毎日を退屈に過ごしていた学生、池田俊介。
変わらない毎日のなか、ふと前を見ると、思わぬものが思わぬ場所から現れるのだった…
最終更新:2020-10-05 17:39:06
1553文字
会話率:12%
宅配デリバリーの仕事中、配達先の名前を見ると学生時代にクラスメイトだった女の子の名前。同じ名前なんてよくある話。特に気にも留めず、配達に向かい出てきた人はまさかのその人だった。
最終更新:2020-08-21 09:30:26
412文字
会話率:8%
今作はLINEノベル様(https://novel.line.me/reader/novel/9297)にも掲載しております。
修正等を加え転載していきますのでお読みいただくと嬉しく思います。
天宮町という小さな町で暮らす少年は学校に行
くことに何の理由も見つけられていなかった。夢も、将来のこともそんなことはどうでもよかった。この町のこともさして好きでもなかった。それは彼の中の呪縛がそうさせていたから。だから少年は反抗にもならないサボるという行為でデパートの屋上に学校のチャイムを聞きながら寝そべって無駄な時間を過ごす。
トントンとリズムよく刻む音が近づいてくる。黒く長い髪をなびかせた少女とともに。少年と少女の邂逅。
その少女は夜空を探していると言った。大切な空を。その空は色に満ちていて、少女は憧れた。でも叶わない夢。彼女は目が見えないのだから。
彼女は少年と同じ学校で少年と同じ時を過ごしていく。それはごくごく当たり前な光景。彼女は目が見えない、それだけの違いだった。
少年は約束をした。少女に夜空を見せると。星々が煌めく夜空を。
少年は初めて何かを成し遂げたいと思った。それは些細な子供の夢。
些細な夢を少女の為に叶えるために。それは成し得られないことなのかもしれない。けれど少年は少女に誓う。少女には笑顔が似合うから、悲しそうな顔などより笑った顔をしていてほしいから。
少女の深い群青の瞳は何もかも見透かすような気がした。その瞳に少年は恐怖する。だけど少女に誓う。その瞳に星空を見せると。その恐怖は少年自身の弱さから来た怯えだ。だけど言うよ。君と一緒にこの世界を見たいから。それを聞くと少女は笑った。満面の笑みで笑った。まるで今まで悩んでいたことを吹き飛ばすような笑いで。少女も少年に伝える。君の見ている世界を見たいと。
これは当たり前を見る物語。人が色を探していく物語。黒く澱んだ色、白く輝いている色。それは対照的であって似ている。人はそのどちらにでも染まれる。少年少女たちが自分たちの色を必死にもがいて探していく。時には深い深い暗い海の底の暗闇に飲まれてしまうかもしれない。時には自分の色を忘れてしまうかもしれない。
これは少年少女たちが織り成す色の話。澱んだ海の底から希望の空へと羽ばたく話。それが自分たちの色を探求するということなのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 20:52:05
104266文字
会話率:63%
食料は尽き、水も残りわずかという中、砂漠を進む男。
ふと前を見ると、オアシスを見つける。
それは幻か、現実か。
(カクヨムにも投稿)
最終更新:2020-05-15 18:00:00
746文字
会話率:12%
高校生2年生の暁 朔斗(サクト)は極々平凡な高校生活を送っていた。
ある日、高校の帰宅途中によそ見運転してしまっていたトラックにぶつかり死んだ。
天界で神様と名乗る者から「このまま成仏されて人生を終えるか、異世界に転生して楽しい人生を始める
か」と問われる。
サクトはこのまま死ぬより異世界でもう一度生きたいと願い異世界転生することを決意する。
神様の力で異世界に転移するが、転移途中に何者かの干渉を受けて本来行くべき異世界とは別の異世界に飛ばされてしまう。
気づくとそこは見知らぬお城の中だった。
目の前を見るとそこには玉座に座る美女が居た。
「ようこそ異世界の来訪者。我がラスト眷属一同、君を歓迎する」
サクトが転生した先は七人の魔王が支配する魔界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 17:00:00
25190文字
会話率:34%
多少のコミュ力がある普通の高校生、宇治 水沙(うじ みなざ)はいつも通りの何気ない日常を送っていた。
しかし下校時、道端で見慣れない野良猫を見つけその毛並みの美しさに目を奪われてしまう。猫を通り過ぎ、前を見ると前方からは携帯片手に不安定
な運転をする自転車が。それに気付かぬ猫を助けるため、宇治は猫を移動させようと踵を返すが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 19:40:26
5333文字
会話率:22%
前を見ると、黒い頭の群れはずっと先まで続いている。その光景は僕に動物園を想像させた。動物の群れ。群れは圧倒的な力で僕を飲み込む。軽く眩暈を感じて、行列を崩さないようにシャッターの閉まったタバコ屋の前に立って、僕は、吸っていた煙草を捨てた
。僕は、肺に一杯空気を吸い込んだ。新鮮とは言い切れない空気が肺に刺さったが、眩暈はとまった。タバコ屋の隣の店はゲームセンターだった。小学生の女の子が「太鼓の達人」をしていた。親を探してみたけど見当たらなかった。僕は、眩暈が戻ってくる前に僕はひっかけ橋の方向へ歩き出した。
