覚えのない冷蔵庫のプリン、誰が買った?「一人」暮らしなのに…
家に帰ると、冷蔵庫にはプリンをひとつ必ず買い置きしている。大学生の坂木優斗は冷蔵庫を見て、不思議な感覚に陥っていた。冷蔵庫にプリンが二つある。そのうちひとつは見覚えがない、買っ
た記憶もない。アルバイト中に事件が起きた。ワンルームマンションの自室である女がある男への殺人未遂で逮捕されていたのだった。どうやってこの女は優斗の部屋に侵入できたのか。この男は誰なのか?見知らぬプリンとの関係は?事件は殺人未遂から、本当の殺人事件へと発展していく。
この一連の事件を担当することになった、ベテラン刑事小田切と新人刑事吉澤。
小田切の妄想推理が事件を仮説で解いてゆく。
妄想が仮説へとなり、真実に近づく。
そしてどうしても妄想も仮説も立てられない疑問が二人の前に立ちはだかった時、
物語は新しい局面を迎える。
見知らぬ冷蔵庫のプリンから始まった事件は、どのように終えるのか。
大きなどんでん返しと、物語を俯瞰で見つめる切り口をお楽しみください。
最後の最後で、時空が歪むような終結を迎えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 16:34:42
12267文字
会話率:38%
半年前に落ちてきた隕石。隕石に付着していたウィルスによって柏木進は驚異の回復力を手にする。が、それは高速で細胞を分裂させ、死へと近づくものであった。周囲への感染を恐れた政府は進を冷凍保存した。未来への医療に託したのであった。一方、この高速細
胞分裂ウィルスを解明すれば、ケガの即時治療にも役立つと考えた世界各国の研究者・政府関係者たちは冷凍保存された進を狙うのであった。ドライで夫に関心の少ない妻「良子」・はつらつとした娘「遥」・半年前から不登校の息子「戻」、父「進」のウィルスで崩壊していく柏木家。そして、四十年後…、冷凍保存から解凍された進が見たのは…。日常SFのようで、突拍子もないオチへと全力で向かうSFです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 15:00:04
4501文字
会話率:52%
この世界は……私が生み出した世界……!
私は夢半ばのアラサーで、自宅のお風呂で溺死してしまい、その後、自作品『呪われた聖女』のヒロインのいとこに転生する。
自分の作った物語のキャラに転生できたのはいいのだけれど、このままではヒロインも
私も死んでしまう。
なぜか。
自分が書いた物語の流れでは、従姉妹のルナは、リイナに嫉妬して、魔女ロベリアにヒロインを呪うように頼みに行く。
呪いをかけられたリイナは、ルナの目論見通り死んでしまうのだが、
結果としてルナも黒幕とバレて、処刑されてしまうからだ。
私は、ヒロインのリイナの幸せな人生を見届けたいし、嫉妬に駆られて処刑される未来もごめんだ。
だから、危険なことは避けて、何ならヒロインのことを過保護に過保護にしてきたのだけど……
何で、黒幕の私が大人しくしているのに、物語通り魔女が出てきているのよ!
