後に「世界樹の裾」と呼ばれることになる街、ミラリア。
そこへ至るまでの物語……一人の少女が始めた街作りの物語をここに語ろう。
王国の片隅に存在するミラリアというエルフの住む村は、世界樹があるということすら人々に知られぬまま時を重ねていた。
きっとそのまま……変わらぬまま続いていくはずだった。
けれどそこへ一人の冒険者が訪れる。
その名はハツカ=エーデライズ。ゴーレムを操るドールマスターの少女だ。
彼女はそこで一人のマイスターと出会い、村で暮らすことを決意する。
家族も住む家も持たずに生きてきた……だからこそ、この村でイチから始めようと思ったのだ。
けれどここは何もない村、必要なモノ、欲しいモノ、上げればきりがない。
でも、始めなければ何も手に入れられない。冒険者だからこそできることがあるはず。
そんな彼女の元に、ゆっくりとだが仲間が集まってくる。
同業の冒険者、商売を営む者、冒険者協会の者、流れ者、そして王国に関わりの深い者。
それぞれが、「新しい場所」への憧れを抱いて集まる。
踏み出すことでしか、自分の望む場所は掴めないと知っているから。
これは世界を救う御伽噺でもなく、英雄が華やかに活躍する冒険譚でもない。
――ただ安寧の地を望んだ少女の街作り奮闘記だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-21 22:56:45
111802文字
会話率:27%
高度魔法文明が大変異と呼ばれる災害で滅んでから300年、『神に見捨てられた地』と呼ばれる廃都フイタルミナスに冒険者協会支部が設立された。弱冠17歳の協会支部長アラン・ゴルロールは協会運営で激務をこなしている……。
ある日、本部から偉い
人が来ていいます。
「この支部は利益がでていないから、閉鎖します」
アランの支部建て直しが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 09:46:39
101346文字
会話率:36%
高校生大河平一(おこびらはじめ)は突然の光と共に白いドーム状の空間に108人の見知らぬ男女と共に転移した。
その後108人の中の7人だけが光のコクーンと共に飛び去り、残ったはじめ達はドームの崩壊と共に暗い空間へと落下した。
はじめが落下した
先はいわゆる異世界、剣と魔法とそして神の贈り物『ギフト』が有る世界。
一文無しのはじめは目先の食事と宿代を手に入れる為に冒険者協会へ。
そして、その際自分のギフトが『符術士』で有ることを知る。
大喜びではしゃぐはじめに受付嬢は語る、『符術士』は不遇職であると・・・
この物語は、『符術士』『ゴーレムマスター(限定:直接制御)』という不遇職と言われるギフト持ちの転移者の二人が剣と魔法とドブのある世界でドブ掃除に明け暮れる話である。多分。
この話は、そこら辺にごまんと転がっているような転移モノです。
書き出しからしてテンプレです。
そして書いてる本人は完全な素人です。
文章の書き出しは一マス空けろって小学校で習った気が・・・とか言うレベルです。
生暖かい目で突っ込みつつ読んで頂けると幸いです。
他の名作の合間にでもチョロッと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-15 20:29:52
358013文字
会話率:24%
※現在書き直しを行っています。書き直している話と書き直していない話で噛み合いません。書き直すまでお待ち下さい。完全に書き直すまでお待ちください。※
別々の世界の二つの地球に二人の男の子がいた。
別々の世界のため接点のないように見え
る二人だが、生まれた日に生まれた時間、置かれている体の状態も同じだった。その体の状態とは、二人とも生まれてからの十年間一度も歩いたことがなかった。いや、歩いたことがないだけではなく心肺機能が弱いのと下半身不随のために立つことさえ出来なかった。
十歳の誕生日の夜にいつもとは違う発作に襲われ男の子は、しばらく苦しんだ後に意識を落とした。目を覚ました男の子がいた場所は、病院のベットの上ではなく見渡す限り白い世界だった。
白い世界の主により二人の少年の体の原因が判明した。遥か昔に主によって力を奪われたはずだった神によって魂を別の体に入れられてしまったことが原因だった。
つまり、二人の少年は、生まれてくるべき世界を間違えてしまったのだ。
元の体に戻っても数時間で死ぬと聞かされた二人の少年は悲しみに体を震わせた。そんなときに白い世界の主に打開策を聞かされて希望が生まれた。
本来生まれるべき世界の体に魂を入れ替える。それが主に聞かされた内容だった。本来の体に戻れば正常に体を動かすことができると聞かされた二人は、迷うことなく主の提案にのった。
一人の少年は安全な地球へもう一人の少年は、見たことのない魔物の出る一日一日を生き残るのも危険な世界だった。
危険な世界に行くことになった少年は、目を覚ました国にいることができずに旅に出ることになった。
旅に出た少年は、色々な人と出会い旅の仲間も増え主の加護を受け十歳とは思えない力を発揮し約半年後に目的地の国に辿り着くことができた。
目的の国に到着しても色々なことに出会うことになる。優しい人達、嫌な人達と……旅の間に明確にやるべきことができた少年だったが、未成年のために冒険者協会に登録ができないために探索できる場所に制限があった。目的を果たすのには成人、十五歳になって冒険者協会に登録をするまで待つしかなかった。
人族の大陸の他に四つの大陸があり目的を果たすために五大陸を冒険し人族以外の種族にも出会うこととなる。
何年、何十年かかるのかわからない少年の冒険が始まった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-23 20:39:50
533978文字
会話率:49%
瘴気が立ちこめる世界、ミストガル。
そこでは、五つの国と冒険者協会による統治が行われていた。
五国の内の一つ工国、ミリテスの冒険者であるルディ・ヴォルフォングは夜行人種の少女に出会う。
霊薬ティンクトゥラを巡る旅の物語
最終更新:2013-04-06 09:18:11
27217文字
会話率:41%