人気VRMMOである『トワイライトメモリー』において、一流の人形師として有名だったミツキは自らの最高傑作の人形であるラティアの起動準備を行っていた。
高鳴る胸の鼓動にシステムからの警告が発せられる中、ミツキは手を差し伸べ笑みを浮かべる。
「遊ぼう、ラティア」
その言葉と共に意識を暗転させたミツキが目を覚ますと、そこには見慣れた白い天井ではなく青い空が広がっていた。
そしてその体は自らの最高傑作の人形であるラティアのものに入れ替わっていたのだった。
人形師として生産のみに集中していたため、シナリオのことなどほとんど覚えていないミツキの異世界生活が今始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:35:25
551016文字
会話率:44%
シャオグーは孤児ではあったが、頭が良いおかげで何とかありついた商家の下働きとして日々を過ごしていた。
しかし、突然犬の耳と尻尾が生えてしまい、獣憑きとなってしまう。
この世界には獣憑きという、普通の人間に突然動物の耳と尻尾が生えてくる現象が
起こっていた。そして九尾の狐という獣憑きが帝を惑わし、国を傾けた過去があるため、獣憑きは迫害を受けていたのだ。
シャオグーはすぐさま逃げ出すが、ともに下働きをしていた者に見られており、商家の主に獣憑きになったことが知られてしまう。
若い女性の獣憑きはペットとしても価値があるため、商家の主はシャオグーを売り飛ばす為に、捜索を始める。
しかし、シャオグーは後宮の第二側妃に保護される。第二側妃は獣憑きを保護するために、日頃から市中に情報収集者を送っていたのだ。
そうして、シャオグーは第二側妃の侍女として働くことになる。そこでカイレンというツンツンとした性格の宦官に出会い、後宮内の事件に挑んでいく。
カイレンは事件を解決すると、シャオグーに決まって問いかける。
「ほ、褒美に撫でてやろう」
それに対して、シャオグーは決まってこう答える。
「いえ、褒美になっていないので、遠慮しておきます」
そして、意地悪な笑みを浮かべるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:00:00
69650文字
会話率:51%
大学2年の初夏、俺は超合理主義な一人の後輩と出会った。
「せんぱい、取引しませんか?」
年下とは思えない蠱惑的な笑みを浮かべるそいつは、俺が抱えるトラウマを乗り越える手助けをしたいと言う。
「もちろんこれはロハじゃないです。あくまで対等な取
引なんですからね?」
そんな言葉とともに俺たちは協力関係となった。
俺はそいつが望むものを提供し、そいつは俺がトラウマを乗り越える手助けをする、そんな関係性。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-27 19:22:18
65578文字
会話率:38%
「何故だ、何故、こんなことに・・・・・」
少女は箒を掃きながら、静かに苦悩のため息を溢す。
この少女、今でこそはメイド服を着込んだ可愛らしい見た目をしているが、その実、生前は無敗を誇った世界最強の『剣聖』だったのである。
名を
、アーノイック・ブルシュトローム。
生前の姿は、筋骨隆々の大男の髭モジャ男。49歳。生涯独身。好きなもの、酒と博打。
そんな無骨な男が、何故か、死後、メイド少女へと転生してしまったのだ。
それも、男であれば誰もが視線を奪われるであろう、見目麗しいメイドの少女へと。
彼は自身に起こったこの出来事に理解が追い付かず、ただただ混乱しながら、15歳となる今の今まで、坦々とメイド業に従事せざるを得なかった。
自身が元剣聖であることを、誰にも明かさずに。
「アネット!! 私と共に騎士養成学校に入学するわよ!! 私は絶対に『剣聖』になってやるんだからっ!!!!」
中庭で箒を掃く元おっさんのメイド少女の元に、豪奢な衣服を身にまとった少女が満面の笑みで駆け寄ってくる。
そんな彼女に対して、元おっさんメイドは呆れたような口調で口を開いた。
「お嬢様・・・・私も、一緒に入学しなければならないのですか??」
「当たり前よ!! 貴方は私の付き人なのだから!!」
そう。
彼は何故か、『剣聖』を目指す貴族令嬢の使用人となってしまったのだった。
これは、剣士の頂点を目指す没落寸前の貴族令嬢と、その付き人である元剣聖のメイドが、剣を手に、お家復興をするべく奮闘する物語。
元剣聖の最強のメイド、実力を隠しながら使用人として生きる物語、である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:03:41
1183622文字
会話率:46%
『ほろ苦い青春と淡い初恋の思い出は・・
黄昏色に染まる校庭で沈みゆく太陽と共に
儚くも露と消えていく』
ある朝、
目を覚ますとそこは二十年前の世界だった。
