現代にダンジョンが現れて10年。
JK(女子高生)探索者である犬山ツカサは今日もダンジョンを探索している。いつも通りゴブリンを殺し、いつも通り日銭を稼ぐ。それが彼女の日常であった。
彼女の探索ジョブはいわゆるハズレだった。ユニークではあ
るが、リスクが大きすぎて力を発揮できないのだ。
底辺探索者。ザコザコザーコ。チワワ。
なんと呼ばれようと、それでも彼女は妹のためにお金を稼ぐ。継続は力なり。塵も積もれば山となる。すべての道はローマに通ず。待てば海路の日和あり。果報は寝て待て。あれ?
これは、忠犬少女がご主人様と出会い、キャッキャウフフしながら現代ダンジョンを攻略する物語である。
※この小説の9割はヒロインの解説で出来ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 16:26:27
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会話率:29%