中学二年生くらいのことだ。
様々なものを擬人化し、妄想して楽しんでいた俺はついに妄想の極致へとたどり着いた。
朝起きれば目覚まし時計が擬人化し、外を歩けば電柱が擬人化し、ゴロゴロしてればスマホが擬人化する。
最初こそ全部が全部美少女
になって嬉しかったが、だんだんと普通のものを普通に使えないことがもどかしくなってくる。
そんな日々が続くこと早二年。
まだまだ俺の妄想力の向上はとどまることを知らず、最近では感触まで想像できるようになってきた。
「スマホが柔らかい?!」「リュックサックから二つの双丘を感じられる、だと……」
俺は、俺が物に話しかけたりする姿に周りからドン引きされながらも、まあまあ普通の生活を送っていた。
しかしそんな俺にも非日常が襲い掛かってくる。
※マグネット! にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 21:00:00
59507文字
会話率:41%
異世界転生という概念が「異世界渡航」に変わり10年、スマホは3Dホログラムになったし、火星に行くノリで異世界に行けるようになった時代。異世界は夢物語の舞台から、フロンティアへと変貌した。
私青島ヒメ、中卒19歳のソープ嬢、リュックサックにタ
バコを詰め込み、バイトで異世界、行ってきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-22 02:15:27
7312文字
会話率:62%
宿無しで文無しの茶屋町萌々香(ちゃやまちももか)は、美しい青年が食べるストロベリーパフェからこぼれ落ちた苺を拾い食いするほど、腹が減っていた……。
パンパンに膨れたリュックサックを背負って、家もなく、仕事もなく、頼る人もなく。そんな崖っぷ
ち状態の萌々香を、武良咲翠(むらさきみどり)はクライアントとして逆指名する。
ワガママで退屈な便利屋と、ホームレスなりかけ女子が出逢うことで、本人も知らないお互いの奇妙な『秘密』が、少しずつ暴かれていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 02:17:29
18534文字
会話率:52%
古びたリュックサックを背負って、汚れたスニーカーを履いた。
何もない。
目的もない。
帰る場所しか無い。
感じる心。それひとつを持って、玄関を後にした。
一人、旅に出る。
最終更新:2016-06-20 00:45:50
581文字
会話率:0%
その駅には噂があった。化け物が出るという。その日、佐野隆は終電を逃し、始発前の駅にやって来ていたのだが……
最終更新:2016-05-21 12:31:06
3164文字
会話率:27%
引き篭もり歴も十年と歴戦の勇士である鷹斗は、ある日、目が覚めるとリゾートアイランドに放置されていた。そばに落ちていたリュックサックにはサバイバル用のキットと、黒い手紙が一通。
あぁ、これは、アレだ。どうせ殺し合いをさせられるんだろう?
陳腐な設定だと鷹斗が鼻で笑いながら読んでみた手紙の内容は違った。
要約するならば「頑張って一年間生き残ってね? 暴力は嫌いです」。
こうしてデスゲームではないがサバイバルゲームでもない、一年間のサバイバルライフが幕をあける。
十年間、磨きぬいてきた脂肪は時には味方に、時には敵に、鷹斗のグルコサミン&コンドロイチンを探す冒険の一年が始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-30 18:24:42
173135文字
会話率:20%
今はおよそ1000年前、自らを魔王と呼ぶ者が現れた。奴は魔族達を束ね、人々へ牙を向ける。なす術なくいろんな村が消え、国が滅んだ。戦火は拡がるばかり、人々は己が生と幸せを諦めた。そんな時、自らを勇者と呼ぶ者が現れた。彼は優れた力と知恵、そして
勇気を持って魔王軍に挑んでいく。旅を続け、仲間を集め、魔族の侵略を防ぎ、遂には魔王を封印した。人々は平和が戻ってきたことを歓喜し、勇者達に感謝しその武勇を崇めた。それから永い月日が経ち、人は再び栄えいくつかの国が生まれた。しかし、平和を奪うものがまた現れた。生き残った魔族達の子孫である。彼らは復讐の火を絶やさず、気を熟すのを待っていたのだ。魔族達は魔界連合を立ち上げ、世界へと戦線布告をした。人々は恐怖に慄きながら、伝説の勇者の帰還を待ったが、終ぞ勇者は現れなかった。そこである王がこう考えた。「勇者が来ないなら、作ればいい。」様々な国々を集め勇者同盟を結び勇者協会を設立、世界中にとある御触れを出す。「これより勇者は免許制とする!協会に認めらた者全てが勇者である!!」そうして、力ある者や学のある者、はたまた裏の世界で生きる者などの多くが勇者になって、魔界連合と戦った。その後勇者という肩書きは、勇者同盟の加盟国において最上級の特権になり、勇者でありながら悪業や非道を行うものが続出する。そんな勇者達を人々は皮肉として、‘勇者賊’として揶揄した。それはこんな世界で、闘争にも権力にも興味がない少年が、自分の夢の為だけに勇者になり、不思議なリュックサックと旅をする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-27 03:29:45
1675文字
会話率:64%
お久しぶりの投稿です。
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最終更新:2015-11-25 00:16:07
682文字
会話率:3%
少し勉強が出来るだけでごく一般的な中学生だった佐那湧一は土砂降りの雨の中家に帰る途中、近道のために寄った公園で猛烈な頭痛に襲われ、意識をなくす寸前、異世界・ロザ・ファモリナの荒野に投げ出される。一緒に召喚されたらしいリュックサックに入ってい
た食料と水でなんとかしばらく命を繋ぐが、酷暑地域だったため水が不足し、次第に脱水で衰弱していく。死にかけの湧一は傭兵の少女・フィズに助け出され、近くの町まで連れてこられる。そこで湧一はフィズに自らの置かれた状況を全て話し、フィズは帰る場所がないなら、と一つの仕事を紹介する。それはフィズと同じ、傭兵だった。湧一は生活のためとはいえ人を殺してもいいのだろうかと苦悩しつつも銃を取り、普通と少し違う近未来風異世界で生き抜いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-04 04:11:59
7483文字
会話率:26%
これは地上に舞い降りた変な天使のお話。
最終更新:2011-04-25 07:00:00
4875文字
会話率:45%
早朝、出かけようとする冬子に母・和美はある事を思い出し、不思議な話しをし始めるのだが……。
最終更新:2008-08-15 19:15:39
3492文字
会話率:21%