これは、ほんの一夏に巻き起こる高校生数人の物語。長島諒人は、友達が少ないだけの高校一年生。倉橋ともかは、友達が少ない天才高校生(理数系だけ)で、長島が唯一の友達である。結城彩香は、友達がそれなりにいて、親友もいる、長島の隣の席の一般的な高校
生である。
彼らは、大なり小なり普通の高校生だ。もし、世界が原子に満たされていなければ。
諒人が、妹の買った暗視ゴーグルを勝手にかぶって部屋で寝転がっていたとき。ビー玉くらいの「原子」が見えてしまったのである。きれいに配列して空間を埋め尽くした「原子」はどこまでも延々と続いていて、サイズを除けば、実際の結晶を構成する原子と酷似していたのである。
カクヨムにも連載しています。
しかしこの「原子」は、いつも諒人の前に出現してくれはしなかった。暗い部屋で暗視ゴーグルをかぶっていなければならないのだ。
そんなバカなことを、友達にして理数系のみ天才の倉橋に相談してしまった諒人は、当然信じてはもらえない。そしてここから、倉橋に「原子」の存在を信じてもらう日々が始まるのだが……
一方、結城彩香は、たまに空中に「ビー玉」が浮かんでいるのを目にすることがあった。それは数個で、何回かまばたきしたり、目をこすったりすれば消えた。だから特に気にしていなかった。
我々が知っているナノオーダーの原子と、暗視ゴーグルをかぶって初めて見えるビー玉サイズの「原子」。彼らは原子が「異なるサイズを持っている」という受け入れがたい事態に直面し、その狭間でもがく。諒人と倉橋、諒人と彩香、そして、倉橋と彩香。彼らの関係は混濁し、原子はそこに追い打ちをかける。
彼らは、どこに向かうのか。その行方は原子にかかっている。
原子とは、何なのか。彼らはそれに向き合う。
ほんの一夏の短い間に、原子は容赦なく彼らに旋風をもたらす。彼らは旋風に巻かれるだけなのか、それとも抗うのか。彼ら自身をも構成している原子に、なす術はあるのか。
原子が巻き起こす青春物語、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 22:11:42
62451文字
会話率:53%
透き通ったビー玉に青い湖が反射して
空を飛んだ白い鳥が青く染って見えた
最終更新:2019-11-14 02:00:00
323文字
会話率:0%
眩しい夏の日差し白い砂浜に反射する
麦わら帽子の長い髪揺れる
君の笑顔にビー玉一つ映る景色を刻んでゆく
肩にかけたカメラも忘れたまま。
最終更新:2019-06-06 03:00:00
280文字
会話率:0%
私立旭日ヶ原学園高等部2年生の桃瀬明日香。
普通のJKライフを楽しみ、今話題の謎の少女2人に憧れていた彼女だったが、
ビー玉を拾ってから変化して……!?
最終更新:2019-10-28 00:33:20
1552文字
会話率:34%
恋をしたことが無い青年、相良悠人は夏の始めに実家に訪れていた。実家の古ぼけた倉の掃除を行い、昼食を母と食べている時に母に言われた。
「孫がみたい。」
お見合いの話をされるがそれを断り倉の掃除に戻る。
掃除が一段落尽き、倉から出ようとする
とビー玉を発見。それをポケットにしまうと謎の悪寒が!
