虫の居所 小説家になろう　作者検索

托卵された雛に落とされた卵、殻を硬くする？それとも下に巣箱を用意しておく？みたいなところから書きました。

「藤本さんの怒りっぽい性格ですが……虫の居所が悪いせいですね。先ほど撮影したレントゲン写真を見ながら、一緒に確認してみましょう」

何をしてもほめられることない。何を聞いてもこたえてくれない。ただ虫の居所が悪いときはサウンドバック。そのときだけ私の事がお父さんお母さんの視界にうつるんだね。 ごめんなさい。私が居るから ごめんなさい。生まれてきたから 悪いのはお父さんお母さんじゃない。そう思わせてしまう私の存在。 ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ

こんな暑い日に限って、妹は俺の邪魔をしてくる。 妹は大の虫嫌い。ぎゃあぎゃあわめきたてて、その上、偉そうにふんぞり返るものだから、そろそろ虫の居所が悪くなってきている。 ……もう、きれちゃってもいいかな？　いやいや、そこは我慢……かな？ できるものなら。折りたたむ>>続きをよむ

金曜日が土曜日に変わる少し前、「僕」は日曜日に会う約束をしようと思って女友達に電話をした。 しかし、彼女は虫の居所が悪かったらしく、どうにも話がかみ合わない。 そこで、何とかご機嫌を直してもらおうといろいろ喋っているうちに、会話はまったく思いがけない方向へと転んで行った・・・折りたたむ>>続きをよむ

詩です。 特別書く事はないかな…。

　通勤帰りの地下鉄の中で、男子高校生の態度に腹を立て、朝から虫の居所が悪かったのでつい手が出てしまい、その高校生のほおを平手ではたいてしまった中年男のショートショート。