突如として人類に授けられた――『異能力』。
その代償は人類が今まで培ってきた歴史。
人知を超えた、様々なチート級の異能力を駆使して戦う異能力者たちの戦場に飛び込むのは、戦闘能力皆無、知的能力凡人級、やる気そこそこの記憶だけが頼りの
普通の青年――雨宮裕也。
歴史が絶えたこの世界で、裕也が望むのは唯一つ。
――結衣を救いたい。
この世界に救世主はいない。ただ他人に救いを求めるだけの時代は終わった。
これは、他人にも、自分にすら何も見出せない青年が、唯一人の幼馴染を守るために奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 10:53:45
50854文字
会話率:54%
ひとり暮らしをしている大学三年生の長井基輝(ながいもとき)はある日、夢を見た。夢だという自覚はあるものの、見知らぬ地でただ茫然と立ち尽くす基輝。そこへ、ひとりの女性が話しかけてきた。基輝の担当者を自称するその女性の名前は、神田美誠(かんだ
みこと)。突如として彼女の口から告げられたのは、基輝の死であった。
話を聞けば、実際に死を体験するのは目が覚めてから二日後の夕方になるらしく、これから毎夜訪れる夢の中では天国に行くための手続等を行うとのことだ。
彼女に連れられ夢の中をさまよう基輝は、年下の大学生である理恵(りえ)とその担当者の零(れい)に出会う。この場所に来るのは二回目だという理恵に協力してもらい、基輝は天国に行くために奇妙な出来事を体験していく。
人懐っこい理恵と打ち解けた基輝は「先輩と後輩」という間柄を受け入れて付き合うが、手続きによって基輝の化けの皮がはがされるとその関係はいとも容易く崩れ去ってしまう。誰にだってあるはずの汚れが自己嫌悪という形を持って基輝を苦しめていく。
目が覚めると基輝は家族のもとを訪れることにした。抱え込んできた後悔と苦悩に未だ終わりを見つけられないまま、それでも生前最後の望みを叶えるために覚悟を決める基輝。家族との間に隔てられた壁の先に無償の愛がまだあることを信じて歩を進めていく。
これは決して特別ではないひとりの男が自らの人生の価値を確かめる物語。そして、ぽっかりと空いた穴を埋めるように、死の間際に救いを求める物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 23:52:16
140729文字
会話率:53%
僕には目には見えない友達がいた。
姿や名前も知らない不思議な友達。
君はだーれ?
その質問に、目には見えない友達は答える。
僕は妖精だよっと。
僕と妖精さんは仲良し。
妖精さんはある日、友情の証だと僕に特別な加護を
与えてくれた。
僕は妖精さんの加護により、人の嘘を見抜けるようになった。
可愛いハズだった妹。
この世界で一番好きだった妹。
献身的で優しい妹。
しかし、嘘で塗り固められた関係だったとは。
妹の嘘を知れば知るほど、僕ら兄妹の関係はぐちゃぐちゃになった。
嘘つきな妹と僕の救いを求める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 14:04:30
339文字
会話率:0%
人通りのない裏路地にその占い館はあった。
魔女の扮装をした妖艶な女占い師に相談をした者は必ず幸せになるという。
そんな占い館に救いを求める哀れな子羊がまた一人、館を訪れる。
最終更新:2020-12-09 18:02:35
9598文字
会話率:57%
近未来の開発都市、そこには謎の生命体である《魔獣》が現れる。人を攫う魔獣に襲われかけた少女、紡(つむぐ)
彼女は特殊能力を持つ者が入ることが出来る組織守護隊(セイバー)に入隊し、人を救う為に活動する。
最終更新:2020-11-09 06:33:41
3850文字
会話率:25%
(R18部分は修正してあります)
高校生の朝美ゆまには、人に言えない秘密があった。それは、一人の少年のこと――。
父親を早くに亡くし、いつも人恋しさを感じていたゆま。しかしこの感情は誰かに分かるものではないと、一人で抱え込んでいた。
母親とすれ違い、友人ともうまくいかず、どうしようもなくなってゆまは”密会”に救いを求める。だがそれは、希望を与えてくれるものではなかった。
少年との関係に区切りをつけるため苦悩するゆまが、救われる日は来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 18:03:10
33591文字
会話率:35%
月の女神・アルテミス。
処女神でもある彼女の貞操概念は男を寄せつけない。
とある森で出会った女神に一目惚れしたオリオン。
アルテミスに従うケリュネイアに蹴飛ばされながらも、毎日のようにオリオンは猛アタックを始める。
そんなオリオンに嫌気をさ
した女神様は猫王様に救いを求める。
アルテミスを救ったのはあの黒猫の冒険者。貞操の女神様はその姿に何を思うのか・・・?