頭痛に苛まされるも、無事に倉から出ることが出来た悠人の見たモノとは…!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-05 21:23:50
23535文字
会話率:39%
夜は暗く
朝は明るく
人の心は
腐ったような外装が
辺りの家々の壁を彩っている
「で、君が、新入警官佐々木 野五路君ですか」
隣で、制服を着た猫が、髭をだらりと伸ばし
若い男に聞いた
その男の目は、ビー玉を、裏側から懐中電灯で
光らすよう
に輝き
口元は、意味のない余裕が、緩み出ている
「はい、本日より入隊します
佐々木 野五路です よろしくお願いします」
町は、がやがやと忙しく
誰もが誰かをみてはいない
そんな中、厚手のコートを男が、ふらりと現れる
「おい夜見野」
猫はそう言った次の瞬間には
男は、若者の顔を壁に押しつけて
目を、のぞき込んだ
「君は、幸せかい」
若い男は、うなずこうにも
ぴくりとも動かない
「君は」
男の目がのぞみ込む
眼球の網膜同士がぶつかりそうになる
若者は、それでも、目の光を、失わなかった
鮮血が、一瞬 壁を舞う
夜見野は、きびすをかいしたように
後にする
「そんな顔をしていると、黄泉の明かりが、激しく写る」
汚い壁に、寄っかかるように
若い男は、両目から、血を流し突っ伏していた
「おい、よみの」
猫が、そう叫ぶが、そこに、よみのの姿はどこにも確認できず
雑多な人の足音が、わらわらと、辺りに響く
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-10-01 22:00:59
3757文字
会話率:38%
みーちゃんは同じ幼稚園に通ってた女の子
ある日周りの人たちに黒いもこもこがついていって……
アメブロhttps://ameblo.jp/shinngetunokage/、カクヨム、ツイッターに掲載しています。
最終更新:2019-08-22 21:46:52
1225文字
会話率:10%
高校二年の七宮長門は、代わり映えのしない学校生活を送っていた。
しかし、都会から街に帰ってきた同級生、如月双葉との再会をきっかけに、その日々は色付いていく。
そしてある時、落ちていたビー玉を拾い上げ…?
最終更新:2019-08-15 07:00:00
65875文字
会話率:52%
散文詩です。
気が付き慌てて振り返っても、もう後ろの景色は遠くて見えない。
それを後悔しても戻れはしない、そんな一編です。
最終更新:2019-07-29 10:00:00
607文字
会話率:0%
※恐らくページに飛んで読んだ方が以下の文は読みやすいです。
幾千年も昔。神と人との縁が未だ深かった頃。
突如として魔族が神界へと進軍を開始した。
神々はこれを宣戦布告とし、人に魔族の討伐を命じた。
戦いは熾烈を極め、人。神。魔族。種族を問わ
ず多くの血が流れた。
戦争は勝者無く終わりを告げた。戦えるものが誰もいなくなったからである。
戦争が終わったあとも傷跡は世界に残り続けた。戦争で使用された武器たちである。彼らは『聖剣』や『魔剣』と呼ばれ、幾千年たった今でも強い力を持っている。
復興までの長い時間の中で彼らは、畏怖の対象としてまつろわれ、あるいは人知れぬ洞窟の奥で眠りについたりした。
いつか彼らが全て目覚めるような事があれば、今度こそ世界が終わるかも知れない。
「ねぇユリ姉。この話って本当なの?」
齢6歳位の黒い髪の少年が不思議そうな顔をする。
その少年を抱えていた青い髪の女性が柔らかい笑みを浮かべる。
「えぇ、本当よ」
「すげー! 俺も聖剣を手に入れたら父さんみたいに魔物を倒せるようになるかな!?」
少年はそのビー玉のような瞳を輝かせながら女性に問いかける。
「どうかしら、剣を振るならもうちょっと背を伸ばさないとね」
ふふっと女性は笑う。
『おーい、メシだぞー!』
「ご飯だ! じゃあねユリ姉!」
「ええ、またね」
「うん!」
バタン。扉が勢いよく閉まる音がしてから、1人となった女性が口を開く。
「きっとまた戦争は起こるでしょう。でもせめて、せめて子供たちが成長するまではーー」
この平穏が続いて欲しい。そう思うのは一人の人間には大き過ぎる願いだろうか。
いや、願うだけでは駄目だ。行動しなくては。あの子達の未来を守るためなら、私はーー
「ーー魔剣の力だってこの身に宿してみせる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-25 07:29:35
11111文字
会話率:36%
出会うべくして出会ったのかもしれない。
これから先、息が無くなるその日まで生き抜くためにも。
いつかまたどこかで出会えたら、
そこからまたあなたとのページを開く。
また一から始まる世界にもきっと貴方を探すのでしょう。
来世までをも約束した
、来世までをも心の片隅にあなたを想って。
そんな単純で儚いようでビー玉のような恋心。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-11 03:47:15