小学校六年生に戻った俺を取り巻く
懐かしい顔ぶれ。
優しい先生。
いじめっ
子のグループ。
クラスで一番美しい少女。
そして。
密かに想い続けていた初恋の少女。
この世界は嘘と欺瞞に満ちている。
愛を語るには幼過ぎる少女達と
愛を語るには汚れ過ぎた大人。
少女は天使の様な微笑みで嘘を吐き、
大人は平然と他人を騙す。
ある時、
俺は隣のクラスの一人の少女の名前を思い出した。
そしてそれは大きな謎と後悔を俺に残した。
夕日に少女の涙が落ちる時、
俺は彼女達の笑顔と
失われた真実を
取り戻すことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:00:00
174222文字
会話率:18%
高校2年の夏、安達 和也 (あだち かずや)は帰路についていた。今日はいつもと違う道で帰っていると、とある病院前に着く。そこで見つけたのは窓からここじゃないもっと遠くを見つめている患者らしき少女の姿。こちらに向かって見せた笑みが彼の心に深く
刻み込まれた…。
そこから始まる何の変哲もないの少年と病弱な少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 15:43:36
12284文字
会話率:33%
もっと幸せになりた〜い♡
果てしない欲望の貴女に・・・。
キーワード:
最終更新:2024-04-27 12:23:45
44215文字
会話率:10%
つい最近。お姉様に、婚約者候補の方ができました。
彼は金髪碧眼で、如何にも女性に好まれそうな王子様みたいな容姿。
そんな彼がお姉様との交流中にわたくしに会いに来てくれるようになったのです。
何度も何度も、彼はわたくしに会いに来てくれて
。わたくしのことを気遣い、お花や、可愛らしいアクセサリー、お菓子などをわたくしへ贈ってくれました。
何度も不適切なこの関係を絶とうとしました。けれど、
「君と先に巡り会えていたなら、なにを置いても君に求婚した。だというのに、なぜ俺は君の姉の婚約者となってしまったんだ? 君の方が遥かに儚げで……こんなにも守ってあげたいと強く思うのに」
熱い吐息で、酔ったような顔で、彼がわたくしに囁くのでした。
「大丈夫。君のお姉さんと結婚しても、俺が本当に愛するのは君だけだ。心配しないで?」
そんな甘い囁きにわたくしは――――
「こんなことを言うと……お姉様にも、お母様にもはしたないと、淑女失格だと叱られてしまうことは判っているのです! ですが、もうわたくしはこの強く育ってしまった思いを我慢することなどできません!」
にこりと、嬉しそうにとろけるような笑みを浮かべて両腕を広げる彼へと、
「ああ゛? いつもいっつも、婚約者候補の妹相手に欲情した視線向けて、くっさくて荒い鼻息フンフン吹っ掛けおってからに、バチクソキッショいんじゃワレぇっ!! とく去ねやっ!!」
我慢していたこの熱く滾る苦しい胸の内を、思いっ切りぶちまけることにした。
という感じの、多分コメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:23:16
4919文字
会話率:29%
婚約が、決まってしまいました。
嫌だと、どんなに泣いて縋っても、覆らない。それが運命だというならば――――
覚悟を決めることに致します。
嘘を一つ、吐きましょう。
身を守る為の嘘。
周囲を欺く為の嘘を一つ。
そして
、擬態をするのです。
王子様。わたくしの、婚約者となる王子様。
「貴方は、大切な方です」
と、微笑みながらそれだけを言って、余計な口は一切噤むことに致します。
そう、全てが終わるまでは――――
あとは・・・白い結婚による離縁の申請が通るのを待つだけ、ですわね。
それメリバじゃねぇよっ!? どんな修羅場! 地獄の結婚生活だよっ!? の、割りを食った後の話。
多分詐欺。(笑)
設定はふわっと。
アルファポリス・カクヨムに掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 10:45:24
4086文字
会話率:23%
侯爵令嬢だったジュリエッタは、ただ一人森の中にいた。彼女は婚約者だった王子に濡れ衣を着せられてしまい、罪人として辺境の森に追放されてしまったのだ。この森には恐ろしい魔物が棲むと言われている。きっと王子は、彼女がここで失意のうちに命を落とす
ことを期待したのだろう。
しかしジュリエッタはめげなかった。王子には秘密にしていたのだが、彼女には前世の記憶があったのだ。前世の彼女は、小さな村で暮らす薬師の娘だった。その記憶を活用すれば、この森でもきっと生きていける。そう確信した彼女は、笑みを浮かべながら新たな生活を始めていった。
