入ってしまっており、世界は一度も救われぬまま今に至っています。
何故駆け落ちしてしまうのかと言うと、二つ理由があります。
一、救世の儀式の締めくくりに精霊神へ操を捧げるよう求められるため
一、駆け落ちと言っても守護者の領地に住むだけであり領地の安全は乙女の加護により確保されてきたため
操というのは、これまでは『処女』と解釈されるのが一般的でした。
しかし今回召喚された乙女は齢二十八にしてまだキスもしていなかったため、それを捧げて難を逃れました。儀式を成功させ無事に世界を救った乙女は守護者の誰とも恋に落ちなかったため、一人で元の世界に帰るのかと思われましたが、この世界でずっと彼女を世話してきた案内役と結ばれ、この世界に止まることを選びます。
用意された道になど興味はない。
自分の道は自分で選び取る。
それを叶える強い意志で、乙女は守護者たちとともに、見事に自分だけのエンディングへとたどり着いたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 21:03:15
8427文字
会話率:33%
祈れば救われると、誰もが信じていた。
貧民の少年・ルカは“光の魔法”を宿す才能を見出され、貴族の娘・ミリアに買い取られ育てられる。
優しさに包まれた日々。これが救いだと、彼は信じていた。
だが15歳の儀式の夜、彼の魔力は奪われ、裏切られ
、捨てられた。
失意と絶望の中で彼は出会う。
人々に祈りを捧げられ、そして裏切られた存在――“裏切りの神”ナカトと。
これは、祈りが呪いに、
光が闇に、
愛が復讐に変わっていく――
少年と神の、堕ちていく契約の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 21:00:00
183668文字
会話率:26%
都市国家の第三王子、ユゼルは父や兄たちに嫌われて罪を着せられ、五千メートル下の大地へ流刑となる。
全人類は天空の島々「浮遊洲(ロフトランド)」に住み、大地は原野である。
流刑の後、樹海で川の生水を飲んで感染症になり、ユゼルは瀕死に。
凧で
滑空してそこに現れたのは、見知らぬ美少女メイド、チャット。
彼女の前世は現実世界の対話型AI、ChatMaiDだそうで、ユゼルには意味が分からない。
ともかく豊富なサバイバル知識により王子は命を救われる。
その後も続く過酷な自然との戦いと創意工夫。
王子とメイドのリアルな冒険。
異世界のロビンソン・クルーソー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:23:09
81067文字
会話率:19%
――――――――――――
最終更新:2025-07-28 20:07:36
69048文字
会話率:47%
彼らは存在を知られてはならない。
彼らは目的を明かしてはならない。
彼らは彼らを裏切ってはならない。
彼らは誰かを信用してはならない。
彼らは、救いを与えてはならない。
彼らが偽るのは彼らのためではなく、
彼らが行動するのは他の誰かのため
ではない。
ある人はそれを偽善と呼び、
またある人は自己満足だと非難した。
それでもいい、と彼らはそれを改めようとはしない。
彼らは救いを与えているのではなく、
自らが救われているのだ。
嘘つきたちの日常
あなたは誰の言葉を信じますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:00:00
50064文字
会話率:34%
副題:イオくんと僕のぶらりふたり旅。
魔王によって蹂躙され、勇者によって救われた世界で、住人にかけられた呪いを解くために呼ばれた存在、トラベラー(=プレイヤー)。目的は地図を埋めること、なんだけど、寄り道は当然するよね。
そんな感じに新作V
Rゲームをまったりプレイしていくノンストレスな話。
残酷な描写ありは保険。まったり更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:44:37
1461412文字
会話率:51%
魅惑の新大陸へようこうそ! 冒険者支援課にお任せください!