5628文字
会話率:14%
彼は張り詰めた美しさに満ち満ちていた
キーワード:
最終更新:2019-06-02 17:25:05
270文字
会話率:75%
普通の高校生『宮守総人』は、海外に住む母から贈られてきた赤いビー玉のようなお守りを貰ってから超人的な力を手に入れた。
しかし、そのお守りは地球の次の支配者『アースルーラー』を決めるための戦士の証だった。
人類の王となった宮守総人は人類の未来
のため、他の種族の王達との戦いに巻き込まれていく─。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 01:12:09
5336文字
会話率:24%
掌編小説集第9話
人間社会の縮図
最終更新:2019-04-19 22:11:01
357文字
会話率:0%
これは、帝国内乱中のお話。
もしお宝が出れば戦費になるからと、テレーゼの案内で未知の地下遺跡の探索を始めるヴェンデリンたち。
ところがその地下遺跡にはお宝など存在せず、ビー玉ほどの大きさのガラス玉が埋まった、石碑のようなものしか存在しなかっ
た。
ガッカリして帰る支度を始めるみんなであったが、ヴェンデリンとエリーゼがそのガラス玉が光り始めたことを発見、それを伝えようとした瞬間、二人は意識を失ってしまう。
目を覚ました二人は、地下遺跡ではない場所に飛ばされており、さらにヴェンデリンはその場所に見覚えがあった。
「(なぜ日本に戻っているんだ?)」
エリーゼと二人、日本に飛ばされたヴェンデリンは、生活費を稼ぎながら元の世界に戻るヒントを得るべく一宮信吾を探すことを決意する。
そしてようやく見つけた彼であったが、時間軸のズレがあったようで、ちょうど二人は同じ年。
信吾は高校生であった。
「俺、幼馴染の美少女とかいなかったけど……あと、美少女転校生と仲よくなんてした経験ない」
「金髪巨乳美少女を嫁にしている君が言う?」
中身が違うだけなのに、リア充高校生になっていた信吾に嫉妬するヴェンデリン。
逆に、大貴族になり奥さんが複数いるヴェンデリンに驚愕する信吾。
時期はちょうど夏休み、元に戻るヒントすら掴めないヴェンデリンたちと信吾たちは海水浴へと出かけ、エリーゼたちが飛び入り参加したミスコンの商品で、無人島キャンプへと移行する。
ところがその無人島には、ヴェンデリンたちと同じく別の世界から来た招かれざる謎の客たちがいて……。
はたして、ヴェンデリンは元の世界に戻れるのであろうか?
入れ替わった二人の長いようで短い夏休みが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-11 19:00:00
141458文字
会話率:47%
ビー玉を拾った、ただそれだけ、そして、インフルエンザになり寝込む、ヒタヒタ、ヒタヒタ、何かが闇にいる。
最終更新:2019-03-06 09:18:03
2781文字
会話率:2%
母からの目利きの挑戦状……だったのだろう……うん。
内容はビー玉と飴細工の差を当てろというものだった。
景品となっているのは夕食そのもの。
負ける負けないというかこれは……。
最終更新:2019-03-03 12:00:00
1422文字
会話率:42%
―――それは、机の引き出しの中にしまってある、色の綺麗なビー玉のよう。
私の中に、雪柳と共に今でも鮮明に残っている古い記憶。 幼稚園から小学生まで過ごした家での暮らし、そして庭木や家周辺の自然の懐かしい情景を、少しだけ書き残しておきたいと思
いました。個人的な思い出を書き留めたものです。ご興味がありましたら、どうぞ覗いてみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-07 09:06:27
1990文字
会話率:0%
越えられそうで越えられない壁を、乗り越えようとしたお話。
キーワード:
最終更新:2018-12-02 01:25:33
537文字
会話率:56%
ビー玉の中のようだ、と言ってたが。なんのこっちゃ、と思った。※短編。
最終更新:2018-11-07 01:29:56
9908文字
会話率:53%
ある夏、中学生の聡一郎は家出を決行する。
良く出来た家庭に生まれ育ち、両親の思うがままに進んでいく自分の人生に疑問を抱いた聡一郎は、自分という存在の意味を確かめるために家出をして小さな山小屋で三日間を過ごす。
しかし自分しか来るはずのな
いその山小屋で、聡一郎は謎の女の子、亜希と出会う。
一体彼女は何なんだ。
聡一郎と亜希の不思議な三日間が始まった。
*短編、三話完結作品です。
*この作品はエブリスタに掲載されております。
*エブリスタ第八十三回妄想コンテスト『青』準大賞受賞作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-04 21:00:00
7964文字
会話率:38%