寒くなってしまった地上。地下に逃げ延びた人々。失われた文化。彼らは生きるために、不可侵領域となった地上へと子ども達を送り出していた……。
自身のHPにも掲載しております。そちらは毎週金曜日に作品を更新しております。
最終更新:2014-11-18 00:11:49
5845文字
会話率:56%
―2050年。宇宙から、ひとつの隕石が飛来した。大気圏 で蒸発したそれは、特殊な物質を撒き散らした。その物質 は、とてつもないエネルギーを内包していた。世界はこぞ って開発を試みたが、ついには成果を挙げられなかった。 ちょうどその時期日本が
その物質を用いてある技術を開発 した。未知の技術『異人化』である。日本が世界に先駆け 、その物質を価値ある物にしたのだ。それを記念し、その 物質に、GFMと名付けた。『異人化』により異人となった 人間達を人々は、ウィズ―Wiz(ある新聞記者がWizardから とった)―と名付けた。異人もといウィズ達は、皆不思議 な力を身に付けていた。ある者は、体から炎を発生させた り、またある者は、体をバラバラにさせられても死ななかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-27 17:21:08
688文字
会話率:40%
天才科学者【マシヤ・シェヒナー】の生みだした夢の万能エネルギー【EVA(命)】。だがそれは地球を破滅させる切っ掛けとなってしまう。暴走するEVAプラントから生み出された異次元渦【ウォール】は光すら飲み込む不可侵領域となり、ウォールに巻き上げ
られた水蒸気は極地方に氷河期をもたらす。その滅びの病に冒された地球に住む人類が生き延びる為に始めたのは第三次世界大戦だった。
――そして数々の不可解な事件や事象を乗り越え、僅かに生き残った人々が死にものぐるいの努力をして地球を復興させてから38年が過ぎた。ようやく以前の暮らしに近い生活を取り戻す事ができ始めた時、人々の暮らしの影で封じられる事の無かった旧支配者たちが再び甦ろうとしていた。
――主人公の小碓蒔梛は17歳の高校二年生だ。
戦災孤児である彼女は持ち前の才能で周囲の注目を浴び、ファンクラブまである地元のアイドルだった。しかし、その人気が過熱し暴走した結果、とある事件に巻き込まれてしまう。大勢が死傷する事となった事件のせいで彼女の評価は一転し、戦災孤児である彼女を中傷する噂に苦しめられる。彼女の唯一の味方は同じ孤児院で暮らす親友の栗山理恵だったが、理恵の思い人であり蒔梛の幼馴染みでもある櫟章吾が蒔梛を庇って傷ついたせいで理恵は蒔梛を憎むようになる。学校と施設、どこにも居場所が無くなってしまった蒔梛の元にある日、一通の手紙が届く。そこには蒔梛の祖父である人物が死去した事と、その財産である世界的に有名なエリート校である『わだつみ学園』を蒔梛に譲る旨が記されていた。
これは某所で発表した「ダイバー」の続編の話になります。
「デウス エクス マキナ」短編でも楽しめるようにしておりますが、前作の続編という構成上、序盤での説明が多少過多になっている事をご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 15:22:27
166171文字
会話率:55%
研究熱心な母親の失敗により、異世界と現代を行き来する事になった少女―樋野坂玖瑠深。微かな違和感を抱きつつ、母親の話を黙って聞く事に…。
最終更新:2007-09-05 14:22:48
2307文字
会話率:52%