『日雇い救世主(メシア) 募集中!』
奇妙な求人広告が貼られた、とあるファミレスにて。
36歳フリーター、仲道狂太郎は、突如として奇妙な空間に放り出されてしまう。
――ゲームをパロディ化したような世界。
――強力な各種”スキル”の習
得。
――その目的は、人類の救済。
なるほど、いかにもどこかで聞いたことがあるような状況だ。
だが、近隣の集落で情報を集めるにつれ、驚くべき事実が発覚する。
――ここの連中、いっさい食事を摂らないらしい。
どうやらこの世界の創造主、ゲーム的な演出を真に受けて、人類の生態を奇妙に改変してしまったようだ。
いま胃の中にあるのは、お昼に食べたミラノ風ドリアのみ。
――もはやこの世界、一秒たりとも長居していられない。
――遅くとも夕飯までには戻らねば。
焦る狂太郎は、怒濤の勢いで世界の救済を目指すのだった。
※現在、毎日更新中です。
※更新情報・休載その他お知らせはこちら ⇒ https://twitter.com/Aomushi_Yuya折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 00:00:00
1038731文字
会話率:38%
日曜日の朝、白衣を着た若い男が彷徨っていた。
彼の名は藤田佑(ふじたたすく)。前日の土曜日、患者の家族の横柄な態度にブチ切れ、さらに今までの鬱積した不満も爆発して、「こいつらを刺してやろう」と考えた。ところが血まみれの光景を想像した途端に恐
ろしくなり、叫び声をあげて職場から逃げ出すと、錯乱状態のまま夜を越して横浜を歩いていた。
AMGを運転するいかにも羽振りの良さそうな男が佑の姿に気がついた。車を降りて佑に近づくと、男は、元介護士の伊庭進次郎(いばしんじろう)、ツイッターネーム「蜃気楼(しんきろう)」と名乗った。
伊庭は佑をファミレスに連れて行き話を聞くと、こう告げた。
「今の仕事を続けていると取り返しのつかないことになる。自分を大事にしろ。介護士の先輩としておまえを助けてやる。信用してもらって大丈夫だ」
伊庭は所有しているというポルシェやフェラーリの写真を佑に見せた。そして、ある女に連絡をいれて話をつけた。
伊庭の車で横浜駅西口に行くと、ポルシェ・カイエンに乗った黒づくめの女が佑の前に現れる。それまで尊大だった伊庭の態度が掌を返すかのように変わった。女は蓬莱(ほうらい)ゆき子と名乗り、伊庭から佑を引き取った。
「伊庭に頼まれたから仕方なく引き受けた。あなたには絶対に勝てる勝負をしてもらう。その勝負に勝ってあなたはお金を手にする。実際にあなたがやるのは事務作業だけ」佑を自宅へ連れて行く途中、ゆき子は簡潔に言った。
ゆき子と伊庭は、成功した個人投資家だった。
佑はゆき子の言いなりになるしかなく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 21:24:23
29802文字
会話率:61%
大学生の女の子ふたりが、いちゃいちゃする話
私と一緒にいるときだけ表情豊かになる彼女の、親友以上の感情はくすぐったくて面倒くさいけど、いやじゃない…… 一万字以内創作百合短編
最終更新:2022-10-09 20:00:00
8650文字
会話率:25%
ある日のこと。
美里姉妹が友人とファミレスでお喋りをしていると、その友人が女神様だと本人の自白により、急遽判明した。
女神様は、お友達である美里姉妹をまだまだ未開の地が残る異世界での、冒険のおともに選んだそうだ。
共に異世界に冒険に
いくことに、美里姉妹が同意すると、女神様が、簡単に死なれては困るという理由で、様々な能力を授けてくれた!
女神様は美里姉妹を先に異世界へと送り……彼女らの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 17:25:03
178428文字
会話率:38%
漫才を初めてみようと思い立った女子高生鮫島はすでに漫才を始めている委員長にアドバイスをもらうため、委員長が待つファミレスへと赴いた
最終更新:2022-09-26 21:46:56
15578文字
会話率:80%
中学生の私と父のこれからを描く小説です。
キーワード:
最終更新:2022-09-25 20:57:15
429文字
会話率:0%
某ファミレスの店長である私は、転職のために仕事を辞めた。送別会が終わり目を覚ますと、知らない場所で手足を縛られていて・・・。
※コメディ作品ですが、若干ホラーも入っています
最終更新:2022-09-18 00:04:17
9242文字
会話率:48%
不安でどうしようもない夜、〈僕〉は頸動脈に手を当てて頸動脈を経由し心臓に続く螺旋階段を下る死神を思う。とても落ち着かないから隣で眠る彼女を起こさないように家を出ると、ハハハとそんな不安を夜空に向けて笑い飛ばす。そして家に戻りベッドに眠る彼女
に「愛している」と告げる。
このような夜を〈僕〉が過ごすようになったのにはあるきっかけ、ターニングポイントがあった。それは遊園地の道化師、医者の父親、六月のナオコ、大学の夏休み、空手サークルの中田先輩、待ち合わせ場所のファミレス、九月のナオコ、……と様々な事柄の錯綜の末に起こった転換であり、この物語は〈僕〉のターニングポイントについてである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 19:48:46
6791文字
会話率:30%
深夜3時のファミレスに絶対いる人と絶対いない人が出会う話。
最終更新:2022-09-14 19:07:28
7206文字
会話率:56%
■幼馴染みに「彼氏が欲しい」と言われた俺の行動とは
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テストも終わったある日の放課後、いつものように幼馴染の水無月歴とファミレスでご飯を食べ
ていた。
その時に言われたのが「彼氏が欲しい」だった。
これまで17年間口説き続けているにもかかわらず、ピクリとも反応しない彼女がそんなことを言い始めた。
「俺ではダメ」という絶望的な状況だったが、実は彼女の友だちから事前に聞かされていた。
俺は、彼女の友だちの考えた作戦に乗って嘘彼女でやきもちを妬かせることにした。
そして、その結果は⁉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 21:01:04
9626文字
会話率:61%
雨の降りしきる夕暮れ。ファミレスの軒下で、少年(9)が雨宿りをしている。窓の向こうには食事を楽しむ親子の姿がある。
とそこへ、会社員の関野明彦(40)が雨宿りをしようと軒下に入って来る――。
最終更新:2022-08-27 23:22:37
1112文字
会話率:49%
これは日本全国各地で起きている現在進行形のホラーである
アイドルファンと称した者があちこちで迷惑行為を起こしているのだ!