この作品は「noveldays」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 09:26:19
3556文字
会話率:50%
「カザリン・ジルバーマンッ!この僕は貴様との婚約をこの場で破棄するっ!」
壇上に立つファナティカー王国王太子ナールナルのあまりにも不意を突いた発言に婚約者カザリンはしばらく言葉が出なかった。
婚約破棄です。王太子の仕打ちに悲嘆に暮れ
る元婚約者。
突然のことに戸惑いを隠せない元婚約者の両親。
神に祈りを捧げ、救いを求める元婚約者の母親。
すると・・・
1回2千字前後で5回の連載です。
(追記)第2部分の末尾に秋の桜子様から拝受したFAを掲示しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 21:00:00
10875文字
会話率:55%
新宿歌舞伎町の片隅で営業している男子禁制の甘味処「子猫のしっぽ」。
任侠を掲げる神竜組の親分が孫のために始めた店である。
そこで店長として働くただ一人の男、本郷。
女性従業員は組幹部の奥さんやお嬢さん。
ストーカーに悩む女性の問題を持ちかけ
られる。
本郷はストーカーの逆恨みを買い不意をつかれて死んだはず・・・だった。
目の前に広がる深い森。
『助けて!誰か助けて下さいまし!』
化け物に追われて救いを求める少女の心の叫び。
化け物が少女に襲いかかる。
「ほう、地獄にゃ面白れえもんがいるもんだな」
閻魔様の導きで地獄に落ちたと思った本郷が見たものは、真っ赤な毛並みの化け物。
格闘技で化け物を倒した本郷だが急に目の前が暗くなり意識を失った。
再び目覚め見たものは、お洒落な旧伯爵邸を改造したホテルの一室のような景色。
『あなたは誰・・・』
可憐な声が本郷に問う。
『俺は誰だ・・・』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 10:40:48
143206文字
会話率:33%
そこでは七日に一度《終焉》が訪れていたが、現地の人々は気にしていなかった。
《天使》と呼ばれる少女、シオンが居るからだ。
普段は無気力だが、世界を守る使命に関しては、彼女は常に全力だった。
終焉とは、大地をこの世に留めている《斜塔》が
崩れて初めて発生する。つまりシオンが塔を守っている限り、終焉は訪れないのだ。
だが、そこにシオンの自演行為が紛れていることは誰も知らない。
天使の持つ力は、人々の信心から得られるもの。シオンはわざと魔物の棲む森で国を囲い外界と遮断、誤情報を流して信頼を稼いでいた。
何より信心が薄まることを恐れるシオンは、もう何十年も嘘を突き通していた。
あるとき、不可侵の魔物の森を、旅団に属する一人の青年・メブキが突破する。
諸国に対し「戦争をやめるよう説いてほしい」と彼は言うが、シオンはこれを「めんどくさい」と一蹴。未だに戦争してる連中なんかどうでもいいとシオンは返すが、メブキは頷くまで帰りませんと譲らない。
だったらそれまでこき使ってやると言い出せば、なんと青年は喜び出す。
どうやらこの男、元から天使に対して憧れを持っていたらしく、逆に良い機会を与えてしまったようだった。
外界の情報を漏らさぬように、シオンはひとまず青年を自宅に軟禁する。が、これは住民側がやってきたために失敗する。
案の定、住民と青年の間で生じた情報のすれ違いが疑問となり、シオンは弁明しようと混乱する。
不審に思われた、力が弱まる、と不安になるシオン。メブキと話し合い、どうしたらいいのかと無意識に尋ねていた。
だが、住民はそんなこと気にしない。皆はきっと一人の女の子に対して、無条件に応援している。
「皆を信じてあげてください」
よそ者の言葉ながら励まされたシオンが、皆のもとへ戻ろうとしたとき、これまでとは異なる形で終焉が訪れる。
