荒れ果てた世界にて、6人の戦士たちは世界を「殺」していた。これは彼らが生まれてから、60の国を600年で殺すまでを描いた御伽噺である。
最終更新:2023-04-14 22:15:33
4703文字
会話率:55%
むかしむかしある所に、三人の王子様達が居ました。
長男は笑顔を崩すことなく、男性、女性に人気の美しい王子様。
次男は顔だけは良いのだが性格に難がある、正真正銘のバカ王子。
三男は周りから『変人』と呼ばれている、変わった王子――である。
実
は三男の王子、カイルには秘密があり、彼は男ではなく、女だと言う事。つまり、第一王女である。
しかし彼女は隠さなければならない。女とばれてしまったらどうなるかわからない……これは生まれた時から決められた事なのだ。
母親は必死に女だと言う事を隠した。隠さなければ、父親である王に何をされるかわからなかったからである。
そして、カイルが女だと言う事を知っているは、信頼している人たちのみ――第一王子、アルフィードもその一人だ。
このお話は、そんな訳あり男装王子の周りに訪れる、ちょっと歪なお伽話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 16:00:00
62957文字
会話率:50%
ここは、リュウジュの心臓。
白銀の巨龍は時の勇者に討伐され、封印された。
巨竜伝説も御伽噺として風化した頃、人々はリュウジュの心臓が持つ龍脈エネルギーに関心を寄せ、心臓の上で定住を行った。リュウジュは次第に生命力を取り戻し、その地で生まれる
人々はリュウジュの生命力にあやかることができた。リュウジュの民は鼓腹撃壌の如く、幸福な生を送ることができた。
そんなリュウジュの末端に一人、龍脈を持たない少女が一人。その名はソウナギ。
背が小さく、目つきの悪い、白銀の少女。リュウジュの心臓に適合することない、弱く、脆い、異邦の身体。
そんな彼女はしがない文士であるウミヒコの家に居候させてもらいながら、つつましく生活を送っていた。
しかし、ひょんなことから一人で心臓の中心部へとウミヒコの書いた小説を届けなければならなくなった。
今、白銀の少女の一人旅が始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 20:45:07
45163文字
会話率:49%
夜空に浮かぶ月には、兎が住んでいる。そんな御伽噺が事実であることは、この世界に住む多くの者達は知る由もしない。だがしかし、それは歴とした事実であり、月兎は百年に一度、この世界を舞台に舞い踊り、自らの王を決めていた。
そして満月となる今
宵、己が王になる為に、十色の月兎は地上に舞い降りた。
己の信念、野望を胸に、十羽の月兎は、力を授ける人間を探し、月夜が照らす街に消えていくのであった。
しかし、十色に含まれていない一羽の白兎が他の月兎とは異なり、この街を一望できる高い電波塔の頂上から、酷く暗い街の一画を見下ろしていた。
この白兎は、王になろうとしていなかった。この白兎がこの地に降り立った理由はただ一つ、闇そのものを身体に纏うかのような浄暗の兎を狩る為に、己の魂を使う為であった。
この物語は〝白亜の首狩り〟と〝浄暗の使徒〟と呼ばれた二羽の月兎が、現代で織りなす幻想譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 14:47:21
22958文字
会話率:45%
魔王が現れ、それを封印しようと巫が立ち上がるーー
そんな御伽噺のような現実離れした話を信じる者など居る筈もないくらいの泰平の世に、突如として御上が「巫を見付けた」と言う。
海璃と宵ノ月は、巫と供に魔王の鳥居へと向かう事になる。が、果たして魔
王など本当に存在するのだろうか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 17:21:50
5472文字
会話率:43%
現在、最終章連載中の「女神が『かぐや姫』なんて!」の「あらすじ」と、「登場人物」を章ごとに紹介させていただきます。
本作は、ファンタジー色強めの恋愛要素アリ小説です。
ヒロインが転生した「かぐや姫」が女神と崇められる世界では、貴公子の贈
り物が魔力増強の媒体や、特殊な魔力を持つ人そのものとされ、月へ昇ったラストシーンさえ建国に関わる別の意味を持っていた。
そんな状況に混乱することなく、1癖も2癖もありつつ魅力的な男性陣に囲まれたヒロインが、商会発展のため勇猛果敢に御伽噺「かぐや姫」に関わるあれこれに対峙し、解決して行く痛快ラブストーリー。
今までお読みくださっている皆様、これから読んでみようかなぁ~と思ってくださる皆様、おさらい&お試し読みにどうぞ!