そうしてつつましくも元気に暮らしていたジュリエッタのもとに、思いもかけない同居人が転がり込んでくる。それが運命の出会いだったのだと、彼女が気づくのはまだ先のことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:15:53
542802文字
会話率:40%
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれる
ことになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半(第二章辺りまで)は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:00:00
1280801文字
会話率:33%
『警察省 刑事捜査局 非違検察課』捜査一班の刑事・北瀬優(きたせ・ゆう)。
容貌は、桜花の花吹雪に惑い、消えゆきそうな儚げな美青年。反してその性質は、素手で銃弾を弾き、車の扉を引きちぎる、縦横無尽な暴れん坊。
一方、北瀬とバディを組むのは
、冷徹にすら見える鋭い眼差しに、重ね合わせての無表情を保持する男、那世玲(なせ・りょう)。
理性的な常識人の様相から、さぞ相方相手に苦労しているだろうと見せかけて――その実、壊れたブレーキ程度にしか北瀬を制御してくれない、いいコンビである。
彼らは少しだけ、組織において特別だった。それは〈あやかし〉と契約者たる〈人〉のバディであるということだ。
〈あやかし〉は、人と似て異なる存在。異能と呼ばれる不可思議な力と身体的能力の高さが特徴だが、その能力は、人間と契約しなければ使えない。
だから〈あやかし〉にとって契約者は、特別で、そして――契約する人間にとっても、〈あやかし〉は特別だった。
契約を結び合った〈あやかし〉と人の関係は、時に麗しい絆と讃えられ、時に――異能で罪に手を染める結末を招くこととなる。
北瀬と那世が所属する非違検察課は、そうした〈あやかし〉の異能が関わる事件について、国内の横断的捜査を担当する部署だ。
異能が関わった犯罪は、往々にして不可解に曇り、なにも見通せなくなる。
それを解決するために、彼らがいるのだ。
互いに埋まらぬ溝と忌避を抱きながら、それでもなお――共に歩む道を選んだ人と〈あやかし〉のために。
日々全国を飛び回る北瀬たちのチームが、ある日訪れた八房署。
そこはいままさに、大事件に上へ下への大騒ぎの真っただ中だった。単純なAVの万引き事件から、未成年の拉致監禁・強姦事件が顔を覗かせたのだ。
さらに捜査を進めるうちに、事件は連続婦女殺人事件にまで繋がり、事態は急転。
しかしどこからも不自然なほど証拠が〈見えない〉。〈あやかし〉の異能が関わっていることは間違いなかった。
巨大ぬいぐるみを携えた頼れる情報捜査官・東間。
微笑みと共に供述をずるずる引き出す取調べの達人・長洲野。
北瀬すら御してみせる小柄で豪胆な班長・南方。
頼れるチームの仲間たちとともに、次々と押し寄せる不可解を、絶対の信頼を最大の武器に、バディ刑事が解決していく。
※カクヨムにも掲載しています。(一部加筆修正箇所あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 10:00:00
204949文字
会話率:53%
幻獣召喚という儀式が当たり前に存在し、幻獣が日常の中で当たり前に存在している世界で
ある日毛玉としか形容しがたい幻獣、グリ子さんを召喚した主人公ハクトは、それを機に生活を一変させて、グリ子さんと共に歩む、グリ子さんとの日々を生きていくこと
になる。
そんな日々の中で、ハクトの顔には常に笑みが浮かんでいて……。
そうやって前だけを向いて日々を生きていくハクトの側で、グリ子さんは今日も元気にクキュンクキュンと鳴き続けるのだった。
※イラストレーターの『いぬひろ』さんとの共同制作作品となります。
※海外サイト含め一切の転載を禁止しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:44:28
517674文字
会話率:23%
――「要するに、アンタには死なれちゃ困るんだよ。俺が、この異世界で幸せな一生を送って、天寿を全うするまで、な」
魔族を統べる魔王イラ・ギャレマスは、自身の城へと攻め込んできた“伝説の四勇士”の三人、ジェレミィア・ファミィ・エラルティス
を、その圧倒的な力を以て圧倒する。
残るは、黒髪黒目の冴えない男――シュート・ナカムラのみ。
だが……シュートは、魔法陣で三人の仲間を魔王城の遥か彼方へと吹っ飛ばし、ただひとりで魔王と対峙する。
――そして、20分後。不様に大理石の床に這いつくばっていたのは、魔王ギャレマスの方だった。
シュートの繰り出す圧倒的なチート攻撃の前に為す術もないギャレマスは、自身の敗北と迫りくる死を覚悟するが、そんな彼に対し、シュートは不敵な笑みを浮かべながら、意外な提案を持ちかけるのだった――。