住民が死に絶え、信心は消え、シオンの力も削がれていく。それでも斜塔を守ろうとシオンは、メブキの言葉を思い出し、足掻く。
消えた力が戻ることはなかったが、シオンは奇策を閃いた。
シオンはあえて終焉を受け入れ、斜塔を破壊する。
そして壊れ始めた世界に溢れ出した、救いを求める声を一身に受け止めて――少女は、崩壊を迎えたこの大地に、新たな楔を打ち込む。
終焉は鎮まり、住民も目を覚ます。
新しい世界で、新たな一日が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 16:51:31
45885文字
会話率:38%
モノクロの世界で、人はどうして救われよう。
不死の能力を持つ少年「ミカゲ」そしてその親友の「レント」
白と黒の中で、二人はどう足掻く?
幸せを求めるのか、それとも救いを求めるのか…
最終更新:2019-11-17 22:17:27
3280文字
会話率:31%
百年前に突如勢いを増した魔族の猛攻によって、人類が滅びの一途を辿る世界。だというのに、生き残った国の指揮を執るべき座に就く者たちはと言えば、他者を生贄に捧げてでも己の欲望に生きようとする愚物ばかり。加えて力のない市民も、終わりの見えた未来
になす術を見失っていた。
その様相はまさに、埋伏の毒にて消え去ろうとする運命の灯だった。
それでも人々は心のどこかで、雀の涙にも満たぬ希望を求めていた。
心の底で救いを求める信徒に心打たれた女神は、最後の希望として勇者を遣わすことを決定する。
だがしかし、その勇者として選ばれた普通の青年はそんな悲劇の事情などはとーんと知らぬまま。
呑気にも童貞を卒業できることくらいしか、聞かされていないようで――?
これは、希望の光として輝く役割を求められた青年が、苦悩の果てに勇者から魔王へと転じる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 08:20:04
54259文字
会話率:43%
人間が使い潰される林檎色都市群で、働けなくなった者を解体して食糧にする“解体役”の男。
その男の苦悩を知る“少女”。
魂の救いを求める二人は、しかし。
※この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
最終更新:2019-07-24 23:07:57
4131文字
会話率:38%
主人公のイリナは地底に広がる世界アンダーグラウンドで勇者として毎日敵方の魔族と魔物を狩り続けていた。なぜならイリナには悪を憎む心と、弱き者を思い遣る優しき心を持っていたからだ。弱き者がピンチの時、イリナは稲妻のごとく現れ、悪を挫いた。それは
まさしく勇者と呼ぶに相応しく、また、英雄と呼ぶにも相応しい。可憐であり、それでいて頼もしい彼女は世界を旅し続けた。時には王の命を受けて巨悪を滅ぼしたが、基本彼女は根無し草。世界中の救いを求める声を逃さないために、旅をし続けたのだ。「悪は変わらず悪だというのなら、私は常にそれを罰せよう。正義は変わらず正義なら、私はそれを守り続けよう」それが口癖の彼女。そんな彼女は世界を、頼れる相棒であるカイという少年と共に世界に平和をもたらしていた。
そして、旅をするうちに大きな野望に巻き込まれていく。世界を根本から破壊しようとする大きな野望に………
〜筆者から〜
これは[Face of the Surface]のように趣味丸出しの小説ではなく、面白さ追求型の小説です。多分FSよりも面白いと思います。僕的にはFSの方が好きなのですが、一般受けしないと思うんですよね。なんか私の感性妙なところでズレているらしいので。
