フルベルクという町には汚泥街という場所が存在する。灰髪の少年セシルと赤髪の少女アリア。二人はそんな汚泥街で育った。そこらに死体が転がり、腐敗醜などが漂い、暴力が蔓延している汚泥街。二人はいつしか外の世界を夢見る。コツコツと金を貯めて、大人た
ちと争うこと数年。遂に目標の金額まで金が溜り、ある程度の魔術を覚えた二人は汚泥街を出る決意をした。冒険者登録を済ませて身分証を作り、汚泥街、ひいてはフルベルクの門を潜るに至る。壁を越えて初めて見る外の世界。ただ自由を求めて、セシルとアリアは歩き始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 13:20:58
13973文字
会話率:44%
ペンダントが繋ぐ、幼馴染同士の一途で鈍い恋心。ほのぼの恋愛ファンタジー短編小説。
「またやってくれたわね、ノア・フェリス……」
手を震わせ呻く少女、エリー。毎月、断っても送られてくる幼馴染からの魔道具に怒り心頭の様子だ。
魔法には興味がない
って言っているいるのに。そう思いながら手紙を読んでいると、「この魔道具をつけるならこれ以上は送らない」という文が。
仕方がないとペンダントをつけるエリー。
でも、そのペンダントにはある魔法が込められていて……。
全四話。一万字以内の短編かつ読み切りなので、お気軽にお読みください♪
カクヨムにも掲載しており、またカクヨムWeb小説短編賞2023(恋愛・ラブコメ)に応募しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 19:13:33
9963文字
会話率:28%
追放された側ではなく追放した側の物語です。
【第一章あらすじ】
「バーク、貴様はクビだ!」
《連邦認定勇者に最も近い男》と呼ばれた男ケンツ。
ある日ケンツは大して役に立たないという理由でポーター(荷物持ち)のバークに解雇を言い渡す。
ところがどうしたことか、バークが去ってからと言うもの、まるで力が出せなくなってしまい、今まで雑魚扱いしていた魔獣にも苦戦するようになってしまった。
その後もケンツのパーティーは堕ち続け、パーティー仲間のキリスとキュイがとうとう音を上げ、バークの元へ去って行った。
さらに半年後には幼馴染のシャロンもケンツの元を去った。
その後、冒険者達の過酷なイジメに遭いながら、ずっと独りでくすぶり続けるケンツだったがやがて転機が訪れる。
ラミア神殿から飛ばされて来たと言う謎の美少女アリサと強引にパーティーを組み、ケンツは再起を果たそうと目論むのだが……
【第二章あらすじ】
ついにシャロンをとり戻したケンツだが、同時期にリットールにおいて奇病が蔓延し始めた!
かつての仲間、キリスとキュイも奇病に倒れ、やがては愛するシャロンさえも奇病感染が発覚してしまった。
ケンツは奇病の原因を調べるべく調査に乗り出すのだが、そこには驚くべき事実が……
しかも奇病の影にはケンツをイジメた主犯格、バロンとブルーノの暗躍する姿も……
果たしてケンツは奇病の原因を特定し、愛するシャロンを、キリスを、キュイを、そしてリットールの民を救えるのか!?
