死後、閻魔大王によって六道の一つ、地獄道へと落とされることが決まった天見猛。そのことを理不尽と感じた猛は脱走を図る。刑の執行前に地獄の鬼の隙を突き、抜け出した先は――修羅道であった。
戦いの日々。生き残るためだけに他者を殺す。そこは地獄から
も隔離された世界であった。しかし、理を無視して迷い込んだ猛は『お前の物は俺の物』という餓鬼道の概念も持ち込んでいた。殺す事で他者のエネルギーを奪い取り、やがては日の当たる世界へと舞い戻る。
「さあ、新たな人生を楽しむか……」
地獄に行くはずだった男が異世界にもたらすのは混沌や絶望か、それとも幸福か……。
※超不定期連載。気分転換をするときに執筆・投稿します。そのため残酷な描写が他の作品に比べて強い傾向があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-18 16:30:41
65638文字
会話率:9%
高校二年生相生梓。ある日地獄に迷い込んだところ角をはやした父を発見。その後まあ色々あって、見事地獄の雑用を押し付けられるようになりました。もう嫌だ。なんて呟いてるうちにトントン拍子に進む出来事を梓は…傍観するはずがことごとく巻き込まれてしま
います。(実際の地獄とは多いに異なります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-17 15:42:52
2514文字
会話率:57%
ごく普通の中学生である吉原郁人はある日の晩に拉致されてしまう。
目を覚ますとそこは妖怪の世界=あの世《アンダー・ワールド》だった。
その世界で一番偉い閻魔様の勝手な思い付きで、郁人を使って新妖怪を作り、人間界に新しい妖怪ブームを作ろう
と企む。
しかし、死んだ人間と違い、壁をすり抜けたり、透明になれたり出来るはずがなく、それを三人の家庭教師――九尾の狐、魔女、メリーさんを付けて、生身でも出来るように訓練させられる。
そこでの生活にも慣れ始めた頃、郁人は不思議な夢を見始めた。夢なのに、実際に体感してしまうほどのリアルな夢に郁人は精神的にも参りかけてしまう。その夢を三人も見ていることが分かり、そのことを閻魔様に相談すると、三人が郁人の前世の恋人だと判明。郁人がここに連れて来られた真の理由と同時に前世の記憶を取り戻した三人は、あの時、出来なかったことを今、実行しようと甘え始める。
三人がそんな変化を見せる中、郁人も同じように訓練の成果が現れ始めた。
郁人の変化に伴い、町ではある事件が起き、「その犯人が郁人ではないか?」、と疑われてしまう。閻魔様もしぶしぶ町に住んでいる住人の意見を聞き、郁人を城に泊まるように命じる。
その日の夜、こうなることを狙ったように閻魔が一連の犯人である地獄の鬼に襲われる。地獄の鬼は郁人の前世の魂に紛れ込み、一緒に転生していたという真実が閻魔様によって伝えられた三人は、閻魔様を守るため、郁人を救うため、鬼との戦いが始めるのであった。
OVL文庫大賞に応募しております。
※1 校閲終了しました。もう一回読み直してもきっとまだまだ直す所があると思いますが、区切りをつけるため、終了します。大変ご迷惑おかけしました。
※2 PVが9000超えました。本当にありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-23 12:18:54
133250文字
会話率:45%
〇季節外れの鬼灯は、白い雪上に紅く染め上がった。鬼の御霊はとおりゃんせ。さ迷う女の躯は、まるで夏の蛍のように舞う雪虫の誘いとともに、提灯の燈に似た鬼灯を摘み紅く染まる。愛しき者を待つ御霊を、かつて如何なる刄をもってしても掠り傷一つ付けられな
かった地獄の鬼の角を斬り落としたと伝わる名刀“角落とし”を腰に携えた流浪人に浄化を求めるのであった※どの地方にもよく聞く昔話のひとつでです。ジャンルを歴史にしたのは、物語の源が実話を元に構成されていたためです(盗賊征伐)◆郷土資料提供、昭和・伊原哀護/著、(´з`)y-~~~前トキしろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-12-05 18:01:35
12115文字
会話率:34%