魔術師は、99回の転生で多くの絶望を溜めていた。
無実の罪で罰せられ、ダイニングテーブルに着くことを許されず、奴隷のように働いた。
魔術師は“愛”を知らなかった。
100人目の魔術師の名前はシリル・ラト。
半年前にラト伯爵が事故で急逝し、
事業を一任された兄の代わりに伯爵位を預かることになった。
しかし、シリルは魔力回路に異常を来し、生活をすることでやっとの状態である。
それにより、シリルは魔法を使うことができなかった。
唯一の取り柄を失ったことで、魔術師の心の壁はより一層に高くなる。
99回の転生の中で“愛”に一度も手が届かなかったことで、魔術師はシリルが周囲から溺愛されていることに気付いていなかった。
自分には愛される価値がない。魂が穢れてしまった。
シリルは周囲の者に心を閉ざしていた。
幼馴染みの男爵令息、子爵令息、侯爵令息兄弟、何でも屋兄妹。彼らは多種多様な愛をシリルに注いでいた。
しかし、シリルの心を知る影たちの愛は少し違っていた。
愛に鈍感になったシリルと、愛に気付かせたい人々の闘い、そして崩れゆく世界を詩的に表現しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 14:00:00
12741文字
会話率:33%
「怪人スライム男」――人間種族の敵【魔族】により、魔物のスライムと合成された改造人間である。魔法を使った洗脳を受けており、人間を殺すことに何のためらいも持たないようになっている。
……そんな人間性を無くしてしまった彼【スライム男】がこの物
語の主人公である。
そして、彼と同じく人間性を無くされた怪人の仲間たち。
彼らは今日も今日とて人間の村を襲う。
(注1)ダークヒーロー物になる予定です。
(注2)しょっぱな残酷なヒドい表現がありますが、最初だけの予定……ですが、苦手な方は一応気を付けてっ。
(注3)ジャンルはアクションにとりあえずいれてますが、多分そんなアクションしないかもw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 23:13:30
49353文字
会話率:35%
無能と両親から兄弟から親戚から言われていた俺。ある人物の言葉を聞き、俺は努力し続けそして偏差値75を超える名門校へと通うこととなった。
この世には無能な人はいないのだと証明するために。
最終更新:2024-08-02 18:00:00
50642文字
会話率:45%
世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道
を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作らないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:28:14
510840文字
会話率:49%
三人兄弟の末っ子・三春は、小さい頃から幼馴染みでもある二番目の兄の親友に恋をしていた。ある日、片思いのその人が美容師として地元に戻って来たと兄から聞かされた三春。しかもその人に髪を切ってもらうことになって……。※他サイトにも掲載
[兄の親友
×末っ子 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 10:00:00
39559文字
会話率:44%
世を覆う黒い雲が去り、災害と魔物から解放されてもうすぐ十年が経とうとしている時、
九年ぶりに王都へやって来たサラドは魔術が使える者を探していた宮廷魔術師に捕まり王宮へ向かうことになった。
そこで騎士・治癒士・諜報の三人の若者と共に魔術師の代
役として『魔王』の噂について調べることになってしまう。
王都を追われ暗殺者に狙われた過去があるにもかかわらずお人好しなサラドは素性を隠して、経験の浅い三人を導いていくのだが、その行程はまるで”夜明けの日”と呼ばれる救世をもたらした英雄たちの足跡を探すように進むことに。
再び姿を現し出した魔物たち。『魔王』は本当にいるのか。この四人を選んで旅に出させる理由とは。
過去の禍にも力は弱いけれど器用さで根なし草として生き抜いてきたサラドの強みとは何か――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 08:00:00
1209318文字
会話率:41%
高校生が中心の日常系小説です。
主な登場人物は
采之宮 咲季(さいのみや さき):本作のヒロイン
城神 稜秩(とがみ いち):ヒロインの幼馴染みであり彼氏
憂浠 天夏(ゆうき あまな):ヒロインの友達
雫月麗 瀬輝(なつり ぜる):ヒロイ
ンの友達
湊琉 連朱(みなるい めあ):ヒロインの友達
各話ごとに主人公が変わり、物語が進みます。
上記以外にも様々なキャラクターがおり、そのキャラクターが主人公になることもあります。
恋の話、友達の話、家族の話など色々ありますので、是非読んでみてください! 感想も評価もお待ちしてます!