なるべく早く読み終われるように、出来るだけ一投稿あたり二千文字前後でリリースします。
本作は『【ティラム逃亡記】幼馴染が聖女に覚醒したので勇者にストーキングされてます。現在全力逃亡中!』の第七章クロスオーバー作品です。しかし【ティラム逃亡記】を読まなくとも問題ありません。(むしろ読めばネタバレの可能性があります。すでに読まれている方は双方の進行差異をお楽しみください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 01:24:44
566152文字
会話率:42%
こんにちは、普段はNoveLandという小説やゲームのシナリオなどのためのストーリーエディターを作っています。
https://novel-land.com/
僕は約2年ほど前にYoutubeでWeb小説の歴史に関するゆっくり解説動画を
あげていましたが、リアルの方が忙しくなってしまったことと、NoveLandを作りたいという思いが強くなってしまったため途中で断念しました。
今回は当時に結局動画化できなかったネタを供養しようと思います。
noteにも投稿しています
https://note.com/ryuon_novel/n/nfd5f44cc8bea折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 23:08:34
11513文字
会話率:3%
剣も魔術も、ありとあらゆる才能に見放された男は“レグルス”を名乗り、新たに“寝取り屋”を始めることにした。
レグルス曰く“対象がどのような人間だろうと手籠めにし、どのような対象からでも奪い取る”という。
ある日レグルスに寄せられた依頼は
、神の代弁者たる神託の巫女――“聖女”を寝取れというものだった。
国の象徴であり、民衆の支持も厚い聖女が対象と知り、少なからず動揺するレグルス。
誰から奪うのだと問うレグルスに、依頼者は答えた。
神に操を捧げるのが聖女だ、と。
であるなら当然“神から奪う”のだと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 22:01:23
153759文字
会話率:25%
傲岸不遜な魔術師エイザークは、ギルドで出会った女から猛烈アプローチを受け上級冒険者パーティーに加入した。
だが低位魔術すら使えないことがすぐに露呈し、あっさり灼熱の火山へ置き去りにされてしまう。
人々から【二枚舌】などと罵られるエイザー
クだが、実は火耐性を持つ伝承の火竜すら燃やし尽くす超高位魔術の使い手だったのだ。
その後自身を追放した女に絶対服従の魔術を施し、無理矢理に弟子としてしまったエイザーク。
女のアイデンティティである魔術をあえて指導し、屈辱を与えてやることに。
相容れない師弟はやがて、破天荒な伝説を次々と生み出し世界を震撼させていくことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 01:43:45
155776文字
会話率:35%
師より受け継いだお店である『魔法諸店』を営む少女ロルカ。日々一生懸命生きているロルカの巻き込まれ騒動記。魔法諸店は魔法系の道具、所謂魔道具を取り扱うお店。魔道具やスクロールなどの作製を異世界ならではの視点で掘り下げていく物語。なぜ? どう
やって? を記したもの。
異世界転生・チートなし。現地女主人公。神秘な力が多く存在する世界。日本語へ翻訳した体で書き上げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 14:00:00
101869文字
会話率:51%
――元魔王城で子犬を拾った日から、平凡な《羊飼い》の人生は大きく変わった――
滅びた魔王城の跡地を領地として持つ田舎貴族の三男アルトは、10歳になった時、《羊飼い》の職を得た。
戦闘に不向きで、レベルも上がり辛く、弱い職業だとされる《羊飼い
》。だが、それはあくまでレベルの上がってない状態の話だ。
アルトはある日、自らが開墾する魔王城で、小さな犬を拾い、助けた。
伝説の魔獣と知らずに助けたその日から、アルトの《羊飼い》としてのレベルは、爆速で上がっていく!
知らない内にアルトは常識とはかけ外れた、規格外の羊飼いになったのだ。
そして、全ての魔獣を従える、王へと成り上がっていく。
カクヨムでも同時連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 07:00:00
71268文字
会話率:48%
フィオレ王国の4大貴族の令嬢シャルロットは、魔法の修行と貴族の教育を目的とした王立学院で一人の少女と出会う。
少女の名前はリーゼロッテ。
彼女は魔法の才能があることから学院へ入学することになった庶民階級であった。
貴族と庶民という垣根を超
えて、シャルロットとリーゼロッテは、次第に仲良くなっていく。
ある日、二人は現代では再現不可能と言われる古の魔法を発現させてしまう。
王国や異種族、様々な思惑が絡み合う中で、二人は手を取り合って前に進んでいく。
その魔法は二人を幸せに導くのか、それとも――
これは、後に史上最悪と名高い魔女と聖女の始まりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 11:00:00
24376文字
会話率:16%
舞世界は、財団、財閥、コングロマリットが国々を支配している。各国政府は現存しているが、企業間の調停役という役割で、国家運営の実権はない。
