いまではめっきり減っている魔法使い。
その血をもつ私。
父親の海外赴任を機に叔母の家に夏から預けられる事になった。都会とは違いそこには海がある。
新学期が始まる前、私は叔母のカフェを手伝いながら毎日海に行く。魔法なんていらない、なくなら
ないなら空気になりたいと思いながら。
*別視点あり。*残酷な表現はないとおもいますが、津波など出てくるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 01:40:21
28969文字
会話率:54%
リアはお城で働く18才の掃除娘。担当は図書室である。
毎日、図書室掃除と司書カウフマンのアシスタント業務を頑張っている。
この図書室の一角に猫の絵が掛けられていて、それはリアのお気に入り。
仕事の合間に、“猫ちゃん”と呼んで、眺めていた。
そんなある日、老朽化著しい図書室が閉鎖となり、新図書室へ引っ越しすることになる。
引っ越しの大掃除で、リアのお気に入りの“猫ちゃん”の絵が処分されることになり……
二百年前に絵画に閉じ込められたお城の魔法使いと二百年後にそのお城で働く掃除娘の、曰く付きの指輪をめぐるお話です。
*読んでくださり、ありがとうございます。
おかげさまで、第八回ネット小説大賞にて、一次選考を通過することができました♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 04:00:00
233354文字
会話率:23%