このままじゃ、リイナが呪いをかけられて死んでしまう……そのくらいならいっそ……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 15:30:00
107437文字
会話率:40%
娼館にひとりの乙女あり。名はジョゼ。娼館「リロンデル」の幼き経営者である。
娼館に買われた出自不明の少女は知識に長け、何カ国語をも駆使する才媛であった。娼館の主のはからいで、ジョゼは娼婦ではなく、次期経営者として育てられる。
ジョゼは色恋沙
汰による殺人事件や策謀渦巻く貴族社会、政界スキャンダルに幾度となく巻き込まれるが、年齢に似合わぬ人並外れた知略を巡らせ、個性豊かな娼婦たちと共に事件を鮮やかに解決して行く。
その活躍の噂が裏社会に広まるにつれ、やがて彼女の存在は王族にも知れ渡るようになるが、ジョゼにはある秘密があった──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 14:18:03
209215文字
会話率:52%
二日酔いの痛さとともに起き上がると、昨日夜をともに暮らした女は既にいなかった。その残り香を追って玄関に向かうと一つのヒント。 果たしてその女に再び会うことはできるのか。
最終更新:2024-05-06 13:00:45
5474文字
会話率:28%
次々と起こるパンデミックに、全世界の人口は十分の一となった。
パンデミックだけであれば、誰も何も思わないのだろうが、どう考えても超常現象によって、三十億人もの人々が消えた。
これは神の怒りなのか。
星を粗末にした報いなのか。
その事
実は不明のまま、ある学園の話に移行することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 11:12:21
249305文字
会話率:16%
松崎拓生は目ぐまらた環境で生まれ育った。
しかし誰にでも悩み程度のものはあるものだ。
しかし基本的には素晴らしい成長を遂げ優秀に育ち、幼馴染たちとも良好な関係を築き上げた。
だが、どこでどう間違えたのか、拓生の過去を知るたびに、本当の拓生が
あらわになっていく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 12:08:02
557567文字
会話率:15%
被害者が握っていたメモに書かれた6桁の数字。
大ベテランの刑事と鑑識員は、一目でその意味がわかったというのだが──。
※公式企画「春の推理2024」参加作品です。
最終更新:2024-05-06 07:48:53
3298文字
会話率:31%
公式企画「春の推理2023」参加作品です。
となりのおじさんは、見るたびに服装がちがいます。
何のお仕事なんだろう? ──そう考えているうちに、ゆんちゃんはあるひみつに気づいてしまったのです。
最終更新:2023-04-02 16:35:54
2250文字
会話率:26%
古代エジプトの歴代王を示す王名表。
古代エジプトを研究する者にとって欠かせぬものである。
ただし、これをよく眺めると疑問点が浮かぶ。
今回はそれについて探偵が推理するように考察していく。
最終更新:2024-05-06 06:51:58
5800文字
会話率:0%
ナイル河の東岸は生者の町、西岸は死者の町。
これは古代エジプトを齧ると必ず聞く言葉である。
そこまで興味を持たなくても、パッケージツアーを利用したエジプト観光をしても、ガイドの口からその言葉は何度も聞く。
そして、これは呪文、または呪縛のよ
うにエジプト学者からも頻繁に飛び出す。
だが、これは怪しい。
そう思った名探偵、いや、迷探偵がこれが真実なのかを検証する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 05:51:59
4201文字
会話率:0%
古代エジプトの王ツタンカーメン。
黄金のマスクなどで有名な彼であるが、その墓は非常に小さい。
そこで、その墓が発見された当初からこんな話が囁かれていた。
彼の本当の墓は別にあった。
だが、あまりにも早すぎる死に、家臣たちが使える墓を探し出し
、改装して埋葬した。
では、本来の墓とはどこにあった?
これはそれを探偵小説風に探し出す話。
妄想タップリで進めているくので、話半分で読んでいただければ幸いです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 07:21:57
24839文字
会話率:0%
福寿岬 飛吾は本名ではない。
暇さえあれば刑事ドラマに夢中なっている男は、この名前で探偵をしている。
普段は人探しや浮気調査など、一般的な依頼を受けているが、仕事のない日はスカイツリーの見えるビル屋上でネットドラマを見る毎日。本格的なサスペ
ンスより人情物の刑事ドラマや鑑識、法医学、弁護士が登場するストーリーもお気に入りだ。もはや依存症と言っていい。
そして、突然事件は訪れる。
警察庁長官自らが、この場所に事件を運んで来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 06:26:55
13862文字
会話率:42%
前世で高校を中退し、極道として生きてきた勇人は不慮の死を遂げ、その世界の女神によって気に入らない人物を中世ファンタジーの世界に転生させられる。
