領民を統治する貴族である以上、魔獣に関する能力は必須とされていたが、パルレシア侯爵家の長女アンナは能無しの役立たずだったため、家族から冷遇され、使用人よりも厳しい生活を送っていた。
そんなある日、アンナは優秀な妹の身代わりで野蛮な他国に
行き、バレる前に死ねと国王陛下と両親から命じられる。
「もうこれ以上、この人たちには従えないわ」
「つまりお嬢様、俺と駆け落ちってことデスね?」
「ちっ、違うわよ!」
訳ありな執着系下男と、役立たずでツンデレ風な令嬢との身分差恋愛ファンタジー小説です。
※二万字程度で完結。
※鳴田るな様の「身分違いの二人企画」に期限までに間に合わなかったんですが、「身分違いの二人企画アフター」とあらすじに記載すれば参加オッケーとXのほうで書かれていたので、こっそり参加させていただきます。ありがとうございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 00:00:00
21349文字
会話率:35%
三年前に両親を亡くした薬師の少女、ユエ。だけど彼女はひとりじゃない。だって、ポケットにぴょんぴょん元気な「おたま」が入っているんだから。そんなふたりが薬草を採りに出かけたら、森で「おたま」と同じ、しゃべる「大トカゲ」に出会ってしまったからさ
あ大変! おたまがしゃべるの? 大トカゲはいったい何者? 命を糧に契約を結ぶ霊代(タマシロ)という不思議な存在をめぐって、少女の運命は転がりはじめる――ここじゃないどこか別の世界の物語。 【 不定期更新 】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 12:47:08
289316文字
会話率:37%