本編はコチラ
https://ncode.syosetu.com/n0221hl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 14:19:03
9964文字
会話率:6%
アリスは嗤う。
どこまでも醜く。
どこまでも美しく。
そして、どこまでも深く。
「さぁ、遊びましょう? 御伽噺の、その先で」
最終更新:2023-02-07 19:16:11
470文字
会話率:32%
少し御伽噺の様な不思議な詩を書きたいと思って書きました。想像力を膨らませて読んでくれると嬉しいです!
キーワード:
最終更新:2023-02-05 03:42:50
464文字
会話率:100%
俺は、20年前異世界転生した。
前世の記憶を生かし、神童と讃えられた俺は今旅人として世界を回っていた。しかし、一つ問題があった。俺の名前はシャーリー。つまり、俺は女だ。
俺ことシャーリーは、世界を旅し、自らの強大な力を使い、常世とは離れた
グータラ生活を送っていたが、1人の少女により、その生活は一変する。
「なんで僕がそんなことしなきゃいけないんだ!」
これは俺が、元のグータラ生活を取り戻すまでの御伽噺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 15:49:02
7505文字
会話率:50%
サンタクロースの正体は何者なんだろう。
子供なら誰しもが抱く疑問を、男の子が解明しようとする。
クリスマスイブの夜、ベッドの中で息を潜めていると、近付く人の気配。
現れたのは、思った通り、サンタクロースの格好をした両親だった。
よくある親
のささやかな嘘を、男の子が暴いてしまったことで、
世界が終わりを迎えることになる。
終わる世界で、両親と男の子は何を願うのか。
親が子を想い、子が親を想う、クリスマスの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 20:01:02
9625文字
会話率:18%
シーラは、閉ざされた世界で生きていた。
物心ついた時から外出は厳しく制限され、生活は母親との二人だけ。
娯楽と言って良いものは本を読むことと母親との手遊びぐらいなものだったが、それでも本人は満足だった。
幼いシーラにとって、最愛の
母とたまに訪ねてくる優しい父がいてくれたら、それで結構幸せだったのだ。
だがある日、父が死に、続いて母が死に────シーラが狭い建物の中に幽閉されるようになると、彼女の心の支えは本の世界だけになった。
そこではシーラは邪魔者で、会う人全てに辛く当たられる。
それでもシーラは日々に耐えることができていた。
どんなに辛い目に遭っても、寝床の隠し本棚に幼い頃から好きだった本があったから。
────『天空城の白き魔王』。
昔から世界中で語り継がれている有名な御伽噺で主人公の『魔王』は他人の迷惑を顧みない嫌なやつ。
貴重な宝物を独り占めする、けちで、意地悪で、嫌われ者で、子供向けの御伽噺に相応しい『わるいやつ』。
でも、シーラはそんな魔王が好きだった。
たとえ世界の全てを敵に回しても、我関せずと高笑いしながら自慢の城で空を飛び回り、どんな我が儘も力づくでやり通す……ずっと籠の鳥だった、自分とは正反対の存在に憧れた。
そんな気ままな主人公がいる物語に浸っている間は、シーラも自由になれたのだ。
だから、親族の意向によりシーラが処刑されることが決まった日。
不意に目の前に現れた見知らぬ白銀の髪の男に、シーラはその物語の話をした。
できれば自分もあんな風に生きたかった、と。
すると男は夜空に浮かぶ影を指差して、涙を浮かべる少女にこう言った。
「ならば────俺の城に来て、働くか?」、と。
◇
これは後に、『天空城の白き魔女』と呼ばれる一人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 19:32:59
