彼女は256の世界を視る――。
ネット依存症の女子高生、岩瀬寧音はある後遺症に悩まされていた。
手放せない携帯を片手に、家ではデスクトップの前に張り付く。
学校へ、そしてヤブ医者の精神科へ通う日々。
そんな閉じ籠もった日常にある日突然、
寧音のブログを見た、
と言う宇宙関連企業に勤める人物から謎のメールが送られてくる。
寧音はそれをきっかけに、自分を悩ます後遺症を知り、
唯一の治療法であると言われる、メビウス計画に荷担する――。
それは背後で蠢く陰謀と、自らがハッカーへ墜ちる始まりの、
世界を救わないお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 11:38:25
103036文字
会話率:21%
◆上京してミュージシャンになる事を夢見た奈緒…しかしその夢は叶う事なく、奈緒は事故で他界する◆奈緒を失って失意にくれる慶太郎。そんな慶太郎のもとにある日一本の電話が…相手は死んだ筈の奈緒だった。奈緒は自分が死んだ事を知らず、東京で音楽活動を
していると思い込んでいた◆「奈緒の歌を皆に聴いて貰いたい」…その思いから慶太郎はPCで曲を完成させ動画サイトに投稿する。しかし声質が初音ミクに似ていた事から、奈緒の歌はVOCALOIDと勘違いされてしまう。やがて慶太郎はボカロPとしてメジャーからのオファーを受けるが…◆ニコ動を舞台にしたデスクトップミュージシャンの夢と恋の物語◆連載形式全35話。PIXIVにも同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-30 16:00:00
26297文字
会話率:23%
一本の電話。親友が死んだ。俺はあいつとの約束をはたさないといけない。先に死んだ方のパソコンを回収しHDD粉砕しようという半ば冗談まじりの約束だ。だが今や本気で取りかからなければならぬ使命となった。詰め込んだエロ関係のデーターを家族に見られて
もいい奴なんざいないだろう。
首尾よくパソコンを助けだす事は出来たが好奇心に負け電源をポチってしまう。そこで俺の目にうつったのは、デスクトップの片隅で剣と盾を持ち休みなく足踏みをするドットで描かれたファンタジーなSDキャラだった。どうやらあいつの自作3DダンジョンRPGのアイコンらしい…。
*注意* 本作は架空の3DダンジョンRPGプレイ日記風小説です。3DダンジョンRPGプレイヤー向けに書かれており、プレイ済みの方には説明不要と思われる情報は端折ってお話が進みます。そのため未プレイの方が読むと理解不能な用語・表現が登場するかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-03 20:54:44
72917文字
会話率:17%
【1~9】まったく同じ夢を3日連続でみた主人公。ふと思う。これは正夢? 逆夢? 夢の検証に出かけた主人公を待っていたのは、相性の悪い自販機。美しすぎる郷土史家。ネット通販会社の超ハイテクわらぶき家のお婆さん。わらぶき家に招待された主人公の耳
に突然「ロックオン」という言葉が聞こえてくる。だがその声は他の人間には聞こえない。「声だけオンナ」が言う「むかえに来ると言ったから、ずっとあなたを待ってたの」しかし主人公にそんな記憶はない。【10~22】主人公にお婆さんが言う「あんたに一目惚れした女の子がいるんだ。紹介してあげるよ」だが相手を勘違いした主人公はそれを断る。土産にもらった古いノートパソコンと共にわらぶき家を出たあたりから主人公の記憶が遠のく。アパートに帰り着いた主人公を待っていたのは「声だけオンナ」だがそれはストーカー女ではなく、土産にもらったノートパソコン。夢と現実の区別がつかなくなった主人公が出した結論。これは会話機能付きパソコンに違いない。【23~33】夜中の12時までノートパソコンを一人の女性として扱うことに決めた主人公。パソコンのパスワード解析も兼ねて外食に出かけるが、思いつかない。人材派遣会社から電話。愛用のデスクトップを立ち上げると異音。話は10年前のパソコンショップに飛ぶ。店長との会話を回想するうちに、お婆さんからもらったノートパソコンが研究開発費数千万円のプロトタイプパソコンだったことに気づく。しかしパスワードは不明。【34~55】どうしてもパスワードを思い出したい主人公。昔習った「脳サーチ法」を実践。パスワードは、プチ記憶喪失に陥った主人公の口からこぼれ出る。【56~92】眠りから覚めたノートパソコンとの会話の中で主人公の持っている運について意見が別れる。ジャンケンで勝ったことがないという主人公にパソコンが言う「じゃあ、試しに、やってみれば」ということで予約電話さえ繋がらないことで有名な幻の焼酎の入手にチャレンジ。さあ、これからパソコンとの楽しい会話が始まる。主人公はそう思うが「私はパソコンでもなければ人間でもない」という言葉を巡って応酬している間に事態は思わぬ方向に向かう。気がつくと二人は白い空間の中に浮かんでいた。パソコンが言う「あなたはすでに死んでいる」【93~102】しかし、元の世界に戻る方法があるらしい。ただしチャンスは一回。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-29 21:22:14
242278文字
会話率:28%
パソコン型文芸委員会、1年。たかなりお。
最終更新:2013-07-17 00:24:35
2333文字
会話率:62%
人は皆、些細な出来事で絶望したことはあるだろう。
僕で例えるなら去年の夏休みは『明日やればいいや』の後回しで結局手を付けずに終わったり、夜更かしが原因で遅刻して皆勤賞を逃したり、風呂あがりにアイスを食べようと思っていたら最後の1個をなんとな
く既に食べていたり・・・・etc
僕はこのような絶望的なことをテキストドキュメントに書き留めている。
(以下絶望日記)
数ヶ月もやっていればデスクトップが満タンになるのでフォルダーに収めておく。
この数年間書き続けてきた絶望日記をまとめたフォルダーの名前を僕は、『絶望目録』と名付けた。
絶望日記をつけていたある日、家に帰り絶望目録の管理をしていた時に問題が発覚した。
僕の絶望目録にもう一人、絶望日記をつけている人がいる。
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親作品の方は某都合上によりまだ出てません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-10 20:24:26
48204文字
会話率:37%