そんな世界の、資本主義が社会の根底と決められた、とある国。その首都にて。
日系人のシバ・サエモは、孤児
院で生まれ育ち、数企業が合同で立ち上げた超能力開発機構に引き取られ、念動力を発現させる。その後は表向きは学生として暮らしながら、政府機関に所属する汚れ仕事を担うことに。
政府の犬を自認しながら、あまり社会の役に立たないと認定された念動力を武器に、社会の害だと認定された機械化人間や組織を潰して回る日常を送っている。
世界を支配する企業にこき使われる政府。その使い走り(ランナー)の苦労を記す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 18:00:00
330368文字
会話率:33%
スメガギテラ大陸中央、巨大迷宮。
大陸各地から富と名声を求めて、迷宮挑戦者(チャレンジャー)たちがやってくる。
迷宮が発見されてから長い年月が流れたが、未だ三十階層を越えた者はなく、迷宮の底が何階層か、どうして迷宮というものが存在するのかも
分かっていない。
そんな場所に挑戦する男の一人。彼の名前はギデア。三十歳に差し掛かりつつある年齢で、迷宮挑戦者にしては珍しいことに単独行(ソロ)の挑戦者だ。
仲間もなく一人で迷宮に入り、大した怪我を負うこともなく戻ってくる姿に、他の挑戦者たちは「そんなこと単独行で出来るわけがない」と「ヤツは『ホラ吹き』だ」と陰口を言う。
しかして本当に、ギデアは単独で二十一層を越えるどころか、前人未踏の三十層の突破を果たす。
そして三十一層に入った後で、彼は迷宮を脱し、挑戦者の互助会に「半引退届」を提出した。理由を問われた際に「つまらなくなった」と口にして。
冒険者を半分引退した、無双の単独戦力を持つギデアは、迷宮を中心に発展してきた迷宮歳での新たな暮らしを送ることにした。
やがてギデアはやる気を取り戻すのか、それとも挑戦者とは別の道を行くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 18:00:00
144198文字
会話率:34%
『ドーソン・イーダ』は、アマト皇和国士官学校を次席で卒業したばかりの青年である。士官学校の校長の企みにより、卒業時に『特務少尉』の位と共に任じられる。その役目は、私掠宇宙船を駆り、敵である『人類統一国家スペース・ユニオン』の勢力下で、宇宙海
賊として働くこと。任務で与えられる皇和国からの支援は、私掠船≪大顎≫号と初期物資のみ。任務のお供もコミュニケーション用人工知能の『オイネ』だけ。
理不尽な任務ではあるが、海賊という偽りの身分を用いて他の海賊と関りつつ、SU(スペースユニオン)を害してアマト皇和国に利するための行動を、ドーソンは模索していく。
この海賊任務の果てにドーソンがどんな軍歴を辿るかは、未だに誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 18:00:00
632634文字
会話率:46%
小さな村出身の青年ニールは憧れの騎士になるため王都へ向かうが、身元の知れない者は受け入れられないと門前払いになってしまう。
失意の中、訪れた下町に突如として魔物が現れたため撃退するが、人々を守る騎士は現れなかった。
聞けば王国は国境の向こう
に住む亜人、竜人族との戦争中で、騎士たちは戦地に赴いているか貴族の護衛を務めている者ばかりなのだという。
守られるべき存在が救われない現状に心を痛めたニールは、人々の暮らしを守るため立ち上がることを決意する。
導かれるように集まったのは、英雄に憧れる子供、毒舌女魔術師、死神に扮した少年、脳筋中年傭兵、女性に目がない没落貴族、無口で謎めいた隻眼の青年、そして半竜人の少女…
自警団として王都やその周辺に現れる魔物を退治したり、仲間たちを取り巻く問題や過去に向き合いながら奔走するニールはやがて王国を揺るがす事件に巻き込まれていく。
※1 色々と都合の良いファンタジー世界です。
※2 この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 21:25:09
349310文字
会話率:50%
孤児の少女ティーナは、体に不思議な模様が刻まれていることから怪物の子と呼ばれ、虐げられていた。 ある日、乗っていた船が嵐に遭い、ティーナはある島へ流れつく。そこは、魔法の翼で空を飛ぶ、不思議な人々が暮らす島だった。 友人もでき、新たな生活を
始めるティーナだったが、あるきっかけで自分が背負う特別な使命を知ることになる。
※この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 15:00:39
166328文字
会話率:45%
精霊の森には、ドリアードが住んでいる。森の中の小さな村に住むドリアードの少女・アイシャは、外の世界で恋愛したいと願っていた。ある日、知らない相手との結婚が決まっていると聞いたアイシャは、慌てて『運命の恋を探す活動』を始める。しかし、幼馴染の
キールはいつもそれを邪魔してくるのだ。「幼馴染?ないない!」そう思っていたアイシャの元に、村の祭りにあわせてイケメン司祭様・トリスがやってくる。運命を感じたのも束の間、司祭様は記憶喪失で……。
さらに翌日、精霊の木に異変が。解決したら村からでる約束を取り付けたアイシャは、事件の謎に挑む。――すべては、外の世界で恋愛するために!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 22:11:18