※R15は一部のみです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 19:30:02
402921文字
会話率:51%
主人公リリーは今年17歳になる公爵令嬢。
母親は華やかな容姿の公爵夫人。3歳年上の兄はその母親に良く似た容姿で人気者だ。
なのにリリーは父である公爵に似てしまい、どちらかというと平凡顔だ。しかも体型まで父に似てしまい、子供の頃から
背が高く色黒で男の子によく間違えられたという経歴の持ち主だ。
そして『残念令嬢』の渾名を付けたのが、よりによって従兄弟の第3王子だった為、その失礼極まりない渾名が未だに一人歩きをしている。
家族仲も特段悪くないし友人もそれなりにはいるのだが、婚約者が出来たせいで社交の場で『残念令嬢』という渾名が増々囁かれてしまう事に。
婚約者のルパートは、本物より王子様らしい容姿をしていて社交界では御令嬢にやたらと人気があり、妬みから何かの折にその渾名を引き合いに出されてはバカにされるのにリリーはもう飽き飽きしている。
ある日パーティーの真っ最中に彼女はルパートに婚約破棄宣言をする。
しかも王城で行われた夜会でのその宣言は、国王陛下の眼前で繰り広げられた為、簡単に取り消しなど出来ない訳で・・・
×××××
〜取扱説明事項〜
作者は誤字脱字変換ミスと投稿ミスを繰り返すという老眼鏡とハズキルーペが手放せない(老)人です(~ ̄³ ̄)~
誤字脱字報告とイイネという皆様の愛(老人介護)がモチベアップの燃料です(人*´∀`)。*゜+
アルファポリス&エブリスタでも公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:00:00
84494文字
会話率:44%
ボートに乗った渡し守の夢を見て起きたら帰還命令が発令されたので、主人公の自分達は殺しと略奪と人肉を食べながら母国に帰る事になり、奇妙な男のミダスと出会い同行する事になった。
結婚した翌日に出兵した自分は、人を殺して食べる事に歓びを感じる
ようになっていた。
ミダスと同行するようになって、夢か幻覚か現実かわからないミダスの異母兄弟や知り合いが見えるようになり、夢で見た渡し守に1オボロスの銅貨を口移しで渡せばボートに乗れる事をなんの脈略もなく唐突に知る。
血塗れ鎧の美男は、病死者より戦死者の人数を多くしないと地球は滅びると言うし。
キラキラナルシストホモ美男は、略奪最終日に自分へと死の予言する。
死の予言を素直に受け入れ母国を進む自分は、自宅前にたどり着くと妻が幼馴染みと、自宅内で愛し合っていたので外で待つことになり、体調不良に陥って目を閉じたのが人生最後だった。
邪魔な自分を埋める穴を掘る幼馴染みと妻。自分の前に訪れた渡し守に渡す1オボロスの銅貨がないので乗船を断り、自分はミダスのスワローテールを掴み、徒歩で河を渡り裁判所を目指す。そして遠い遠い祖父のミダスと遠い遠い祖母の冥王の妃に「ただいま」と言おうと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 06:00:02
6661文字
会話率:24%
ある日俺は一緒に冒険に行くはずだった兄貴に置いて行かれた。
天使様から勇者になると予言を貰い生まれた俺達。
足しか取り柄の無い俺と違い、何でもできた兄貴は勇者となった。
勇者となった兄貴を支える為に槍の腕を磨き、兄貴の役に立てる様強くなった
つもりだった。俺に力を貸してくれと言ってくれた事を嬉しく思い共に旅に出る日を楽しみにしていた。
だが実際は違った。兄がいなくなった途端に冷たくなった母。将来を約束した幼馴染みは兄貴について行った。
母から家を追い出された俺は槍を手に村を去る。
行くあてもなくただ突っ走っていた俺。あては無いが適当な町に着いたら用心棒でもしようと思っていると、野盗に襲われている村を発見。早速用心棒として売り込もうと野盗から村を守る俺だったが、その村で出会った珍しい剣を使う青年と旅に出る事になる。
