人の家を覗くことが趣味な主人公。幼い頃から人のことを観察するのが大好きで、他人のことばかり見ていた。大人になってもそれはやめることが出来ない。今日もいつものように人の家を覗き、自分の家に帰ったのだが、次の日に目が覚めたら目がひとつ増えていた
。お腹に出来たその目はただ、まばたきをするだけで害はないようだった。しかし、気が付いたら目はだんだんと増えてきて……。目が増えてくる恐怖、消えることのない目、そんな異常な状態に主人公はおかしくなっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 09:12:29
6979文字
会話率:10%
通勤中に起きたあることがきっかけで、私は自分が最近「悪夢を見ていた」ことに気付いた。そしてその「あること」も悪夢同様、私を少しずつ蝕んでいくような気がして……そんなイヤなこと続きから抜け出すために、私は自分のラッキーアイテムを探し始める。平
和な日常を取り戻すための探索が、いつしか、大きなある事件へとつながってしまう……。
■ 2013年に書いた作品を、2015年、mixi「THE 怖い話」コミュニティのイベント参加のために加筆修正いたしました。
2018/9/8 なろうさんの仕様変更によりジャンルが長らく未指定になっていたのを対応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 09:02:44
21405文字
会話率:19%
私は山利清香と申します。古くから名を轟かせる藤井家。そのお嬢様である葉子様付の、使用人をしておりました。私は葉子様を敬愛しています。ですから、彼女が黙れと命じるならば、私はどんなことも口には出さないつもりなのです。
これは、とある屋敷の、
使用人の話。※夏のホラー2013参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 08:19:32
13175文字
会話率:5%
SFホラー短編集「ワールド・エンド・ガールフレンド」。
ぼんやりと眺める景色は、いつもと変わらない物だった。変わりばえの無い日常を送る高校生、ケンジ。ふと気付いた時、彼は見慣れた公園のブランコに座っていた。
どうして俺はこんな所に
居るんだろう? 見上げると空は暮れかけ、レモン・イエローに染まっている。珍しくも無い光景だ。幼い頃から見慣れた風景の中に、ヒマワリの花が風に揺れていた。
とりとめの無い生活を過ごす高校生の物語「リトル・グッバイ」から始まるSFホラー短編集。ラインのように繋がっていく人の輪の中で、表裏一体の愛と恐怖を描く。
閉じ込められた光の環の中で、人は愛と幻想の狭間を彷徨うのだろうか。「リトル・グッバイ」の他、表題作「ワールド・エンド・ガールフレンド」、「さよならのタイミング」を収録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 07:41:33
29976文字
会話率:20%
あなたを殺したのは誰?
最終更新:2013-08-13 07:38:35
8845文字
会話率:21%
曲がった男が、曲がった斧を手に取り、曲がった軌道を描き、真っ直ぐな首を掻き切る。真っ直ぐな首は、真っ直ぐな管の中に入れられ、真っ直ぐな身体は真っ直ぐな溝に押し込まれた。曲がった男は、曲がった部屋にいる―――
A man who is be
nd has an axe and it draw bend orbit to cut the straight head. A straight head was put in straight pipe and straight body was put in straight ditch. A bend man is in the bend room---
とある夏の日に起こった、殺人事件
発見された遺体には奇妙な特徴があった。
犯人を特定するものはなく、遺体の身元も判明しない――
なにもワカラナイ
曲がったモノは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 06:35:17
6426文字
会話率:6%
■【ホラー/シリアスめ/全10話】■殺したい……俺は欲求不満だった。仕事でも、生活でも、独りぼっちだった。いつか、刃物でも持って大暴れしてやるんだと夢――見てた。「初めまして。私の名はドンキー。『ドリームランド』から来ました、よろしくね」…
…そこには、現実世界に居る俺たちが設計や設定されたものがたくさん居るらしい。彼らは『呼ばれる』まで、出番を待っているのだという。「あいつらは他人だ。全くの他人。それなのに、何で……」感情を抑えた声を出すと、彼女は言った。「殺したいんだ……でしょ?」――これは、夢じゃなかった◇『夏のホラー2013~怪談咄に集いましょう~』企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 05:39:20
44965文字
会話率:37%
父は実家の工場を継がせたい。
息子は幼い時からの夢である漫画家を目指したい。
口論の末、両者はある勝負をすることにした。
1年以内に受賞を取ること。取れば勝ち、漫画家を目指せる。できなければ負け、実家を継ぐことになる。
――決着も
あと1ヶ月。残りのチャンスは1回だけ。
そのころからある夢を見るようになった。
突然、目の前に光が広がり、次いでクラクションがうるさく鳴るのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 04:37:43
3931文字
会話率:18%
あなたは夏期休暇を利用して、久々に帰省することにした。
さびれた地元駅前の風景は見たところ、昔とほとんど変わっていないようだが、さほど懐かしさは覚えない。むしろその進歩のなさに、呆れに近い感覚さえ抱いてしまう。
昼間だというのに人通りもまば
らな田舎の商店街を、ぶらりと歩く。するとあなたは、ふいに見覚えのある顔とすれ違う。
「あれ、お前もこっちに来ていたのか。奇遇だな」
小中学が同じで、その頃よく一緒に遊んだ友人。まともに会うのはもう十年ぶりだ。
あなたは彼と共に、近くの喫茶店に入ると、再会を喜びあった。話題はやがて互いの近況や生活状況、仕事内容等へと、とりとめなく移ろっていき、最終的には思い出話となった。
さて、しばしの歓談の後、一度手洗いに立ったあなたが席に戻ると、友人が言った。
「なあ、昔話ついでに、ひとつ聞いてもらいたい話があるんだが……」
先程と比べるとどことなく改まった調子で語りだした、奇妙な話。
―――『あれは、俺たちが小学校6年生のときだったかな。クラスメイトに、クロカワっていう女の子がいただろ?』―――。
はじめは何の気なしに聞いていたあなたは、次第にその話の内容に胸騒ぎを覚える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 04:02:41