「なぁ、魔王。ここはひとつ、手を組もうぜ……!」
*ノベルアッププラスにも、同作品を掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:12:52
1141671文字
会話率:53%
ときには笑みを向けあい、ときには反発しあい、協同し――――……お互いに隠しごとをしつつも全力でぶつかった奇跡のような一年の旅をして、このうえない相棒となったティセとリュイ。別離から二年のときを経て、お互いがお互いを解き放つ新たな旅がいま始る
。男の子のふりをした少女と少年の旅から、少女と青年の旅として――――……。
※本作は『解放者たち』の続編になりますので、ぜひそちらからお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 20:48:05
249468文字
会話率:41%
2つの前世の記憶持ち令嬢ラビアンジェ=ロブール。
無才無能の悪女と評判の令嬢は今日もマイペースに生きていく。
※1話1,600文字オーバーくらいのさくさく読めるお話です。
※勢いで作ったせいか設定がまだゆるゆるしています。
最終更新:2024-04-26 12:15:20
773650文字
会話率:22%
人間、亜人、獣人、魔物といった様々な種族が生きる大陸『リトーレス』。
中央付近には、この大地を統べる国王デイヴィッド・ルノシラ六世が住む大きくて立派な城がたたずんでいる『ルノシラ王国』があり、王国は城を中心に城下町が広がっている。
そ
の城下町の一角には冒険者ギルドの建物が建っていた。
ある者は名をあげようと、ある者は人助けの為、ある者は宝を求め……様々な想いを胸に冒険者達が日々ギルドを行き交っている。
そんなギルドの建物の一番奥、日が全くあたらず明かりは吊るされた蝋燭の火のみでかなり薄暗く人が寄りつかない席に、笑みを浮かべながらナイフを磨いている1人の女冒険者の姿があった。
彼女の名前はヒトリ、ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者。
ヒトリは目立たず、静かに、ひっそりとその日暮らしを望んでいるが、その意思とは裏腹に時折ギルドの受付嬢ツバメが上位ランクの依頼の話を持ってくる。意志の弱いヒトリは毎回押し切られ依頼を承諾羽目になる……。
ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者のはずの彼女の実力とは――。
※3日おきに投稿予定です。
※この作品は「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「アルファポリス」さん、「ノベリズム」さんとのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 20:02:20
98258文字
会話率:48%
「お前は女のくせに出しゃばり過ぎだ。よって、婚約破棄をする!」
『冰の令嬢』『笑みなき鉄仮面』などの蔑称を持つエルランド子爵家の一人娘のヒストリカは、婚約者にそう宣言された上に貴族学校時代の親友に婚約者が奪われていたことを知る。
夜会の場で
こっぴどく傷物認定されたため、もう自分の貰い手はいないだろうと令嬢人生に諦めの終止符を打つヒストリカだったが、具合が悪そうにしていた男性を助けたことにより運命が一変。
社交会では醜悪公爵と囁かれるエリクと婚約する運びとなる。
エリクはもともと王城お抱えの天才宰相と持て囃されていたが、病気を患いそれが原因でゲッソリとした容貌をしていた。
しかし、幼少期からスパルタ教育を施され辞書よりも多い知識を持つヒストリカは、エリクの病気に心当たりがあって……。
これは、頭脳明晰でメンタルつよつよだけどちょっぴりズレた女の子が、仕事中毒メンタルぼろぼろ公爵様を人間らしい生活に戻していくうちに、自分の感情を思い出したり、ざまぁしたり、幸せになったりするお話。
※最初はちょっぴり頼りないヒーローですが、主人公が漢にしていきますのでご安心を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:10:00
101669文字
会話率:37%
その日、四人の狼が男爵家へと売られていった。
「何? 四匹とも売れたのか?」
「ああ、キーリー男爵が四匹まとめて買うってさ」
「商品も見ずにまとめ買いか。噂通りの好色家だな」
「まあ、男爵にとっては安い買い物だろ。こいつら牛よりも安いからな
。戸籍もないから、飽きたらいつでも殺せるわけだし」
下卑た笑いが耳につく。
今は無理でも、いつか必ず俺が、刺し違えてでも、他の三人を逃がす、と誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 12:46:28