32105文字
会話率:41%
これは、遠いどこかの世界の御伽噺
最終更新:2022-12-18 04:00:00
2296文字
会話率:15%
これは、遠いどこかの世界の御伽噺
最終更新:2022-12-16 04:00:00
2899文字
会話率:45%
これは、遠いどこかの世界の御伽噺
キーワード:
最終更新:2022-11-26 01:00:00
2000文字
会話率:44%
その容姿から御伽噺の悪役貴族のようだと揶揄される侯爵令嬢オリヴィア・グランディールには可愛がっている行儀見習いがいた。
ミリア・コンフィールという名前の彼女は子爵令嬢であり、将来伯爵夫人になるために侯爵家で行儀見習いをしていたのだが、ある日
彼女は自分が婚約者であるダンティリオンに婚約破棄をされたと告げる。
私の可愛いミリアに婚約破棄だと、ダンティリオン如きが!
怒れるオリヴィアはダンティリオンに『ささやかなお仕置き』をしなければと父に許可をもらい、婚約破棄された令嬢というミリアの汚名を雪ぐべく動き出した。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-12-14 18:04:17
12317文字
会話率:38%
迷宮都市で燻っている少年がいた。お金もなく、その日暮らしの少年はある日、闇の中で光を瞳に写したんだ、『至宝』とよばれる最強の存在を。至宝と呼ばれる3人はダンジョン都市での最高層の強さを誇る、正に現代の英雄たち。
時は1年前、少年は大型討伐か
ら帰還した冒険者達を祝う凱旋パレードで至宝達を初めて見た。雰囲気からでもわかる強者という存在に、少年は心の底から憧憬した。あれが全人類最強の人達だと。僕が憧れる強さの象徴。少年の瞳はみるみるうちに光の炎を憧れた、渇望した。そして、更に恋の炎をも燃やされた。至宝の1人、リーエという御伽噺の登場人物のように端麗な少女に恋をしたからだ。その1年後、未だに最弱を抜け出させず燻ってる日に、リーエと奇妙な運命の出会いを果たし、リーエに言われた言葉は少年の心を打ち砕いた。
その言葉によって憧憬と恋の炎は消化されつつあり、更に迷宮都市に訃報が伝わる、【孤独の至宝】リーエが死んだと。
涙を流し、途方に暮れる少年は死ぬことを覚悟したがその時、右腕が勝手に動き……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 00:56:27
57799文字
会話率:52%
明日公開される新作長編小説のプロローグにあたるお話です。
よろしくお願いします。
キーワード:
最終更新:2022-12-11 21:00:00
334文字
会話率:0%
謎の企業ALGOが開発・運営をする、意識をサーバーへ送り込むことでプレイする最新科学を駆使した大規模VRMMORPG「HOPE」
人々は大きなリスクの対価としてもたらされる充実感と富に熱狂し「HOPE」は瞬く間に世界的な大ヒットゲームにな
る。会社勤めのしがないサラリーマン「青木 悠仁」もそのプレイヤーの1人である。
「青木 悠仁」は、そんなHOPEでのゲームプレイを通して多くの人と出会い、旅をする。
今日では失われてしまった古き良きMMORPGの伝統を受け継ぎ、主人公達が悩み、成長していき、それぞれが精一杯生きていく姿を、そして旅の途中で起こる些細なイベントも大切に進んでいく物語をお楽しみください。
※1
ゲームとして現実的なものが主題ですのであまりチート能力などは存在しません。努力によって培われた人力チートのようなものは存在します。
※2
話の細かさ故進行はスローペースです。ガンガン進んでは行かないのでのんびりお楽しみください。
※3
この物語は私が過去に執筆した「仮想世界を旅しながら世界の終焉をみる御伽噺」をリメイクしているものです。前作は修正箇所が多く、手が付けられなくなったため新規投稿を行います。あちらは物語の途中で終わっています。今後の更新予定はありません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 17:36:32