183266文字
会話率:47%
魔王様は言った。「リリス、貴様との婚約は破棄させてもらう!」ここは魔界の魔王城で、私も悪魔だ。魔王様は他の悪魔令嬢を連れてパーティー会場から去っていく。傷心の中帰宅すると、私の執事・マシューが慰めてくれて……次第に私の心は癒えていく。婚約が
破棄になったことで、執事との距離も急接近!でもある日、魔王様の新しい婚約者が、実はスパイなことに気がついて……?魔王城は救ってあげますけど、だからといって今さらヨリを戻そうと言われても、もう遅いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 20:07:26
20224文字
会話率:47%
戦乱と魔が溢れる大陸の山奥に龍祀る民がいた。
彼らは白龍山脈に住み、龍神様の神託を受けて堕竜を討ち、人知れず長きに渡り世を守ってきた。
そんな民の中に生まれしネイは一際武芸に天凛の才を持つ若者である。
通常、龍祀る民は成人の儀として1
8になる若衆達で堕竜を討伐しに下界に赴くが、ネイは13の秋に山の中腹に訪れた堕竜を単独で討伐。
これによりネイは民の長から一人前と認められて下界に降りることを許される。
辺鄙で窮屈な世界から解き放たれた世間知らずの若者は広き世を旅する中で、少しずつ戦火に巻き込まれ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 19:11:37
56305文字
会話率:44%
レノンは”星の絆”に所属し、リーダーとして活動していた。
冒険者仲間たちとの絆は深く、共に戦い、成長し続けてきたが、ある日、レノンは自身の限界を感じるようになり、新しい道を模索し始める。
そして、彼の冒険者としての人生は、新たな一歩を踏
み出すことから始まる。レノンは仲間たちにその決意を伝え、冒険者ギルドを離れ、商人としての道を歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 16:22:34
193821文字
会話率:50%
人々が、かつて共生した神を忘れた時代。
魔法は度重なる戦争を生み、地上の棲家を失った人類は、魔法技術を結集して「海底都市セレーネ」を作り、地上を逃れた。
人類が地上を棄てて約二百年後。
海底都市の治安を守る組織「治安軍」の青年、ロ
ーリスは変わり映えのない日々を送っていた。
その青年の前に、謎の少女が現れる。彼女は海底都市の一切の記憶がなく、行く当てもない彼女を、ローリスは家に住まわせることにした。
謎の少女は、次第に彼の日常を変えていくーー
※プロットは最後まで作成済みです。最後まで完結させますのでお付き合い頂けると嬉しいです。
※プロローグは飛ばしても影響はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 15:17:27
165817文字
会話率:36%
『世は末期、革命の時来たれり。故にこれより、文明を一つ進める』
聖人暦1036年。蒸気機関の登場によって、中世から別れを告げた近代の世。
あらゆる仕事や価値観が機械に塗り替えられて行く時代の荒波に、彼ら冒険者もまた、当然巻き込まれてい
た。そんな冒険者ギルドの一つである【RASCAL HAUNT】に所属する冒険者——ルース・クラークとキキ・アグノーメンは、ぶぅぶぅ悪態のパーカッションを叩き合いながら、今日も仕事に打ち込んでいた。
「キキさん……冒険者って何でしたっけ? 何で俺、ウェイターやってるんですか……」
「しょうがないでしょ! 仕事ないんだから!」
——これは、そんな激動の時代を生きる冒険者達が織りなすドラマツルギー。
スチームパンクな空を飛ぶ、マダラな鳩達が見た時代の一幕であり、ファンタジーがファンタジーでなくなるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 12:11:55
192158文字
会話率:40%
自然から精霊という生物が生まれる世界マルソス。だが、帝国が精霊を使って多くの国を侵略し始める。精霊を率いる帝国に多くの国が敵わずに国を奪われていった。残った周辺国は同盟関係をつくり、帝国に対抗するためにこちらも精霊を召喚しようとする。
最終更新:2023-10-17 20:01:06
10906文字
会話率:52%
クコ皇国には心葉堂という老舗茶葉店がある。かつては病にも効く『丹茶』を目玉商品にしていたが、先代たちが亡くなってからは『普通に美味しい茶葉を売る店』になってしまっている。
そこを切り盛りするのは、修行半ばで戻ってきた十六歳の新米茶師の蒼、そ
して店長代理の兄の紅だ。
先々代かつ国の魔道最高役職の祖父がいるものの、なぜか茶葉の生成には関与しない。おまけに、蒼自身は両親の死のショックで丹茶は生成できなくなるし、修行から戻ってくると六歳からの幼馴染である十歳上の紺樹は硬派から胡散臭い敬語キャラになっているしで、精神的に踏んだり蹴ったり。
おまけに、首都中央に皇族公認の敵対茶葉堂である『華憐堂』が開店してしまい、さらにその一人娘が紅に惚れてしまう始末。悪いことは重なるもので、首都全体の気候も不安定になり、人々の様子もおかしくなってきて……。
溺愛はされているものの、甘やかされてばかりでは成長できない!世界の謎だろうが、皇族の陰謀だろうが!大事な人を守るためなら戦います!
