こんな話を聞いたことがあるだろうか。
臓器移植手術をした人が、その後趣味や性格が
変わったり、自分が知らない記憶があったり。
それらはその臓器の元の持ち主の
趣味や性格、記憶であることが多い。
話は変わるが2103年、日本での心臓移植手術
が成功した。
それは大々的にニュースに取り上げられた。
だが……人々は気にしなかったが、そこに手術を受けた患者については、一切触れられなかった。
そして7年後の2110年、十神銀花(とおがみぎんか)
という少女が心臓の移植手術を受けた。
手術は呆気なく終わったが、それは少女の人性を大きく変えることとなる。
そして、もう一度言おう。
こんな話を聞いたことがあるだろうか……。
そうして移植した臓器には、元の持ち主の魂が
宿ると。
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そして、臓器に魂が宿ると。現実では
あり得ない、超能力を発揮する。
そしてそれをこう呼んだ。Spiritsoulと。
Spiritsoulを持つ者にしか見えない
怪物、ソウルイーターと戦うことになる少女。
平和の為ではない。
自分がそうしたい、そうしなければならないと
思ったからだ。
もっとも、それで平和が訪れるのなら、
願ってもないことだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-10 12:48:03
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