最終更新:2022-08-25 09:40:07
1445文字
会話率:25%
ある日、俺は友人とファミレスで食事することにした。
料理はかなりおいしく、俺はイタズラ心から店員さんに「シェフを呼んでくれたまえ」と言ってしまう。
すると、テレビ出演経験もある一流シェフが俺たちの前に現れたのだった。
最終更新:2022-08-12 16:35:20
3975文字
会話率:45%
小説家を夢見るある男(45)が色んな場所で執筆を試みる。
はたして彼は理想の執筆環境を見つけることができるのだろうか。
それとも、ちょっとしたグルメ小説になってしまうのか? その行く末は作者にもわからない。
最終更新:2022-07-16 23:49:19
21462文字
会話率:3%
寝惚けて両眼がうまく開かない、午前何時かもすぐに判らない深夜、突如としてスマホのコール音が鳴り響く。
学校を卒業してからニート同然の生活を送っている奴に、配慮の欠片も無い連絡をしてくる同級生を、フジミヤは名前を見なくてもすぐに判る。
ど
うせ電話を繋ぐと、無駄に透き通った天然ボケ女の小声が聴こえて来るんだと、いつものヒラナカだと、あえて面倒そうにして右耳を澄ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 02:00:00
2633文字
会話率:55%
<好き>という感情に乏しい私と彼。今日もファミレスでお茶をしている。静かに有線放送に耳を傾け、他愛も無い話をする。
彼と知り合ったのはどうしてだっけ。付き合い始めたのはどうしてだっけ。
色々思い出して、なんとなく可笑しくなって、私は言った。
「結婚しよっか」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 18:59:51
3592文字
会話率:29%
みんな大好きリア充のお話。
タイトルはアレですけれど、内容は過激ではありませんのでご安心を(´艸`*)
最終更新:2022-06-12 20:00:00
2459文字
会話率:6%
好きなものは最初に食べる? それとも最後にとっておく?
究極の命題を終わらせる意欲的エッセイ(自分で言うな)
最終更新:2021-12-16 11:29:08
1175文字
会話率:7%
異世界召喚したならば、看取りまでお願いします。
出勤前のファミレスモーニング、コーヒーを飲んだ直後に異世界召喚された。
持病の吸入薬が尽きたら終わる? 手持ちの吸入薬のカウンターは残 60。
ローズと呼ばれた少女は、異世界で穏やかに最期
をむかえたい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 00:05:14
352886文字
会話率:46%
地球温暖化が進んでいた地球。ある日宇宙のどこかから異星人「熱食人ヒーティヴォア」がやってきたことで、地球は燃え尽きることなく今年も平凡な冬を満喫できている。
寒さに舌打ちするイマドキの平凡な高校生「ぼく」は、金魚鉢みたいなヘルメットの宇
宙服を着こんだ熱食人の「先輩」と映画を観に行くことに。
ファミレスで向かい合う高校生と、金魚鉢頭の宇宙人。
冷めたドリアと灼熱の焼き石が並ぶテーブル。
ちぐはぐな二人が交わすのは、映画の感想に、進路相談に、ルームシェアの話。
これは、いつか星の海の端っこで、地球が凍り付いた堅ゆで卵になってしまうまでの、長い長い先送りの物語。
すこしふしぎな光景をやんわりとお届けする、SF青春短編。
これは2021年に集英社Webマガジンコバルトで募集された「ディストピア飯小説賞」応募作でした。
最終選考には残りましたが、残念ながら入選ならずでした。
ほのぼのお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 17:48:32
10037文字
会話率:37%
出会いはコロナ禍の影響でお店を
クビになった中年少し手前38歳の
男の愚痴をたまたま聞いていた
女子高校生玲奈が恵介に声を掛ける
ところから始まる
そして玲奈の友人の不可解な事故
の真実を探す事に付き合わされる
恵介、二人で真相を解いていく
うちに、しだいにキョリは
近くなり、やがて•••折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 10:00:00
18418文字
会話率:78%