異常なほどに気が小さいエルディアは、メディット伯爵家の次女。
女伯爵になる予定の姉マルティナのスペアだ。彼女はそのことを悲観したり拗ねることもなく、せっせとスペア要員としての役目に精を出していた。
ところが姉に成績優秀でしかもイケメン
の婚約者ができたことで、彼女はスペア要員ではなくなった。
自由になったエルディア姉の通う王立女子学院ではなく、共学の王立学園に入学した。
親はそこで自分の婚約者を見つけてこいと言った。しかし彼女には別の目的があった。それは初恋の人を遠くからでもいいから眺めていたいと思ったからだ。
そしてその初恋の相手は身分が違うので、絶対に結ばれることはない。だから、結婚しなくても一人でも生きていけるように、勉強に励もうと思った。ところが、何故か生徒会役員となって、図書館ではなく生徒会室に日参することになってしまった……
ちょっと変わり者の少女の話。モチーフは『俺たちは天使じゃない』ですが、彼らと違ってヒロインは一応お上品?な白爵令嬢です。犯罪者ではありません。
完結しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 11:00:00
50694文字
会話率:23%
「君にね、世界中でたった一人しか使えない魔法を教えてあげるね。君に教えたらもう僕には使えない。でもね、それでもいいんだ。君が笑ってくれるなら」
あの日少年は、彼女に生れて初めて、たった一つのものを与えてくれた。彼女は初めて幸せを感じた
。そして彼は彼女にとって、たった一人の愛する人になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 13:46:15
8761文字
会話率:26%
働かない駄目親父が実は、異世界の魔法の国の領主の次男坊。
そんな父親を持ちながらも強大な魔力ゆえに後戻りできない異世界行きをする事になった双子の女子小学生。
そんな双子が、魔力がもっとも重要視される魔法王国で、魔力不足に悩む落ち目な領地ソー
バトで巻き起こす波乱万丈な日々の記録。
485からは、帝国を双子が漫遊する話になります。
541からは、最終章(予定)の祟り目大陸編になります。
かなりコメディー重視です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 01:52:22
2761606文字
会話率:42%