加藤咲苗はナイフで刺されて死んだ。
だが気が付くと赤ん坊になっており、どうやら転生したようだ。
それからは今度は寿命で死ぬために安全に生きる!のではなく好きなように生きていくことにした。
それからさまざまなことが起きていき巻き込み巻き込まれ
るが、それを圧倒的力でねじ伏せていく。
これから頑張って書いていくのでよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 04:26:23
311497文字
会話率:57%
「そう、間違いなく、ここはクソみたいな世界だ...」 そう言いながら、彼は手のひらに埋まっていたナイフを引き抜いた。
訳も分からず再び目覚めたが、そこは異世界だった。
しかも、呪われた体に転生させられてしまった。その結果、悪夢にうなされ、さ
らに不運に見舞われることになる。
多くの選択肢を失った彼は、恐ろしい存在と歩く危険に満ちた幻想的な世界を旅することを余儀なくされるのです。
旅の途中、彼は奇妙な種族、驚くべき構造、浮遊するダンジョン、奇跡的な魔法、そして......巨大化する生物!?
新たな生きがいを手に入れた彼は、生き残るためならどんなことでもする。
強者の掟が支配する無意味な世界で、ゼロからの困難な人生。最悪の事態とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 10:10:33
28188文字
会話率:23%
アラフォーな傭兵の男は自分の強さに限界を感じていた。
そこで男は、1本のナイフを取り出した。そのナイフで死ぬと生まれ変わるという魔法が付与されている魔道具の一つだった。
男は、これ以上強くなれぬならと躊躇さずにナイフを胸に突き刺した。もし、
生まれ変われるなら次は魔法を使いたいという願いを思い倒れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 08:07:00
61979文字
会話率:47%
ナイフ類に関するエッセイ
最終更新:2024-04-16 00:31:56
1337文字
会話率:0%
男は気が付くと川辺で倒れていた。
男は記憶を失い、自分の名前すら思い出せない。
持ち物どころか衣服を1枚も身に纏っていない彼に記憶を取り戻すための手がかりはなかった。
そんな男の目の前に現れた少女……名をフィナ。
素性のわからない男
を保護という形で同行を許すフィナ。
名無しでは不便と思ったフィナは、記憶が戻るまで仮の名を男に付ける……彼女が好きな花の名前である……サクラと。
そしてこの大陸……心の大陸には心なき死人……屍しかばねがあちこちで人や動物を襲っている。
屍は無魂むこんの鏡かがみというこの世界の秘宝がとある理由で割れてしまい、生と死のバランスが崩れたことであの世の魂が中途半端な形でこの世に出てきてしまった、いわゆるゾンビ。
人並み以上の怪力と再生力を持つ屍は首を落とすか頭を撃ち抜く以外に倒す手段はない上、倒しても時が経てば再びこの世に蘇る。
彼らを完全に還すためには、各地に散らばった無魂むこんの鏡かがみの欠片を集めて元の鏡に戻すしかない。
屍たちを再び還すために、フィナは欠片を探して各地を転々としている。
またサクラは……謎の老婆から1本のナイフを譲り受け、雑魚程度なら無双できるようになり、恩人であるフィナの命を守ることを誓う。
闇を晴らす希望を求めて戦い続ける2人の運命とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 00:37:44
46973文字
会話率:43%
―――転生しました、死にました。誰が予想できるか、そんなもん。「なんで転生直後に死んでるのよ――!?」間違いなく異世界転生したにもかかわらず、生まれて数秒でナイフで刺され、見知らぬ屋敷で幽霊になってしまった私。ぶつくさ文句を言いつつ、元々屋
敷にいた小さなおばけたちと一緒に、時折やってくる盗賊たちを脅かして遊んでいた。・・・のだが。ある日一人の青年が屋敷にやって来て、成り行きで宝具とやらを探すのを手伝うことに。しかたない、幽霊特権ってことでぱぱーっと終わらせますか!って思ってたら思ったより大変なことに巻き込まれていたらしい・・・ってお話。※割とゆるーい設定です。※恋愛は超スローペースになります。※基本コメディ、後半にシリアス入ります。※そのうち投稿もスローペースになるかもです。お暇な方だけどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 20:00:00
35738文字
会話率:32%
【毒気流オンラインゲーム】
『恒界』において、羅恒は十年前に戻り、最強の毒の才能【翠毒】を手に入れました。以後、彼の毒属性のスキルは無限に進化します。
ウードゥーの呪い、ウードゥーの霜の呪い、ウードゥーの爆発、万雲毒爆、ウードゥー界の降
臨!