384050文字
会話率:63%
数千年前に失われ、今では御伽噺や神話にしか存在しなくなってしまった『魔法』
最大の力を失ってしまった人は、魔物や魔獣が跋扈するこの世界では弱者となってしまっている。だが数千年の時を経て、失われたはずの魔法は再び胎動を始めていた。
これは偶然
? 太古の魔法の残滓を得た少年少女たちが、世界に魔法を再起動する物語。
そのはじまりの出来事。
なぜ魔法が失われたのか、再起動した結果がどうなるかなどなにも知らず、強大な力を復活させることに胸躍らせていた、ただただしあわせな頃のお話。
昨年の今日投稿を開始した『怪物たちを統べるモノ』のプロトタイプです。
一周年記念(笑)? に期間限定で書いていた部分までを連続投稿します。
約10万字くらいです。
読んでいただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 09:50:25
128486文字
会話率:9%
硝石収集局、奇譚拾遺使、兵要地史局……これらは表向きの任務とは異なり、国内外の情報を収集し、分析し、国政を担う者のもとへ報告する、いわばスパイたちの名前である。
婚約破棄されて領地に帰ってきたサファイルーズ姫は、幼いころから好きだったおとぎ
話を全国・全世界から集める『御伽噺収集局』を父親である伯爵にねだって設立してもらう。婚約破棄を言い渡したジルコニード第一王子も、辺境伯として辣腕を振るう父親も、辺境伯と手を結び権勢を手にしたいオルジェード第二王子も、集められた凄腕密偵たちも、皆確信する――(この姫は、婚約破棄された身の上を儚み、内政に身をささげるつもりなのだ……)。ただひとり、サファイルーズ姫本人を除いて。
「小さい時の夢が叶ったし、なぜだかみんな協力的だわ! 婚約破棄は悲しいけど、これからは素敵な物語だけを読んで生きていくのよ!」
そしてもうひとり、隣国の国境の砦を預かる若き将軍、“鉄壁卿”フリダール少将もサファイルーズ姫に目を付けるのだった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 21:37:39
2582文字
会話率:32%
自分たちの所属する組織に裏切られていた事に気がついた流離(さすら)い戦士CYBORG太郎。彼は上司HANASAKA・JI・SANに復讐する為に東大寺に逃げ込む。そしてCYBORG太郎の謀反をいち早く察したHANASAKA・JI・SANは最
強の刺客たちを送り込んできた。ノンストップバトルアクション小説、ここに再開!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 18:41:28
7449文字
会話率:42%
この世には決して許せぬ悪がある。守らなければならない愛がある。宿命の戦士が地獄から蘇り、法の裁きの届かぬ場所でやりたい放題の悪魔たちと戦う…。近未来ハードボイルドアクションの決定版!!
最終更新:2022-10-12 00:00:06
2333文字
会話率:48%
むかし、むかし
ユーゴスベニア大陸には3つの種族がおりました。
一つは空を統べり、様々な力を宿しながら飛び交う龍の種族。
一つは天を統べり、その力で地上の生命をも焼き殺す力を持った神の種族。
そしてもう一つは、何の力も持たず、自
身らの技術でその発展を築いていた人の種族。
3つの種族は、互いに均衡を保ったままそれぞれの土地で暮らしていました。
しかしある時、破滅の龍と呼ばれる、ウロボロスが姿を表しーーー
これは、御伽噺の救世主、そしてその災厄の子孫が織りなす、二つの共鳴の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 00:00:00
846文字
会話率:0%