西暦1965年。世界は三つの全体主義国家によって支配されていた。嘘と欺瞞で固められた社会に嫌気が差した僕は、自由な世界を夢見て、コールドスリープでの長い眠りにつく。90年後に目覚めた時、僕は一人の少女と出会った――。
最終更新:2017-05-14 20:21:45
11133文字
会話率:36%
閉塞した世界に絶望し、異世界に旅立った集団『フラクシヌス』。
彼等と入れ替わるように向こう側の世界から現れた巨大生物『怪竜』との戦いで地球社会はいっそう全体主義化と社会格差を強めていく。
それから8年、フラクシヌスメンバーだった兄のお
かげで「ここではないどこかへ」の憧れを殺さねばならなくなった少年・桜芝草四郎は潤いのない底辺生活を送っていたが、そんな彼の前に突然、ナイスミドルになった兄が爬虫類人との間につくった娘を連れて帰ってきた。
だがその年上の姪は地球「からの」侵略に立ち向かうために送り込まれた巨大鳥人型機動兵器『ブランシュ・ペロネー』のパイロットで、草四郎は敵味方も定まらぬ闘争に否応なく巻き込まれる。
楽園を目指す者達は新たな可能性を追い求める開拓者なのか、それとも現実からの落伍者(Straggler)に過ぎないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-17 22:40:44
146527文字
会話率:48%
山奥にこもっていた科学者の“彼”は、研究の成果を得て、東京へ出てみることにした。ところが思ってもいなかったことを目にしてしまう……。
近未来SFとして書きました。
最終更新:2014-03-18 13:47:19
40096文字
会話率:51%
人口が五百億を超え、人類は地球の外へ出ることで新たな居住地を得ようと画策していた頃。人類にとって初めての地球外知的生命体――それは人類に限りなく近い姿をしていた――がコンタクトをとってきた。曰く、銀河には様々な知的生命体が存在し、全体主義
を成している。アーソイド(地球人類)も歓迎する、と。
人類は異星人の協力で人類を銀河系へと旅立たせる〈星の庭計画〉を実行。地球人類は晴れてアーソイドとして、銀河中の知的生命体があらゆることを取り決めている組織――〈知の全体会〉に参加した。
〈知の全体会〉によってもたらせた波動を観測する器官――共臓(シンサー)を持つ共感者(シンソイド)を養成する必然性が出てきた地球人類は、母星である地球に学校を創る。
それが地球人類教育重合機関(アーソイド・エデュニティ)であり、目的に応じた四つの機関を作り出した。
その中で、「全体にとって危害を加える可能性が十分に高い」とされる問題児ばかりを集めたDクレイドルに、地球人類が〈知の全体会〉に加わった二百年後、新しい問題児が加わることから物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 22:32:05
23565文字
会話率:47%
架空の全体主義国家「アシハラナカツクニ」では活力ある正しい人間を育てるため「童貞法」が制定され、全ての国民は成年までに自由恋愛によって童貞(処女)を喪失しなければいけなくなった。
童貞・処女のまま高校3年になった人間にはある日突然、「プログ
ラム」と呼ばれるゲームが始まる。それは中央サーバーから送られてくる指示通りに行動し、そうすることで「自由恋愛」をしなければならない。そこで童貞喪失に失敗すれば「退廃思想者」として処分される。
高校三年生・天樹司郎にある日一通のメールが届く。それは彼の精子をかけた戦いの幕開けであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-18 00:02:54
12001文字
会話率:47%
全体主義と個人主義の習合が起こった。
最終更新:2006-07-18 19:38:05
689文字
会話率:10%