受験に落ち、予備校に通っている「僕」の前に現れた「少女」
蝶ははばたく。現実と幻想の青春物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 13:08:00
4447文字
会話率:41%
「エヴァグリーンの罠」の、グレイとノワールの少し未来の話。
政略結婚した2人は、良き国王と国母になれるのか。
シリーズの中で最もライトな内容です。
最終更新:2019-06-28 18:00:00
2970文字
会話率:15%
ホテルのフロントで働いている健太。
ある日、チェックインをしていると、
見覚えのある顔。
宿泊カードの名前を見ると、
高校の同級生の麻未(あさみ)ひかり。
7年ぶりの再会で声をかけようか躊躇うも、
ひかりは気付いていない様子。
会社の出張で
3ヶ月間のホテル宿泊。
なんとか思い出してもらうと健太は奮闘するも、
どこか以前の彼女とは様子が違う。
実は彼女には秘密が、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-13 01:33:39
507文字
会話率:20%
板垣公一郎、29歳、会社員、身長178cm、体重68kg、B型、誕生日は6月8日、既婚者、
そんな僕が誕生日の仕事帰りに何者かに殺されてしまう。少し体力があるなか前を見ると白い長い髪の子がいた。
起きた時には天国のような、でも少し和国風のよ
うな場所にいた。
そこでは巫女の服を着た人や輪を付けた人々が...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 19:00:00
1609文字
会話率:71%
日々自分の欠点に足を引っ張られ、前を見る事のできない社会人2年目の青年が、ただ生きるだけの何も起こらない日々の生活の中で変化して成長していくことができるのだろうか。
最終更新:2018-04-04 19:41:42
2861文字
会話率:0%
上や前を見ることに疲れてしまった人々の自堕落で退廃的な生活。
下や後ろを見ないと気づけない事、早足で通り過ぎてしまった物を振り返る、狭く小規模な世界のお話
最終更新:2017-03-23 08:18:44
1657文字
会話率:15%
この先は真っ暗かもしれない。でも、真っ暗は真っ暗だからこそ明るく出来るんだ。この命を捨てるなって聞こえるんだ。なにも成し遂げられないかもしれない。結果がすべてじゃない。お前が限界になれば先生が相談相手になる。いや、助けてやる。だから、そんな
時は…だぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-16 21:59:50
1470文字
会話率:19%
母と父から離れたくて上京してきた僕、蓼丸蓮。
……名字はたでまる、名はれん。
おかしな名前だと多くの人に言われる。
僕のことはさておき、僕の住むことになったアパートの話をしよう。
築三十年。綺麗なアパートだ。
名前は……桜荘。
周りの気
がほとんど桜の木だからだろうか。
僕の部屋は201号室。
202号室の人も、203号室の人も今はいないようだ。
ポストの名前を見る限り、202の人は「佐々木」、203は……ろくがつついたち?よ、読みがわからない……。
そして
異様な空気を放っているが大丈夫か……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-11 21:50:21
2478文字
会話率:62%
気付いたら草原にいた。
何故、どうしてそこにいたのか思い出せない。それどころか自分の名前すら記憶から欠如している。記憶喪失である。
それだけならばまだマシだ。
なにせ記憶喪失がマシだと思える光景が目の前に広がっているのだから。
村具円寿が
目覚めたとき、目の前に広がっていたのは空ではなく、地球だった。
そして前を見ると日本まで繋がっている塔がある。
理由がわからない。意味もわからない。だが日本に帰るには塔を登らなくてはいけない気がする。
円寿は傍にいた少女、師追歌菜と共に塔へ行き、他に仲間を増やしながら登っていく。
ただしその道程は険しく、エロス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-16 23:14:42
57622文字
会話率:42%
とある場所のとある時間。止まらない時間。それでも前を見る二人の話。
最終更新:2014-12-02 23:38:18
346文字
会話率:0%
俺とお前、どこで差がついちまったんだ?
売れて行くお前を見るたびに、俺はつい嫉妬の炎を燃やしちまうのさ。
最終更新:2014-10-01 11:10:26
1863文字
会話率:66%
前を見るだけが人生ではないと思うのです。
最終更新:2014-09-08 21:32:28
260文字
会話率:0%
物語染みたことなんて何一つない、都合のいいことなんて起こるはずのない普通な世界。素人作家の少年、空名志紀がある頼み事を引き受け、探し出すお話。
最終更新:2013-07-01 22:49:54
34267文字
会話率:58%