羅恒は混沌の雨を降らせ、ウードゥーの雲を拡散させます。
ある剣士:“おお、俺はなんでリスポーン地点に戻った?いつ毒にかかったんだ?”
ある刺客:“お前はもう俺のターゲットだ、ズルズルと……ああ、ナイフに毒を塗った!”
ある魔法使い:“助け……もういい、羅恒の毒にかかった、もう治療したくない。”
999層の毒の後、一発の毒爆発――
ワールドボス:“おお、俺のHPはどこだ?”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 01:19:48
3597文字
会話率:8%
世界は寓話に満ちている。
『門』
それが何かは誰も知らないが、そのための戦争で南アメリカ大陸は全滅しかけていた。
大人たちが死に絶えて、兵器化された子どもたちがジャングルで無軌道に殺し合う。
クラウディオとイヴ。
同じ殺戮兵器の少年と
少女は戦場で出会う。
そこにはひとりの老教師。
再生と絶滅。
夢とナイフ。
潰える未来の物語が始まる。
※ 本作品は既に完成させています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 23:46:21
50600文字
会話率:30%
上海発ロンドン行きのバスで、ナイフ使いと爆弾魔が出会う。
※当小説はnoteにも投稿しております
最終更新:2024-04-10 22:50:28
1926文字
会話率:67%
浮気調査の一環として、依頼者者と共に現場に踏み込んだ花菱と倉持は、死体を発見した。
最終更新:2024-04-07 11:09:13
7105文字
会話率:26%
荒川の土手で、ジョギングをしていた男性が、遺体を発見した。
背中に大きな、奇妙なナイフが刺さっており、最初は何かのオブジェかと思った、と後に話している。
最終更新:2024-01-18 09:49:52
8573文字
会話率:15%
戦闘で負傷した下條。あかりは、ひとり責任感から自らを責めていた。
そんな時、レッドサマーのメッセージも「サンドシンドロームの亡霊」と名乗る人物からも挑戦メッセージが届いた。
最終更新:2023-11-25 14:55:12
6904文字
会話率:22%
振りかざされるナイフを見ても、彼、和泉雪翔(いずみゆきと)は他人事のように俯瞰的だった。
知らない男の悪意に晒されて思うことは、二十六年間生きてきても回復の兆しが一向に見えない、自身のツキのなさで。
それが遂に極まったのだとしたら、こ
の状況も妥当だろう。
これが俗に言う、異世界転生の布石でもなければやってられないのだが、雪翔の物語にそんな奇跡が入り込める余地はなく――。
代わりに、女子高生が家に住み着いた。
酔っ払いが踊る深い夜の街を彷徨い歩く彼女は、何やら訳ありな様子で。
雪翔に向かって、これ見よがしにこう言うのだ。
「先程。あなたを助けた柚鳥杏鶴(ゆとりあんず)です。恩を返して頂けますね?」
いびつな形から始まる、夢を諦めた男と居場所をなくした少女の物語。開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 12:00:00
148219文字
会話率:47%
太陽の塔と岡本太郎。面白いねえ。
「岡本太郎の芸術をどう思う」
健「いいと思うね。楽しめるよ。そら、中国戦線とかに従軍してるから、それなりの苦労はあっただろうなあ」
英「他の作品とかどう?」
健「女の子が後ろ手にナイフ持ってるやつがいい」
英「あ、夜ね。あれもいいなあ」
健「重工業も好きだな。」
英「うちの町の美術館に太郎さんの作った顔、があるよ。面白いね。
」
健「岡本太郎さんの書いた本も面白いよ。図書館に沢山あるよ」
英「幸せなら手を叩こう、ポンポン、って言ってると、蹴飛ばしてやろうかと思いますよ、とか言ってるねえ」
健「文化講演会とうのも面白いよ。『芸術は人生であり、人生は芸術である、というのが私の主張ですね。だから~と、なんてものは必要ないんです』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 19:52:27