二十年前に発見された新大陸ノウリッジでは、未踏の地である大陸の東端を目指して開発が進んでいた。
港町テオドールはノウレッジの南西に位置する新大陸の玄関口だ。魔王の出現により遅
れていた、新大陸の開発が本格的に始まってから五年、この町には一攫千金を夢見る冒険者たちが日々たくさん訪れていた。同時に未知の魔物や厳しい自然、罠が張り巡らされた遺跡やダンジョンなどで幾多の冒険者が傷つき命を落としていた。港町は夢と希望を抱く者たちが希望に満ちて旅立つ場所であり、夢破れ新大陸から去っていく者たちを静かに見送る場所でもあった。
冒険者ギルドは冒険者たちの新大陸離れを危惧し、新たに冒険者支援課を設立した。彼らの仕事は道案内から始まり、冒険者が発見した遺物などの研究や運搬の手伝い。他にも支給品の配布や死体回収などの地味な作業から、魔物が巣食う遺跡やダンジョンの休憩所であるセーフルームの確保、さらには大型モンスターの討伐を手助けしたりと様々だ。それに時には有害と判断された冒険者を秘密裏に処理したりするこも……
支援課に所属するグレンはかつて冒険者だった。しかし、五年前に仲間に裏切られ死にかけ、支援員の先輩であるクレアに救われた。クレアはグレンの特異な才能に気づき、彼を引き取り冒険者支援員として育てたのだった。
今日もたくさんの冒険者が新大陸へやって来る。その中にエリィとキティルという二人の少女冒険者がいた。彼女らも他の冒険者と同じく新大陸で一旗揚げることを夢を見ていた。
ある事件をきっかけに二人と親しくなったグレンは、新大陸に存在すると言われる伝説の”白金郷”をめぐる争いへ巻き込まれていくのであった。
※更新は不定期です。カクヨム、アルファポリスでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:39:02
518222文字
会話率:53%
物語は大陸に百数十もある国の一つ、レーシング王国から始まる。
王国で暮らしていた少女カリンは、領主に逆らったことで騎士たちから追われていた。
しかし、騎士たちに捕まり殺される寸前、たまたまその場所に居合わせた謎の少年シャスターに助けられる
。
シャスターは旅人であり剣の達人だった。
命を救われたカリンはシャスターを自分が住んでいるフェルドの町に連れていくが、そこで町長から町の用心棒を依頼させる。
非道な領主デニムからフェルドの町を守るために用心棒になったシャスターは、町を襲ってきた領主の軍と戦うが、その時誰もが予想しなかった意外な行動をとる。
そんなシャスターの行動は、のちにレーシング王国全土を巻き込む大きな戦いへと誘っていくのであった。
自由気ままな少年シャスターと、正義感の強い少女カリンを中心とした冒険談です。
長編となりますが、読んで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:26:27
1303920文字
会話率:39%
絶望の淵にいた田中ケンタは、東京で謎めいた女性エジェニー・デュモンに命を救われる。多言語を操るパリ生まれのエジェニーは、彼をマンダリン オリエンタル 東京の豪華なスイートに招き、未来への希望を与える。
エジェニーの誘いで、ケンタは彼女の友人
たちを訪ねる旅に出る。ベラルーシでは、病弱な妹を育てる優しいスラヴァと出会い、エジェニーの祖先がスラヴァの祖母を救ったという家族の絆を知る。スペインでは、魅力的だが同性愛を隠すディエゴと会い、エジェニーの父ピエールの死後、義父ヴォルデマーが彼女の母エレナに暴力を振るっていたことを聞く。ドイツでは、摂食障害とうつ病に苦しむエマと再会し、ヴォルデマーがエレナを殺害した現場を目撃したという衝撃的な事実を知る。ナポリでは、かつて犯罪に手を染めたマルコが、エジェニーの導きで故郷のために尽力する姿を見る。
パリでの二週間、ケンタとエジェニーの間に深く美しい愛が芽生える。しかし、エジェニーは自身の不治の病(ケンタは未だ知らず)ゆえに、彼を深く愛しながらも、未来の苦痛から守るため距離を置こうと葛藤する。そのため、ボルドーへ旅立ち、そこでエジェニーは失われた子供時代への郷愁を深く感じる。友人たちの告白を通して、ケンタはエジェニーが背負う過去の重さ、そしてヴォルデマーという人物の闇を知る。ケンタは、エジェニーの愛と友人の支えによって、過去を乗り越え、共に未来へ立ち向かう決意を固める。これは、絶望から救われた男が、愛と友情を通して再生する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:06:29
95782文字
会話率:14%
人類の希望として育てられた少年・レオン。
聖剣に選ばれ、王国に讃えられ、仲間と共に旅を重ね、ついに“魔王討伐”を成し遂げる。
――世界は救われた。
誰もがそう信じ、歓喜に沸いた。
だが、魔王は最期に言い残す。
「世界を滅ぼすのは……我
ではない。お前たち“人間”だ」
その言葉が、レオンの心に消えない火種を残す。
戦いの果てに待っていたのは、祝福ではなく、違和感。