カクヨムさんでも掲載し始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 20:23:34
738840文字
会話率:54%
幼い頃から兄弟のように育った年下のシャルダン・アルフレートことシャディをあまり夫として見ることが出来ないジゼ。しかしそのシャディのお嫁さんになる事を期待して待っていたシャディの従妹のマーシーからのとんでもない頼み事で、ジゼの知らないシャディ
の一面を知って彼だけではなく自分の気持ちにも気付かされる新婚夫婦のひと騒動ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 23:00:00
10657文字
会話率:19%
牡丹や桜、梅が咲き乱れ自然豊かな国・天香国。帝都・桜華。
梅花は、都一番の妓楼・月花楼の妓女である。
10日に一度の休日。都にて、買い物を楽しんでいた梅花は、商人に根も葉もない言いがかりを付けられていたところを、お忍びで都を探索していた、
国の王子・白桜に助けられる。
白桜には幼馴染みである白蓮との縁談が組まれているが、梅花との出会いで気持ちに変化が生じ縁談を白紙に。
このことで、白蓮は梅花に対して嫉妬心を募らせ、白桜の異母兄弟の桜薫らと手を組み梅花を消そうと企てるが……。
梅花と白蓮が抱いた白桜への恋心。白蓮の梅花への嫉妬心はやがて国をも巻き込み……。
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/1177354054912730909
エブリスタ:https://estar.jp/novels/25576740 でも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 23:00:00
206931文字
会話率:20%
主人公は昨晩プレイしたエロゲに影響を受けて妹と結婚したくなったので、半同棲している2つ下の幼馴染みにその話をすることにする。ヒロインは主人公大好きでいちゃいちゃ系の面白い話なので是非ー。
最終更新:2022-02-25 20:00:00
4441文字
会話率:59%
フォークロア伯爵家の使用人夫婦の娘であるケイティーは、兄とともに幼い頃から伯爵家の坊ちゃま二人の遊び相手として過ごしてきた。
有り難いことに家庭教師からも一緒に勉強を教わる事もできた。
兄は奨学金をもらい、上の坊ちゃまとともに主に貴族
が通う学院に通っている。
ケイティーも頭がよく、下の坊ちゃまに一緒に受験しようと誘われているが、彼女はそれを拒否している。
平民の自分には貴族の勉強はいらないと。
坊ちゃまには乳兄弟の王女殿下が思いを寄せていて、彼女からは自分こそが彼を守れる人間だと宣言されていた。
しかし上層部の人間だからといって坊ちゃまを守れるとはケイティーには思えなかった。
身分違いで結ばれなくても、自分は下から坊ちゃまを守ってみせる!とケイティーは思っていた。
そしてそんな彼女を坊ちゃまも守ろうと色々と行動に移していた・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 19:05:17
12801文字
会話率:31%
神奈川県に住む中学3年の少女本山明日美。
彼女は天才剣道少年でクラスメートの山崎祐太とその兄の天才弓道少年の高校生、一翔と、源平合戦で大活躍した戦の天才源義経と元寇で活躍した竹崎季長と、天才薙刀少女の村田里沙と、杉野奈央とちょっと変わった幼
馴染みと、ゾンビで溢れた世界を救うために来た未来人の友里亜と、源義経の家臣佐藤兄弟と伊勢三郎で世界を救え!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 11:43:36
55797文字
会話率:32%
ヤンデレってどんなのだっけ?
そんな事を考えながら書いたらできた作品!
え?これヤンデレ違う? そう思ったそこのあなた! 是非感想でヤンデレを教えてくれ!
