ヒトラーには数々の予言がある。日本に原爆が落とされる事もその一つ。その予言の中で未来への予言もあり、ハーケンクロイツの日と思われる予言もある。
ここまで調べ上げた時、神崎の家に泥棒が入る。金目の物には手を付けずヒトラーに関するデーターだ
けが盗まれる。
平成22年4月、神崎は愛知県犬山市の大県神社ににある、レストラン茶舗に行く。
そこで緑の手袋と称する秘密結社の男に会う。彼らが神崎のパソコンからヒトラーに関するデーターを盗んでいた張本人であった。
緑の手袋の男は”ヒトラーを背後で操っていた者を調べろと言って立ち去る。
・・・ヒトラー誕生後100年目の2039年・・・この年こそがハーケンクロイツの日である事を知る。
後日、神崎は妻のゆみを連れてレストラン茶舗に行き、大県神社の東側にある本宮山の麓に”不思議な世界”がある事を教えられる。
不思議な世界とは音響技術で人を人工的に夢見状態にする場所であった。
ここで2人は夢の世界に入る。神崎は夢の世界で現実以上に生々しい夢を見る。そこに牛島裕一が現れる。そして奇妙な影、ルシファが神崎を見詰める。
夢から覚めた後神崎の心は一変する。
―――ヒトラーを背後で操っていたのはルシファであると知る―――
ナチスとユダヤ問題とは切っても切り離せない問題である。この事について
眠れる超能力者エドガー・ケイシーは―――ヒトラーがドイツの独裁者になったのはユダヤ人が祖国パレスチナに帰るようにするため―――と繰り返し述べている。
第2次世界大戦は各国の魔法戦争でもあった。イギリスはアレイスター・クローリ―の指導のもと、イギリス中の魔女を集め、ヒトラーのイギリス上陸を防ぐ呪術儀式を行う。だがこの戦争もナチスの副総統ルドルフ・ヘスが単独でイギリスに乗り込んだ事で幕を閉じる。
平成22年9月、神崎はゆみと共にレストラン茶舗にいく。
ここで緑の手袋のとはヒトラーが直々手がけた超能力者集団である事を知る。ヒトラーの要請で日本にも結成される。戦後再編成される。
彼らの目的は何なのか、そこにはハーケンクロイツの秘法が関係している事を知る。その中心人物が牛島裕一である事も。
そして、神崎の前に牛島裕一があらわれる。だが、神崎は叫ぶ。「おじいちゃんじゃない!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 10:16:09
45705文字
会話率:6%
1938年ナチスドイツの青少年組織ヒトラーユーゲントが親善の為に来日。その陰に隠れるようにして7人のチベット人が降り立つ。1人の日本人に伴われていずことなく消え去る。
昭和50年1人の男が神崎家に転がり込む。そして昭和53年に主人公神崎
昭太郎が生まれる。平成元年男(牛島裕一)は神崎家を去る。神崎昭太郎が30歳になったら開けるようにと小包みを託して。
平成20年昭太郎は小包みを開ける。そこにはヒトラーに関する資料が入っていた。そしてハーケンクロイツの秘法を捜すよう牛島の手紙が添えられてあった。
1年後妻を得た昭太郎はナチスやヒトラーに関する資料を求めていく。
そこで判った事はヒトラーは魔術師である事、その魔術がを使ってドイツの独裁者に上り詰めていった事を知る。ナチス党の前身は魔術的秘密結社であった。それはアーリア人種優越思想とユダヤ撲滅を目的とする過激な排他的思想をスローバンにしていたのだ。ハーケンクロイツの秘法とは何かを知りえたとき神崎昭太郎の前に
黒い影が忍び寄ってくるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-07 10:37:18
47824文字
会話率:5%