紅音翼(あかね・たすく)、22才。元・大学生、現・死刑囚。
罪状は、連続惨殺事件の模倣犯――――
ぼくが連れてこられたのは、死刑囚300人以上が共同生活を送る島。
≪至福者の島≫と呼ばれる其処は、度重なる無秩序無計画な開発により複雑怪奇な形
状へと発展した、某海に浮かぶ人工島だ。
「特級死刑囚16名のうち、誰か一人でも≪至福者の島≫当局に連れてきた者は、無罪放免にしてこの島から出してあげるよ――――」
突然にして島中に響き渡った、謎の命令。
こうして、人殺したちの狂った日常は、壊れた日常へと変わってゆく――――
自分の罪を認めたくない記憶障害者。
モノも命も思うがままにしたかったワガママ娘。
人生の全てをゲームだと断ずる男。
友達が欲しかっただけの孤独な少女。
自分の存在に気付いてもらいたかっただけの透明人間。
主を求め今日も女王に仕える暗殺者。
血の美しさに心奪われたファッションデザイナー。
煙草と爆弾依存症の男。
嫉妬で醜い体を血に染めた女。
肉の触感と快感に溺れた女。
歪んだ愛で繋がった双子。
己を正義だと信じて疑わないヒーロー気取り。
死刑囚たちの女王様。
世界で一番愛した人の幻影を今日も掴もうとする、ニンゲンの出来損ない。
彼らは今日も、狂った愛を幻想に夢見るのだ――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-26 19:16:00
11578文字
会話率:24%
仲の良い陽人と重文。そして陽人の妹・麻衣。
たった3人だけで進んでいく物語ですが…本当に3人なのでしょうか。
思い出を認めたくないとそこに突っ立っていても、無いものは無いーー。あるものだけでやっていかなくては進んでいけないのです。
そんな3
人の話。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-06-22 22:43:54
743文字
会話率:63%
過去の恋愛トラウマにより、二度と恋愛をしないと心に誓った高等学校二年生の上神夕貴。その誓いが今、破られようとしている。彼はそれを認めたくないのだが、先輩である神崎未幸が気になってしまう。それを相談してしまったが為にアルバイト先の方にからかわ
れてしまう。
きっかけは彼女が受験を理由にアルバイトを辞めた後。図書室で会い、未幸が読みたい本を夕貴が自分で買い持っており、彼は売ろうとしていた本だったので渡す事にした。
その後も本やCDの貸し借り、譲り合いなども行う。ある日未幸が「折角だからお茶をしよう」と提案をする。夕貴も断る理由がないので承諾をし、その日を楽しんだ。未幸の普段見えない一面や意外な趣味などを知り、夕貴は未幸の事をもっと知りたいと思うようになった。最初は友人として先輩として認識をしていたが常に未幸を気になるようになってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 22:04:09
13060文字
会話率:36%
彼女の気持ちに気づいているけど、それを認めたくない彼。
彼に気持ちを気づかせようと、奮闘する彼女。
やがて、彼女の努力は空回りを始める。
彼が彼女の気持ちを、まっすぐに受け止める日は来るのだろうか。
最終更新:2011-12-05 08:00:00
2216文字
会話率:13%
余命一年の宣告を受け、ずっと片想いをしていた彼と婚約破棄をした敷島椿。それを機にどんどん変わって行く彼女を見て、苛立ちを隠せない鳥谷部楓。
そんな彼女達の間に突如現われた緑川光が椿と結婚した。
変わる必要を迫られた椿と、それを認めたくない楓
。そして、椿の側にいるのは光である事実が全て。
※必ずしもハッピーエンドではありません。
改訂作業終了しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-27 00:00:00
187646文字
会話率:37%