今、学校で噂の「復讐ノート」を手に入れた私。
復讐したい相手の名前と、相手にしたい復讐の内容を書けば、それがかなうという優れもの。
最初はただ、ささやかな復讐だった。
私が困ってるのに、ノートを貸してくれない意地悪な美和を、全く同
じ状況に陥れる。
それは見事に成功した。
そして、小さな復讐が成功すれば、より大きな復讐へと手を染める。
成功により、私は調子にのってしまったのだ。
復讐は復讐を生む。
そんな当然のサイクルさえ、忘れてしまうぐらいに。
夏のホラー2012の企画ということで書いた、初ホラー作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 08:58:16
5809文字
会話率:30%
人を喰らう者――それはただ狩りを楽しむ。獲物は僅かな希望を胸に死から逃れるためにただ走る。閉ざされた硝子の匣ようなこの奇妙な街に出口はあるのか?初ホラー作品です。
最終更新:2007-10-06 15:54:13
6529文字
会話率:22%