勝利の凱旋の中、王の笑顔、民の歓声、仲間たちの笑顔の裏に、
“なにかが違う”という感覚が確かにあった。
やがてレオンは知る。
魔族との戦争の記録は書き換えられ、和平の申し出は握り潰され、
すべては王国の“拡大と支配”のために行われていたことを。
正義を信じ、剣を振るった自分は、真実から目を背けていた。
斬ってきた敵の中には、守るべき命もあった。
これは、正義を疑った勇者の“反逆の物語”。
かつての仲間と訣別し、今度は“人間の王”を倒すための旅に出る。
剣は、世界を救うためではない。“守りたいもの”のために振るうために。
勇者、世界を滅ぼしに行く。
それは、真の平和を取り戻すための物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:00:00
5869文字
会話率:29%
現代、日本。平和だったある都市を一つの災害が襲った。大きな揺れが大地を震わせ、運悪く一人の男が、地面の裂け目に飲み込まれる。その男は恐ろしくも美しい空間を抜けたとき、いつの間にか異世界の大地を踏みしめていた。剣と魔法が未だ息づく幻想の世界
。迷い込んだ男――――勇輝―――――は体が若返り、その眼には不可思議な魔眼を宿していた。
勇輝は命からがら、ファンメル国・首都オアシスに辿り着き、冒険者として活動を始める。多くの出会いに救われ、異世界からの帰還の手がかりを探していく。しかし、平和な時間も長くは続かず、怪しい魔の手が彼とその周囲に忍び寄る。多くの化け物、謎の組織を相手に生きて元の世界に戻ることができるのか。
「――――あぁ、とりあえず把握したよ。絶体絶命、大ピンチだってな!」
異世界ファンタジー始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:00:00
4027859文字
会話率:50%
「守り、癒し、救え」
冒険者の一人、治癒術士のマールはその日危機に面していた。
レッドドラゴンとのエンカウント、撤退を命じられるが、マールは逃げ切れず、その命もおしまいかと思われた。
だがしかし、突如崩落した大穴からマールは使い魔の黒猫クロ
と共にダンジョンの深層へと落下してしまった。
絶体絶命の中、彼に救いの手を差し伸べたのは……リビングアーマー!?
この冒険は心優しい治癒術士の少年と、地上帰還を助けてくれた自称勇者を名乗る彷徨う鎧、大魔道士を名乗る青白い肌の魔女、ダンジョンで死してキョンシーと化したエルフ族の女性が織り成す、時に笑って、時に泣いて、心優しき者達の冒険活劇。
治癒術士は何を想い、何を成すのか……どうか、見守ってあげてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 18:00:00
420523文字
会話率:43%
廻羽市からかなり歩いてきた。街を襲った化け物"シュレク"から逃れるため、神波市へと向かう。
生命があと僅かで尽きるというその時、ある少女から救われる……。しかし、この少女をきっかけにして世界が狂い始めるていく──。
最終更新:2025-07-28 17:39:01
24792文字
会話率:34%
聖女フラフレは地下牢獄で長年聖なる力を搾取されてきた。
しかし、凄惨な扱いを受け続けてきたフラフレはついに聖なる力を失ってしまう。
国王に利用価値がないと判断されたフラフレは、民衆の罵倒を一身に受けながら国外追放された。
衰弱しき
っていたフラフレは荒野に捨てられ失意の中で目を閉じたが、隣国のフォルスト国王に間一髪で救われる。
目を覚ましたフラフレは、フォルスト王国で手厚い待遇を受ける。
その結果、聖なる力を取り戻すが本人は気がつかない。
無自覚に聖なる力を解放しまくって国が救われていく。
一方、追放した国はフラフレの聖なる力を失ってしまうが貴族にも聖女がいるため、フラフレの代わりを任せる。
だが、フラフレの規格外の聖なる力にかなうはずもなく、国はどんどん衰退していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 17:10:00
220507文字
会話率:50%
主人公の火鳥 煉(かとり れん)は、交通事故で死にかけていたところを化け物の天狗によって救われる。
その際に潰れた左目にはさとりの眼を、千切れた右腕には鳳凰の脚を取り付けられる。また失った血の代わりに天狗の血を補ったことにより、煉は一命を
取り留めたものの、ひとでありながら人でない者(化け物)になってしまう。
突然、人から化け物になった煉に対し、畏怖の念を持った数々の流浪の化け物と呼ばれる者達が襲い迫る。天狗から煉の護衛を任された妖狐の氷花をはじめ、煉が出会った仲間達と共に、流浪の化け物達との戦いが始まる。
人と化け物のハイブリッドとして、2種族が共に生きる世界を夢見て生きていく少年の冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 15:00:00
37242文字
会話率:29%