そんな彼に、より良い人格を身につけるため、女神は他人の執事として強くなれるシステムをプレゼン
トする。
ファンタジー世界でしばらく成長した悠人は、同い年のツンデレ伯爵令嬢の専属使用人となる。 人の指図を受けるのが嫌いな優人は皮肉にも専属執事として生きようとするが、ツンデレ少女は彼女の怠惰で迷惑なメイドが見た目以上にミステリアスであることに気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 21:36:51
109095文字
会話率:36%
「神は実在する」
もはや常識となったそれを、疑う者は数少ない。
かつて化物とされたモノは今や姿を変え、『神』として人々の信仰の対象へと成り代わっていた。
そうして偶像崇拝どころではい、実像崇拝が盛んに行われるようになった現代で。
死人
に追われる少女──甘蔗ユユ(あまつら ゆゆ)は、都内某所・神宿(しんじゅく)に居を構える、とある宗教トラブル専門の相談所へと招かれる。
そこで出会ったのは、『神』殺しを目的とする人々だった。
それは新時代の『神』話、あるいはただの化け物退治。
化け物を化け物と呼ばなくなった世界で、抗い続ける彼らの話。
宗教団体ぶっ潰す系カルト・ホラー。ライトです。群像劇。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体などは実在のものとは関係なく、また特定の宗教・思想・信条を批判する意図は含まれておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 21:23:41
66678文字
会話率:41%
あらすじ◆
ショーン・ターナーは、帝国魔術師アルバとして、田舎町でケガの治療をして暮らしていた。
幼馴染・紅葉と過ごす日常はそこそこ平和なものだったが、己の実力に内心焦りを感じていた。
そんなある日、町長の失踪事件が起こる。駅で発見された町
長の姿は、
10年前、謎の少女・紅葉が発見された事件と酷似していた。
ショーンと紅葉は、事件の謎を追い求め、サウザスの町を奔走し始める――。
WebSite◆「宝鈴.BlazeCom」http://hourinblaze.com
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なろう◆https://mypage.syosetu.com/2130618/
カクヨム◆https://kakuyomu.jp/users/hourinblazecom
なろうとカクヨムで連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:37:58
620099文字
会話率:45%
今回、自分の創作活動からネタを持ってきました。
物語を完成させる為、史実を探す系の物語でトンデモ歴史ミステリーです。
『パラサイト』と言う自作の話が出てきますが、、登場人物は架空の人です。
そして、現在の『パラサイト』の内容とはかけ離れてい
ます。愚痴っぽい文章かもしれません
2019年。私は三角関係のもつれから起こった殺人事件のミステリーを考えていた。
完結させる為には、こんにゃくが重要なキーワードになる。
こんにゃく。
史実では鎌倉時代に日本に登場するけれど、それでは遅い。
なんとか飛鳥時代に生息させたい。
史実を探しに図書館に行った私は、奴と再会する。
フリマの隣人 克也に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:35:17
225788文字
会話率:14%
小説を書く仮想空間の桜のイベントの物語です。
明智小五郎のアバターの人物が登場します。
著作権が切れた作品の二次は投稿できると、ネット大賞の時に確認しています。
今回はなろう独自のイベントで、賞もないので、伸び伸びと使いたいと思って書きまし
た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 11:42:17
13287文字
会話率:24%
地底超特急の職員で鳥類の心を読むバードテレパスが殺されます。捜査線上にトンネル地下世界に潜む様々な人間模様が明らかになる中、元トレーダーが犯人と判明スルのでした。
最終更新:2024-05-05 20:12:41
20865文字
会話率:68%
バチェロレッテパーティに呼ばれた男性ストリッパーが警官コスプレのママ殺された!捜査線上に浮上スルのはイケメン役者に群がる女達。生前のイケメン役者の思わぬバイトも明らかになり、犯人は元パトロンの弁護士であるコトが判明スルのでした。
最終更新:2024-04-28 16:30:13
22381文字
会話率:68%
秋葉原にスーパーヒロイン専門の連続殺人鬼が出没、電気街が震撼する中、懸命の捜査が続きますが、結局最後は逃げられるのでした。
最終更新:2024-04-19 20:44:39
19441文字
会話率:71%
「素数語呂合わせ」だけでも読んで欲しいです。(第2話掲載)
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「どうすればいいんだろう……?」
将聖は考え込んでいた。
七夕飾りを作るため、折り紙で五芒星形を作ろうとしていたのだが、うまくいかずに悩んでいたのだ。
しかし、将聖
は決意していた。
この問題は、自力で解きたい、と。
そこへ同じ|学級《クラス》の優希が現れて……?