それと、Face of the Surfaceを読んだことがなくて、初めて地底800マイルを読んでみて、[ちょっと気になったから他の作品読んでみようかなー。読み進めてみようかなー。]と考え始めた殊勝な方。もしそのような人がいるのなら絶対に私の他の作品は読まないでください。それはもうありえないほどのネタバレが地雷よろしく、いや、地雷とかと違って地表に剥き出しであるからです。本当にやめましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 19:11:50
268436文字
会話率:42%
サユリ・乙ベルは飲んで帰ってきたことを夫のイフチアンドルに詰られた。愚かにも暴力による反撃を試みるが、イフチアンドルは実家のある北極へ救いを求める手紙を出した。彼は北極の水棲人間の帝国オドベヌスの王子だったのだ。悪妻を討つためにセイウチの大
群が上陸してくる。「オツベルと象」を下敷きに大黒柱であるにもかかわらず不遇な扱いを受ける妻を描いた自己満足逆転劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 20:10:09
2892文字
会話率:55%
月と地球の間、虚無の広がる戦場で、そのおおらかさに身を委ねたいという動物的な衝動を感じていた看護兵リザは敵兵アーウィンを救う。生物哲学にも、神にも救いを求める気持ちになれないリザだったが、アーウィンと話をするうちに心が安らぐ。二人は戦前に出
会っていることに気づき、ジャズへの興味を伝えあううち、リザは戦争によって押し隠されていた情熱を思い出す。そこへ停戦の知らせがあり、リザは虚無の抱擁よりも魅力的な、未来への期待に身を震わせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 17:05:38
13194文字
会話率:41%
失った左腕の、あるはずのない痛みーー幻痛。
それを抱えながら、彼は日本へ戻った。友からの、救いを求める手紙に応えて。
その手紙には、悪魔に出会ったと書かれていた。
カクヨム様にも投稿しております。
最終更新:2019-05-18 22:58:05
8480文字
会話率:45%
ネットや雑誌などには一切その情報がみつからない「バクサマ」。
その噂を、その場所を探し出し、ようやく見つけ出した先で皆は救いを求める。
最終更新:2019-04-23 22:20:17
15957文字
会話率:13%
すべてが終わってしまった世界に産まれ落ちた英雄。
救うべき存在もなく、故に自身の存在理由も無かった。
惑星の最後の住人Ω。
彼は聞いた。
次元を越えた先から届いた、救いを求める声を。
ならば、救おう。
たとえ世界が違おうとも、それが私に望
まれた使命なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-18 12:25:17
5363文字
会話率:17%
遥か昔、平和な暮らしを続けていた人間<ひとびと>の中に、ある特殊な異能の力を秘める者達が耕作、水田地帯だけでなく、発電所、交通機関などあらゆる場所で人々の暮らしを守り支えてきていた。
だが、ある時を堺に、特殊な異能力者達の人数が
日に日に連れて、未確認の一歩を辿ってしまったのである。
その境目とは...そう!
世界をも手中にかけ、あらゆる全ての資源や、異能力者達の身体を、人の目には見えない、神秘のベールで包むのに必要なAIBを狙う暗殺者集団達との大戦争だった!
その大戦争は、異能力者と世界を滅亡させようとする暗殺者集団達との激闘は凄まじく、街中、いや国全体が恐怖に怯え、神にまで救いを求める者達まで現れたが、それもむなしく大炎の中へと包まれ、業火で国全体を焼き尽くし戦争は終わった。。
そして、時は流れ25××年!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-30 07:00:00
84559文字
会話率:67%