勇者である彼は、女魔王であるアリスフィリアとの戦いに挑んだ。
しかし渾身の一撃は防がれ、武器も魔法も失ってしまう。
死を覚悟したその時、魔王の口から発されたのは、彼にとって思いもよらなかった言葉だった。
「ああ……ずっとずっとあなたがこ
こに来るのを心待ちにしていたのよ? こうして会えてとても嬉しいわ、勇者様」
それはそれは、嬉しくて堪らない、と言わんばかりに蕩けた笑みを浮かべるながら。
魔王アリスフィリアは、勇者に恋していたのだ!
世界から魔物を消し、決して人に危害を加えないと約束するアリスフィリア。
代わりに勇者に、自分と一緒にいて欲しいと願うのだが――
※バッドエンドです。
※話に決着はついてないので、もやっと感が残ります(当社比)
※何か色々と細かい設定が詰められてないふわっと設定ですが、雰囲気で乗り切って下さい(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 00:08:39
9050文字
会話率:18%
とある世界のとある時間のとある空間、そこにはいつも「ユウジ」と「エミリ」の2人がいた。彼らはまるで用意された舞台で役者のごとく出会うことを強要され、そしてお互いにとってかけがえのない存在となっていくー。
「可能性」をテーマにしながらユウジ
とエミリがあらゆる場面で出会い、別れ、そしてまた出会う姿をSFチック?に作者のネタが続く限り投稿していく短編小説の登場! 基本はくだらない暇つぶしになればいい程度の恋愛エピソード。でも世の中って、そんなありきたりが動かしてるじゃん?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 21:38:01
4400文字
会話率:50%