果たして将聖は、折り紙の五芒星と起こる出来事から、どんな結論を導き出すのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:00:00
20767文字
会話率:29%
私中学2年生、兄高校2年生、今年の夏も祖父母の住む高原の家でのんびり過ごしています。
ただ兄に言わせると祖母は魔女に間違いないのだそうで。
一夏の恐怖の物語…では全然無く美味しそうで幸せな日々の些末な事件を記したお話です。
よろしければぜひ
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 19:25:02
34672文字
会話率:41%
入学当初、友達作りの波に乗り損ねた俺、佐藤一(さとうはじめ)は、浮かれた話が一つも無いさびしい夏休みが終わり、二学期が始まってもクラスに友達は一人もいなかった。
その日も、昼休みに肩身の狭い思いをしながら、教室の自分の席でぼっち飯を食べてい
た。
俺の後ろ、最後尾の席に座るのは、学校一の美少女と噂される才色兼備の孤高の女子生徒、白川瞳(しろかわひとみ)。
一度も言葉を交わした事が無い、ぼっちの俺に、なぜか彼女が二つ折りのメモを渡して、美術室に呼び出した。さらに、あろうことかその日の放課後、駅前で待ち合わせ、彼女の自宅へ向かうという展開に。
果たして、彼女の目的とはいったい何か?・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:49:19
49301文字
会話率:51%
高層マンションに住む【駒沢厚樹】は会社を辞めたばかり。
フリーペーパーの求人誌を手に16階の自分の部屋へ戻ると、階下から緊急車両のサイレンが聞こえる。
自分の住むマンションで有毒ガスが発生したのだ。
有毒ガスが充満したマンション内。部屋から
は出ることができない。駒沢厚樹は16階の自分の部屋で軟禁状態に。
そこへ窓の外から救世主が現れる。救世主の正体は消防隊でもレスキュー隊でもなかった。
名前も顔も知らない高層マンションの住人が織りなす、人間ドラマ。
駒沢厚樹は自分が人生の途中に位置していることを再確認する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
26814文字
会話率:43%
ミスユニバーサル日本代表最終選考会まで、あと二週間に迫ったある日、セミファイナリスト十二名のうち三名が忽然と姿を消した。そんな三人の安否を心配して渋谷西警察署に届け出てきたのは、ミスユニバーサルのスポンサー企業ゴーグル社広報担当の杉本康二
だった。杉本は姿を消した中沢くららに好意を抱いていたからだ。行方がわからなくなった三人は、どこへ姿を消したのだろう。渋谷西警察署の小泉と阿部が、国家公務員として捜査に乗り出す。
仕事による価値観の違い。国による価値観の違い。男女による価値観の違い。そんな価値観の狭間で捜査は進められていく。
一週間前のセミファイナリストマスコミ発表会に三人は姿を見せるのだが、三人にはすでにセミファイナリストとしての権利はないという。
三人の権利はなぜ、消失したのか。三人はどこへ姿を消していたのか。事実は小説よりも奇なり。女はいつもミステリーの言葉が事件をまとめる。
2010年作・2011年加筆修正折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 10:27:14
32628文字
会話率:47%
「そなたは《毒》か、それとも《薬》か」
皇姫であった慧玲(フェイリン)は先帝の罪により死刑を命じられた。
渾沌の帝と称され、帝国全土に毒をまき散らした凶悪なる帝……その姑娘。だが彼女は薬師の一族・白澤の叡智を修得していた。
慧玲は皇帝
の問いにこういった。
「私は、如何なる《毒》をも絶ちて《薬》と致しましょう」
帝国・剋は先帝の悪政によって《天毒地毒》の禍に苛まれていた。
地毒は人を蝕み、《毒疫》という奇しき病をひき起こす。
鱗に蝕まれた妃妾。脚から梅の咲きこぼれる舞姫。毒疫は如何なる医師にも癒すことができない。ただひとり、後宮にいる食医の姑娘を除いては。
「あなたはいったい」
「ただの食医でございます」
処刑を一時取りさげられた慧玲は身分を捨て、後宮の食医となった。妃嬪たちから渾沌の姑娘と謗られ、疎まれながらも典医が匙を投げた患者たちをたちどころに解毒していく。
最高に美味しい《毒》を患者に飲ませることで。
「毒は、毒を制すものですよ」「口に旨き毒は《妙薬》となるものです」
それは償いか。それとも復讐への階か。
慧玲のもとに現れた麗しき風水師。彼は不敵な微笑を湛えて、慧玲に囁きかける。
「貴女の死を望むものがいる。その敏さはいつか、貴女の身を滅ぼすよ。緩やかにまわる毒みたいにね」
彼は果たして敵か、味方か。逢うべきではなかったふたりの袖が振りあうとき、国の運命が動きだす。
・ ライト文芸寄りの後宮お仕事ものです。
恋愛はするかどうか謎ですが、異性バディ(イケメン)はいます。
・ こちらの小説は《カクヨム》にも掲載(同時に連載)致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 17:18:53
333093文字
会話率:39%
《後宮》×《ミステリ》×《検視》×《エンバーミング》×《メイクアップ》×《恋愛?》
ワケあり妃は屍を葬り、身分格差、男女格差によって隠された死の真実を暴く!