1236文字
会話率:80%
自他共に認める天才美少女・朝比奈歌恋。彼女はある日、自身に恨みを抱く者からナイフで刺され命を落としてしまう。"生死の境"で目が覚めた彼女は、オシリスと名乗る生死の女神によって異世界に転生出来ることを知らされる。&qu
ot;天才"としてではなく、"普通"の生活を目指す天才少女のファンタジーアクション、開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 10:50:15
37646文字
会話率:28%
ex.1155 Web Review Fanzine。自己満アウトプットで好き勝手にレビューします。タイトルはあの有名なディストロ/レビューサイトをパクりましたw
最終更新:2024-03-31 05:17:54
24744文字
会話率:0%
ex.1155 Web Review Fanzine。自己満アウトプットで好き勝手にレビューします。タイトルはあの有名なディストロ/レビューサイトをパクりましたw
最終更新:2021-05-18 06:36:44
46140文字
会話率:0%
ex.1155 Web Review Fanzine。自己満アウトプットで好き勝手にレビューします。タイトルはあの有名なディストロ/レビューサイトをパクりましたw
最終更新:2020-05-24 12:16:40
41103文字
会話率:0%
病室に一人きりでいる少女。 何もかも諦めてしまった彼女はナイフを手に取る。 そこにママチャリに乗って飛び込んできたのは自称「天使」と名乗るスーツ姿の人物だった。
全9話です。
最終更新:2024-03-30 17:00:00
33775文字
会話率:51%
「アルタイルさん!貴方は男子禁制の女学園に女装して潜り込み、女生徒に不埒なマネをするという大罪を犯しました!貴方みたいな変態は国外追放ですわ!処刑されないだけありがたいと思いなさいっ!!!」
「ふざけやがって……!俺がこの国に舞い戻ったら
速攻でお前はぶちのめして俺の女にしてやるからなっ!!!?!!」
俺の名前は弱杉粕弥。ある日突然トラックが突っ込んできやがった!気が付くと神様を名乗る爺さんが俺の目の前に!異世界にチート魔法『なれば?セット』を持って金持ち大貴族イケメン嫡男アルタイルに転生させてくれるだって?俺の人生にもツキがまわってきたぜ!
メイドと奴隷の美少女達でハーレムを作り上げてチートで毎日ちやほやされてウハウハだ!地球ではいじめられっ子で虐待児童の家庭崩壊貧乏ブサイクチビデブハゲ眼鏡の高校退学済中卒だったがこれで俺も勝ち組だぜ!
ん……?家督を譲って隠居した爺さんどうしたんだ?国のために第2皇子と公爵令嬢を婚約破棄させろ……?魔法学校に入って公爵令嬢を誑かせ?しかも女学園だから女装して潜入しろ?身分設定は俺の双子の病弱で出生を明らかにしていなかった妹?
おう!やってやるぜ!ついでに他の令嬢たちも食い散らかして俺はこの国の『雄王』になってやる!!!あれ……?女として生きるの難しい?女ってめっちゃ大変?
幼馴染の子爵令嬢に正体がばれそう?来年入学するメスガキ婚約者が俺の惨状を珍しく悲しんでる?初めてできた女の親友がめっちゃ距離感近くて性欲爆裂しそう?生徒会長に裏口入学したことを弱みに握られている?レズ美人女教師が誘惑してくる?ドジっ子従者が色々やらかす?公爵令嬢が前世のクラスメイトかもしれなくて?思い返すと歴史上にはどう考えても地球生まれとしか思えない人物が多数いて?そして第2皇子には絶対誰にも知られてはいけない秘密があって……?
偶々公爵令嬢の話を盗み聞ぎしてたらこの世界は実は乙女ゲー世界?原作主人公のヒロインが来年入学してくる?俺は原作では聖女ポジションで重要人物?いずれ爆発する王室の陰謀?攻略対象の男達が起こす問題?なんだよそれやべーじゃん!