最終更新:2021-09-28 18:18:29
4064文字
会話率:45%
空には昇ることを諦めた月と降りることを忘れた太陽
永遠に黄昏のみの世界
薄明の大地
その大地は、まるで美しく切断したかのような綺麗な三角形、その世界の最も最南端に一つの小さな村がありました
リドリー一族。
彼らの村のすぐ近くの絶界
と呼ばれる断崖絶壁の崖があり、その崖の下には墨汁で塗りつぶしたかのような真っ暗闇。そこは全てを滅ぼすことを願う闇の神『ソワール』の住まう地
双子の兄であり光の神ソレールは、弟の暴挙を止めるため三人の巨人を呼び出し大地の侵食を防ぐため三つの楔を打ちたてました。
彼の侵食を防ぐための楔。
リドリー一族は何百年前から封印の楔の力を衰えさせないために、最も法力の強いものを長としていました。
そうして、何年も何代も楔を守り守護の力を衰えさせぬために、法力を注ぎ続けていました。
少年ユナは、代々続く楔の守り人の息子であり強い法力を持っていたために、次期当主の候補となっていましたが、父母や友人達のお陰で穏やかに過ごしていました。
しかし、彼の4歳の誕生日の日。
突然、村を盗賊に襲撃され、父を叔父を次期当主の座を、そして生まれながらに持っていた法力の力を失ってしまいました。
それから、更に数年。
盗賊の襲撃時にユナを守って亡くなった叔父のリーゼを失ったことによる逆恨みが少年に牙をむきました。
彼の元婚約者のルーナ、親友であったマルディン。
彼らによる理不尽な仕打ちにより、ユナは囚人ようの地下牢に閉じ込められていました。
彼らは、幼いユナに勝手に抜け出せば母や、親友の誰かを殺すと脅して外に出ることを許しませんでした。
ユナは自分さえ暴れなければ誰も危害が加えられないことを、理解し、いつか、この地獄が終わる日がくることを祈って、時が流れることを待っていました。
そんなある日、幼馴染みのシンとリノ兄弟に、自身の母が疫病にかかってしまったという事実を知らされ、彼はこの冷たい牢獄を出ることを決意します。
ですが、長らく閉じ込められていたユナには一人で外に出る力がありません。
それでもどうにか出ようとするユナ。
ボロボロになっていく彼を見て、ユナの母の為に薬を見つけに村を出ることを決めていた兄弟は、村の掟を破り、ユナを牢屋から連れだして、万能薬があるとされる風の精霊の住まう森へと向うのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 23:35:07
149110文字
会話率:46%
高校生になれは誰もが恋愛したい年頃だ。
特にアニメやラノベ好きの男は幼馴染みや姉に妹と、身近に女の子が、特に美少女のいる光景に憧れるだろう。
そんな女子に囲まれた生活をする少年、宮本孝一。
幼馴染みはモデル、妹はアイドル、姉は女優と
世間から見れば羨ましい生活を送っていた。
だけど世の中はそんなに単純ではなく外では見せない3人の荒い部分を見慣れている。
だけどある日、3人とは違う美少女との出会いが孝一に異性の恋心が芽生え始めた。
そんな彼に次々と女の子が集まってくる。
囲まれた少女達の中で孝一は誰を選ぶのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 22:51:17
1249文字
会話率:34%
冒険者であるリトは弟のアルトとともに勇者を名乗る男を探して旅を続ける。
親切には親切を、が心情のリトは旅の途中でいろいろな人たちと交流を深めていく。
旅の先で勇者は見つかるのか?勇者を探す理由は?二人の旅の終わりまでの物語。
最終更新:2020-11-17 18:00:00
29100文字
会話率:79%
俺は三人兄弟の真ん中で見た目も頭の良さも普通の高校生だ。
俺の兄は俺とは正反対の全てが完璧な大学生だ。
弟は可愛い顔をした甘え上手な中学生だ。
こんな全てが異なった俺達が好きなのは幼馴染みの可愛い女の子。
兄弟の中で俺が一番、彼女と一緒にい
る。
だから彼女に好きな人がいても諦めることができないでいる。
三兄弟と彼女の関係はどうなっていくのか、どうぞ楽しんで読んで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 06:41:03
4027文字
会話率:61%