※「クコ皇国の新米茶師と、いにしえの禁術~心葉帖〜」の改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 20:41:21
732280文字
会話率:36%
蒼月は天才と名高いアゥマ(浄化物質)使いにして、老舗茶葉店の新米茶師の十六歳少女。店長見習いとして頑張る兄の紅暁は、元国の主要機関の期待の星だった。そんな二人が祖父と共に心葉堂を切り盛りして半年が過ぎようとしている。
そんな時、クコ皇国の首
都に皇族公認の敵対店が開店した。華憐堂は茶葉店としての実力もあり、一人娘が紅暁にべた惚れになる始末。首都がより一層賑やかになる中、人々の生活は異常気象により不安定になっていくばかりで――。
※自サイト掲載あり、第一章までは改稿2019.01.22折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 13:00:00
743293文字
会話率:35%
魔法使いの中でも、先占いと呼ばれる能力が重宝される世の中。
私にも、とある先占いの能力が備わっていた。しかし、私は『恋愛感情がある』ことしか見えないので、政治にも利用はできない、単なる占いでしかない。
しかも、能力のせいで両親は離縁し、魔法
学院を中退し、先占いの能力と薬学の知識でなんとか生計をたてる日々。
そんな私の第一優先は『悪役令嬢』と呼ばれる親友を助けることだ。その目的を達成した時、今度は自分自身が狙われることになって――。
自分以外は美人美形な環境でなんとか自立したい主人公の日々。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 00:00:00
15667文字
会話率:20%
チート能力で異世界無双!成り上がり!あれ、俺またなんかやっちゃいましたか?
そんな清々しい異世界英雄譚の裏で、どれほどの人間の努力が、過去が、踏みにじられたと思いますか?
信頼も、尊厳も、住む場所も。長い長い時間をかけて積み重ねて
きたものを、たかだか『あれ?また何かやっちゃいました?』で破壊された男がいたとしたら。
きっと、壮絶な復讐劇の幕が上がると思いませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 18:00:00
4482文字
会話率:35%
草原の国の貴族であるユージェニーは、王国の貴族と結婚することになっていた。
しかし、その結婚のために国を出る直前、婚約者が亡くなったことを聞かされる。
ユージェニーはそれを聞いて結婚の話もなくなると思ったのだが、そうとはならなかった。
彼女
は予定通り草原の国を出て王国へと行く。当然婚約者とは会えるわけがない。しかし、王国にはとある風習があったのだ。
死者と結婚するという風習が――
全8部、毎日20時投稿
カクヨムとのマルチ投稿です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 20:00:00
49836文字
会話率:47%
バルテルミー・ノラン・ペルティエはペルティエ皇国が始まって以来、類のない神童皇太子だ。
14歳にして、『神童皇太子の人外譚』という不名誉な本が国内ばかりか、大陸中に出回るほど。
しかし、そんな彼も失敗した。
彼は転移魔道具の実験に失敗し
、婚約者とともに見知らぬ土地に転移してしまったのだ。
2人はもちろん皇国に帰還するつもりだ。
スローライフしながら。
いつ帰国するかはわからない。
これは、不本意な転移から始まる、2人のスローな帰還物語。
やがて、多くの国と種族が、2人の物語に巻き込まれていくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 13:14:27
6693文字
会話率:33%