国に不満を持つ獣人!聖女を崇める教会の暗躍!深まる転生者と世界の謎!魔族との戦争の予兆!めんどくせぇハーレム管理!自分の子供に顔を忘れられる苦痛!糞みてぇな女社会!学園ドタバタラブコメディここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 07:21:58
746565文字
会話率:25%
【完結保証! 200話30万字!】
史上最低の無能職業――――自宅警備員――――
生まれて以来このゴミ職業となったせいで、主人公マノワールの能力は著しく弱体化しており。
レベルアップすらほとんど見込めない。
誰もが蔑視する最低最
悪の職業のはずだった。
マノワールは20年も土木作業員だが、ほとんどスキルがない万年見下されている40歳のオッサンだ。
うだつの上がらない職業自宅警備員で、おまけに訳あって無戸籍者の主人公。
他に道もなく、土木作業員として生きていたが。
そこでも良スキル強職業の同僚にバカにされ、親方にはパワハラされる毎日。
同年代には子どもどころか孫すらいる者もいて、それを死んだ目で見る底辺生活を送っていた。
しかし土木作業をして20年。
ついに土魔法を獲得。
試しに自宅となる小屋を作ったら、その中でステータスが超絶アップ!
魔物の群れを自宅の中から楽々討伐して、滅茶苦茶レベルアップ!?
可愛い女の子たちに次々モテモテに!
「根暗の仕事できないオッサンなんて、いらねぇんだよ!」
そんな幸運もつかの間、同僚に嵌められ失職の憂き目に。
だが主人公の仕事は、わかる人にはわかっていた。
主人公の抜けた穴は大きく、業務をこなせない元職場は倒産する。
しかし主人公はもう40歳。
冒険者としてお金を貯めて、夢のスローライフを送ろうとするが。
持ち前の不運から次々と事件に巻き込まれ、行く所全てで追放されてばかり?
成果を横取りされたり、陰謀に巻き込まれたり、ゆったり幸せなセカンドライフは遠のくばかり。
そして落ちこぼれとして自身を捨てた実家、そして王位継承問題にまで関わっていき?
一方で主人公の能力を認めず不幸に追いやった奴らだが、彼がいなくなったことで不幸に見舞われ一様に破滅していき……
貴族たちや魔物との戦いにまで巻き込まれる自宅警備員とは。
自宅を駆使して数多の強敵とバトルを繰り広げる、冴えないオッサンとは。
そしてお姫さまやエルフ、魔王とまで奇妙な恋愛関係にまでなっていく!?
これは虐げられていた自宅警備員が、追放されたことにより。
自身を認めてくれる仲間たちを得るまでの、真の絆の物語。
無能と蔑まれた男の大逆転が今、始まる――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 19:15:58
370538文字
会話率:34%
追放ザマぁジャンルを執筆する作者として、自分なりに反省点を交えた考察。
追放ザマぁの構造的問題への解決につながるかもしれないアプローチについて。
新追放ザマぁシステム『連続追放』を通して分析することで、違和感なく楽しみながら完読できる小説
を目指す。
ジャンル全体における質の向上を目標とする文章である。
※本作品は追放ザマぁや、それ以外のジャンルを非難する内容ではない。
ひだまりのねこ様主催「集まれエッセイ企画」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 07:15:56
2889文字
会話率:2%
学校からの帰り道、不良としての相棒だった陸人と天馬の二人は、道でうずくまっていた人を助けようと近づく。しかしその人は天馬に対して何らかの因縁を持っていたようで、二人はナイフで刺され、死んでしまうことに。
だが、何故かまた目が覚めた先では、陸
人は乙女ゲームのヒロインに、天馬は悪役令嬢に体が変わっていて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 12:00:00
80341文字
会話率:44%
婚約者から、妹のマリーユを愛してしまったから婚約を破棄すると告げられた夜。どこまでも私を追い詰めたいマリーユが、ナイフを持って私の部屋に来た。
殺される、と思いきや彼女は自分の腕を斬った。駆けつけた両親に、「お姉ちゃんがやったの!」と嘘泣
きで自作自演したマリーユ。両親は私の話も聞かず、頭ごなしに怒って言った。「お前みたいな娘、もう家族ではない。出て行け」と。