先帝の死後、斉の後宮はひらかれた。
高官の妻妾選びの場となった後宮では、物騒な事
件が頻発するようになった。後宮丞の男 絳(コウ)は屍を蘇らすと噂の妖妃を訪ねる。
「死人に口はなしさ。けれども、死体は語るものだ」
綏(スイ) 紫蓮(シレン)
彼女は先帝の娘であり、後宮の死化粧師である。後宮中から蔑まれながらも誇り高い彼女の検視と推理によって、権力で揉みけされた事件の真実が明らかになる。
だが、彼女の本領は崩れた屍を復元して、最も美しい姿で葬ることだ。
「遺され、哀惜するひとたちのため、屍は一度だけ甦るべきだ」
絳は秘密裏に、紫蓮へと依頼する。
「先帝の死の真実をあばいてくれませんか」
屍を愛し、死に愛された「妖妃」と彼女に愛執する「奇人官吏」による後宮の暗黒事件簿、開幕!
ライト文芸寄りの後宮ミステリです。LGBTにまつわる事件もありますが、作者の思想よりも世界観を優先しており、現実の事件、人物、団体等とはいっさい関係なく、特定の人物、考えかたを非難、否定する意図はございません。
R‐15ほどの性描写、G15ほどの残酷描写がございます。
*連載について
第一部は毎日連載 更新は19時から21時になります
*お知らせ
メディアワークス文庫より「後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす」
ファミ通文庫より「後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く」
好評発売中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 18:55:56
175806文字
会話率:41%
《後宮》+《占い》+《心理学》+《ミステリ》+《グルメ》+《恋愛!?》
その女官の占いには、ウラがある!
食いしん坊な後宮女官占い師と廃嫡された第一皇子が後宮に渦まく謎に挑む!
都で占い師を営んでいた易 妙(イー ミャオ)は、ひょんな
ことから後宮に放りこまれ、下級女官として働きながら、妃妾たちに占いを披露していた。報酬は旨いものをひとつ。
占いとは神託である。神妙なる力を借りておこなうものだ。
だが、易 妙(イー ミャオ)の占いにはウラがあった。彼女は《行動心理学》をもちいて人の思考を読み、真実を導きだす。
嘘をついたとき、かならず〇〇をみる。緊張したとき、△△を触る――など、人の行動にはかならず、ウラがある。
神や祖霊を信じるものたちにとって、妙の心理は邪道だ。だから、裏がばれないように努めていたのだが、第一皇子に見破られる。
「私には神も祖霊も憑いてはいませんが、嘘もついていません」
「俺と組まないか。ますますにあんたが欲しくなった」
宮廷の旨い飯につられて、後宮で起こった異常な事件にかかわることになった妙の命運はいかに!
* 後宮ものですが、男性の読者さまにも楽しんでいただけるとおもっております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 06:55:05
142055文字
会話率:43%
政治家の家に生まれた井野一樹は幼いから厳しい教育を受けてきた。温かみのない家庭、息苦しい日常を過ごしてきた。それでも純粋な心を保てるのは、屋敷に居候している静流一家が優しく接してくれたからだ。家族から得られない温もりを、他人の静流おばさんや
その子供達をくれたから、一樹は彼らを家族以上に、大事だと思った。しかし、ある日、静流一家は追い出された。一番小さい女の子の美雪を残して、他は引っ越すことになった。事実を告げられた一樹や仲間の子供達はショックを受けたものの、為すすべもなくお別れの日を迎えた。そして、引越しの日に、事故が起きた。その事故をきっかけに、世界の歯車は狂ったように、思いも寄らない方向に運命の列車が進んでいった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 16:58:13
169312文字
会話率:38%
『貴方は見ることしか許可されていません。』
《動かないでください 喋らないでください》
最終更新:2024-05-05 16:30:00
8563文字
会話率:39%