この先も退屈することはなさそうだ
最終更新:2023-02-10 09:33:11
1778文字
会話率:5%
自分で言うのもなんだけど、「可愛い」と言われる部類だと思う。
小さい頃から過保護なくらい大事に育てられてきたし、親戚同士で集まった時なんかも周囲からは可愛がられてきた。
恵まれた環境にいて、なに不自由なく暮らしてきたはずだった。
でも
、一度も彼氏ができたことがなくて、心のどこかで満たされないでいた。
「彼氏は?」なんて言われるようになった十代後半。
「結婚は?」なんて言われるような年齢になった二十代後半。
決して焦っていなかった訳ではない。
高校生の頃から彼氏が欲しくて堪らなかったし、早く結婚したいと思っていたから二十代前半の頃から婚活に励んできた。
それでも、良いご縁がなかった。
数が足りないと言われればそれまでかもしれない。
でも、人と関わるってエネルギーを要して疲れるし、このうえなく面倒だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 14:24:18
4337文字
会話率:28%
仙道アリマサさんの企画に参加させて頂いております。
季節柄、音楽の力強さと神秘的な所に祭りと花火と金魚と妄想が膨らみました。
お盆休みの真っ只中、夫婦で歩いて行った夏祭り。
妻がどうしても、と言うので久しぶりに金魚掬いをやった。
1匹も
掬えなかった。
店のお兄さんがオマケで2匹、掬ってビニル袋に入れてくれた。
俺はそれを拒んだ。 獲れなかったものはしょうがないって。
妻もポツリと言った「縁が無かったのよね・・・」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 17:44:49
3495文字
会話率:26%
婚約しては己の力故に、婚約破棄をされてしまう侯爵家令嬢、剛腕のローザ。
そこへ彼女の家を見込んで舞い込んだ依頼。
ドラゴンゾンビを倒せば、『良いご縁』の祝福を授けましょうと、取引を持ちかけてきた魔族のアタハン。
ドラゴンゾンビ
を倒して結婚をしたいローザと、ローザを気に入ったアタハンとのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-01 00:00:00
11854文字
会話率:71%