その後前世での記憶が戻ってきた私は、ここが乙女ゲームの世界であることを知り、本来ゲームでは殺されてしまうはずの、魔族の王子を助けて悪役に刺される。
8年後、目を覚ますと、助けた王子は魔王となって、私を溺愛してきて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 12:01:17
37752文字
会話率:43%
もしも自分が透明人間になったら……と、誰もが一度は想像するだろう。そして実際に透明になったら本能から来る欲望をそのまま行使するに違いない。特に、それが男なら。
根拠はある。最初の透明人間がそうだった。とある研究の最中、透明人間となったそ
の男は衣服から始まり、常識、倫理、法、自分を縛る何もかもを脱ぎ捨て、原始時代あるいはそれ以上前に先祖返りしたとでもいうのか、悪意を剥き出しにし殺し、犯し殺し犯し殺し殺し犯し犯し……と、一度も捕まることなく数年間、犯行を続けたとされる。
その犯行の発覚が遅れたのは人々が透明人間などあり得ないという常識に引っ張られたからで、いや、そもそもその発想に至るまでが遠すぎたのだ。ある時、街の監視カメラに映った犯行の瞬間。宙に浮かぶナイフが被害者の喉を掻っ切るその映像を目にし、浮上したのが霊や悪魔の存在。そして警察が何かトリックがあると、それすら認めたがらなかったのが障壁となった。
ではなぜ透明人間の仕業だとわかったのか。そして一度も捕まらなかったのになぜそれが男だとわかったのか。
それは、透明な赤子の誕生である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-23 10:30:00
2890文字
会話率:14%
カチャカチャカチャとナイフとフォークの音だけが鳴っては、また沈黙が部屋を訪れる。
会話はない。最後の晩餐というのはこういうものなのだろう。
妻との最後の夜。じきに迎えが来て、それで恐らく永遠のお別れ。
……いや、『恐らく』など楽観的な考
えだ。もう二度と会えない。絶対に。
恐ろしい。死別の方がマシなどとは考えないようにしていたが
こうして会話がないと、そういったあれこれを考えてしまう。
妻との思い出。それも頭に浮かぶが、今一番思うのは「なぜこんなことに」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 11:00:00
2394文字
会話率:13%
私はナイフ。
物に魂や意識があるのか、なんて無粋な物言いは遠慮願いたい。
私はこうして確かに存在するのだから。
さて、私は一人の職人の手によって作られた。
今から百数十年前の事だ。
職人とは言うものの、彼は数あるうちの一人に過ぎなかった。
しかし、心血注ぎ私を作り上げる様は他の職人には見られないだろう。
私は彼から産まれたことを誇りに思っていた。
彼も同じ気持ちだと思う。
私を手に取り眺める彼の微笑みがその証だ。
だが、いつまでも手元に置いておくわけにはいかない。
巣立つときは来るものだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 11:00:00
4694文字
会話率:2%
自他共に認める平凡な男である楠木圭(くすのきけい)には学園のアイドルとも言える義妹がいる。10年も前に親の再婚で出来た妹のため、可愛いとは思うが恋愛対象としては見ていない。血の繋がりはないが、長い時間をかけて家族になった。そんな大切な妹がよ
く告白をされているのも知ってるし、兄としては鼻が高いが、今回呼び出してきたのは柄の悪いことで有名な三年の先輩だった。
流石に何かあった時には守る…とは言えないが身代わりにボコられるくらいは覚悟してこっそりとついて行った先で、逆上した先輩が隠し持っていたナイフで刺されそうになった義妹を庇い、圭は刺された。
霞む視界の中、泣きじゃくる義妹の顔を見ながら、もし次に妹を守る機会があればもう泣かせないと誓い瞼を閉じる。
そして目を覚ますと何故か知らない教会で目を覚ました。…隣には学園のアイドルである義妹が一緒に眠っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 12:47:19
11245文字
会話率:50%