小さい頃から丘の向こうが気になっていた。
何年か経ち、好奇心は消えぬまま、工業化が進む田舎の町を生きる少年の想い。
最終更新:2014-10-26 23:51:34
1991文字
会話率:41%
ある日を境に、人類史は工業化の一途を進む。ロボット工学の推進化によって、自分で考え行動する人工知能の強化型である【独立起動体(ヒューマノイド)】は全世界へと発信された。忠実にしかも最高レベルの仕事を行うそれに、世界中が圧巻の声を漏らした。
だが、その余韻が続くのは10年程度である。それから、人間に飼いならされたはずの【独立起動体(ヒューマノイド)】は、一体の【独立起動体司令塔(マザーヒューマノイド)】の一言によって、全人類に牙を向ける。画して世界は崩壊の一途をたどった、だが、そんな中に一縷の希望とも呼べる人類史上最強の少年少女達が現れた。これは、近代化に伴う行き過ぎた科学技術が巻き起こした人類滅亡の計画に抗う、神に選ばれなかった者達のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-25 22:04:24
4949文字
会話率:12%
年末のある日、日中外務次官による領土交渉が行われていた。
中国側の理不尽な要求を受け流していた日本は突然方針転換し、中国を挑発する姿勢を明確にした。外務次官は最後通牒ともいうべき言葉をつきつけたのである。
江戸城で徳川家康が家臣に戦法
研究を命じたことにより、その後の歴史が激変してしまう。その戦法は初歩のミサイル戦であった。それにより家康は、関が原の闘いでも大阪の陣でも多くの将兵を失わずに天下を掌握する。そして家康は織田信長と語り合った理想を実現すべく制度を一変させた。
新兵器の改良のために外国からの技術導入が盛んになり、そこで培った語学力と外交交渉術で大国からの不当な条約をはねつけ、黒船を拿捕してペリーを外交顧問としてしまう。そしてイギリスから技術導入を図る一方で対等な同盟関係を築く。
王朝崩壊による経済破綻のため乞われて朝鮮を併合したはよいが、民衆の低い意欲に困惑しながらも工業化を促し、国力を充実させ、日露戦争や第一次大戦を経てイギリスとの関係をより密接にする。
ペリー事件を根にもったアメリカによる無通告攻撃が第二次大戦を引き起こしたが、新兵器で反撃。アメリカ国民の厭戦意識を誘い、降伏させて国際社会の中枢を担うことになる。
ヒトラーはイギリス航空隊により爆殺され、ドイツはイギリスに降服。時をおかずイギリス連邦の一共和国となった。
又、権力闘争に敗れた中国人が再起を誓った台湾は、独立を果たしたものの財政破綻に陥る。国民の総意で日本に援助を求め、日本の準州となる。
精密加工技術を武器に、高度な慣性技術を獲得した日本は、自爆回路を組み込んだ慣性基盤を輸出し、世界のパワーバランスを握る。
日本の技術供与により国力を回復した中国は、周辺国と紛争を繰り返し孤立。経済が立ち行かなくなる公算が大になり、国民の不満を外に向けさせるために領土問題を提起する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-11 19:00:00
232920文字
会話率:37%
その大陸は西と東に分かれ戦争をしていた。
工業化の著しい西、自然豊かな東。
新たな資源と土地を求め侵攻する者達と、母なる大地を守り通さんとする者達。
出自の全く異なる二人の出会いから、世界すら揺るがす物語が動き出した。
最終更新:2013-07-27 05:17:57
501文字
会話率:14%
工業化と資本化で魔法を忘れた国、永遠国。この国でいきなり起った国王軍の暴走、しかしそれは陰謀だった!?
陰謀に巻き込まれ逃亡した元王子・瑠璃と陰謀で多くを失った農家の娘・空呂。
荒れたこの国で自らの運命を切り開こうとする二人。
立場の違う二
人の再会は何を生むのか?
それぞれの意志が陰謀のすべてを明らかにすべく集い始める。
空席の王座、陰謀を巡るファンタジーです。恋愛とさまざまな葛藤を絡ませながらの長編になる予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-09 16:19:44
93329文字
会話率:24%