12482文字
会話率:7%
32年前にとある高校で起こった火災事故。その事故で多くの生徒たちが犠牲になった。
だが、時が過ぎ、学校では、犠牲者の霊が出ると、面白半分の肝だめしが流行り出していた。
俺こと、榊隼人には、そんな霊たちの姿が視えた。
”今年の北校舎はおぞまし
すぎる。弔い明けを宣言された浮かばれない霊が、こぞって友を間引きにきているから”
他の奴など、どうなっても構わない。けれども、俺は守ってやりたい。元カノに似た、あの少女だけは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 03:54:19
9095文字
会話率:40%
アパートにやってきた新しい入居者二名の生活を描いた物語。
最終更新:2013-08-13 03:27:54
14689文字
会話率:14%
大学時代、僕は派遣のアルバイトをしていた。
これはその時に体験した、不可解で、呼吸が苦しくなるほどに不愉快な出来事だ。
今でも僕はあの時のことを思い出すと背筋が寒くなり、あの気持ちの悪い反吐が出る臭いがまとわりついてくるような気がして
ならない。
日本が異常に暑く蒸したあの年の夏、僕は何度季節が巡っても決して忘れられない嫌な思いをしたのだ。
そして、僕を見ていた、あの影のこと。
夏の暑い日の異常はいつまでも僕を蝕んでいる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 01:49:37
15823文字
会話率:17%
私が足繁く通うバー「壺中天」。その女主人がある日、店の名前の由来となった「壺中天」の話を聞かせてくれた。そして私に店と同じ名前のカクテル「壺中天」を飲ませてくれると言う。彼女に勧められるままに「壺中天」を口にした私は、奇妙な体験をすること
になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 01:10:16
7564文字
会話率:50%
三隅 透。
彼女は全てを『察す』ることが
出来た。
昔、
両親が事故に遭うのを察した。
もっと昔には、
祖母が突然死することを察した。
物事の結末を全て見通せる彼女の人生に
挫折と失敗はなかった。
誰よりも自分の能
力に自信を持っていた
彼女の人生は誰よりも輝いているように
見えた。
だが、犬も歩けば棒に当るように。
彼女もまた、
その過剰な自意識が仇となり
重大なミスを犯してしまう・・・。
これは前日譚である。
後に語られることとなる
噂話が出来るまでの経緯の
御話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 00:06:20
15645文字
会話率:15%
助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・
助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・
助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・
助けて・・助けて・・助け
て・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・
助けて・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・タスケテ・・助けて・・助けて・・助けて・・助けて・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-12 23:09:58
8953文字
会話率:28%
とある日にちに、とある屋敷でゲームが開催された。そこには10人の人たちが集められ、そこにいた人はこう言った。
「只今から、あなたがた10人でゲームを行ってもらいます。ルールはご自分でお探しください。ただいえることは、 死なない でください
。」
と、
こうして、俺達の長く短いゲームが始まった。恐怖と疑いのゲームが。
誰も信じるな
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-12 22:48:19
10161文字
会話率:54%
自分によく似た人間がいるらしい。会社の人間は僕だと言うが、身に覚えは無いので他人の空似に違いない。しかし僕は、友人から『ドッペルゲンガー』の話を聞かされて怖くなる。なんでも、自分のドッペルゲンガーを見た者は死ぬらしい。だとすると、僕の命はも
う……?
※『夏のホラー2013』に参加する筈でしたが、うっかり事前申請を忘れたのでボツになった作品w
※若干BL風味ですのでご注意ください。
※自サイトおよびFC2小説にて同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-12 19:58:24
7502文字
会話率:50%
クルトは黒い森と呼ばれる広大な森林の中にある小さな村に住むバイオリン奏者。貴族のサロンで演奏しながらいつか名を馳せることを夢見ている。彼は森の中の館で戦争に行った夫の帰りを待つローゼマリアという女性と出会い、恋に落ちる。もとは歌手であった
彼女はクルトのバイオリンに合わせて歌うことを楽しみにしていた。
しかし黒い森に残虐な獣が現れ次々と人を襲う事件が発生する。クルトは危険な森からローゼマリアを救い出そうとするが……。
ドイツの黒い森(シュバルツバルト)をイメージした架空世界を舞台に、『耳なし芳一』物語をベースに創ったファンタジーホラーです。直接的な恐怖よりも、人間の情念や執念の恐ろしさ、愚かしさを描いた物語です。
※夏のホラー2013参加作品※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-12 19:00:00
43495文字
会話率:31%
この学校には七不思議というものがない。時々、あそこは出るよとか、昔ここで自殺した人がいるらしいよとか、噂したりするだけだ。この学校には面白味のある奴がいないからだ、と千尋は認識している。(本文より抜粋)
杉山千尋の唯一の趣味は、夜の学校
に忍び込むことだった。
「何をしているんですか、杉山さん」
無気力教師、和泉に出会ってしまった運の悪いその日、夜の学校は千尋の知らない場所へその姿を変える。
追ってくる。あいつらはどこまでも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-12 17:21:38
7942文字
会話率:35%
向かいのアパートの部屋から毎晩聞こえる「声」に苦しめられていた少女が、
ある夜、幽霊の少年に出会い、不思議な学校へといざなわれる。
最終更新:2013-08-12 12:15:58
3996文字
会話率:18%