219068文字
会話率:36%
大陸全土で巻き起こった世界大戦。
激化した争いの中、数多の国で血の雨が流れた。
「絶対に死んでたまるか……」
命からがら生き延びた兵士達。しかし敗戦国の兵達を待っていたのは、さらなる絶望だけだった。
勇猛に国を守らん
とする英雄達は一変。仮初の平和を知った民衆から戦争狂の咎人として疎まれた。
辺境のこの街にも、一人の男が戦犯者として捕まっていた。
__明晩、戦犯者を処刑する
死力を尽くし激戦を戦い抜いた男には、もう抗う気力は残っていない。無気力に尽き果て、ただ静かに最後の刻を待つのみ……
「私が助けてあげます」
ひょんな出会いから元傭兵の男は少女に救われた。
助けた見返りは何か尋ねる男。呪士を名乗る風変わりな少女から告げられたのは、予想もしないお願いだった。
__私のために死んでください!
少女は満面の笑みで、助けたばかりの男に死をせがむ。
少女の願いの意味を知った時、世界が大きく動き始めた……
死を探す呪士の少女と、死に呪われた男。だれよりも死に近い二人の出会いは、後に世界を大きく変えてゆく。
ファンタジー作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 09:11:16
329346文字
会話率:52%
「君との婚約を破棄する!」と六人目の婚約者に言われた瞬間、クリスティーナは婚約破棄の成就に思わず笑みが零れそうになった。
ヴィクトール帝国の皇女クリスティーナは、皇太子派の大きな秘密である自身の記憶喪失を隠すために、これまで国外の王族と婚
約してきたが六回婚約して六回婚約破棄をした。
過去類を見ない婚約破棄劇によってクリスティーナには悪女の評判が立っていたが、彼女は気にしない。
なぜなら彼女は皇女以外に、世界の空を制したと言われるヴィクトール帝国戦空艇団の第三師団師団長の肩書があったからだ。
彼女は生涯結婚する気はなく、軍人として戦空艇とともに朽ち果てるつもりだ。
それなのに兄であり皇太子のレオンハルトによって、七回目の婚約を帝国の公爵令息と結ばされてしまう。
公爵令息は世界で初めて戦空艇を開発した天才機械士シキ・ザートツェントル。けれど彼は腹黒で厄介で、さらには第三師団の副官に着任してきた。
兄は父帝の支持を得ているようだが、結婚する気がないクリスティーナは遠慮なく七回目の婚約破棄を目指す。
こちらは連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 13:34:26
114908文字
会話率:45%
「小娘を、ひっ捕らえよ!」没落令嬢で王宮術師団に所属する水術師イシュカ・セレーネは、ランドリック王国の宰相オズウェン公爵によって、自身の娘・公爵令嬢シャーロットの誘拐罪で王宮追放されてしまう。それはシャーロットとイシュカを敵視する同僚のヘン
リエッタによる、退屈しのぎのための陰湿な嫌がらせだった。
あっという間に王都から追い出されたイシュカだが、なぜか王太子ローク・ランドリックによって助けられ、「今度は俺が君を助けるって決めていたんだ」と甘く告げられる。
ロークとは二年前の戦争終結時に野戦病院で出会っていて、そこで聖女だとうわさになっていたイシュカは、彼の体の傷だけではなく心の傷も癒したらしい。そんなイシュカに対し、ロークは甘い微笑みを絶やさない。
あわあわと戸惑うイシュカだが、ロークからの提案で竜神伝説がある辺境の地へ向かうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 13:34:38
10986文字
会話率:42%
「君との婚約を破棄する!」と六人目の婚約者に言われた瞬間、クリスティーナは婚約破棄の成就に思わず笑みが零れそうになった。
ヴィクトール帝国の皇女クリスティーナは、皇太子派の大きな秘密である自身の記憶喪失を隠すために、これまで国外の王族と婚
約してきたが六回婚約して六回婚約破棄をした。
過去類を見ない婚約破棄劇によってクリスティーナには悪女の評判が立っていたが、彼女は気にしない。
なぜなら彼女は皇女以外に、世界の空を制したと言われるヴィクトール帝国戦空艇団の第三師団師団長の肩書があったからだ。
彼女は生涯結婚する気はなく、軍人として戦空艇とともに朽ち果てるつもりだ。
それなのに兄であり皇太子のレオンハルトによって、七回目の婚約を帝国の公爵令息と結ばされてしまう。
公爵令息は世界で初めて戦空艇を開発した天才機械士シキ・ザートツェントル。けれど彼は腹黒で厄介で、さらには第三師団の副官に着任してきた。
兄は父帝の支持を得ているようだが、結婚する気がないクリスティーナは遠慮なく七回目の婚約破棄を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 20:14:04
16803文字
会話率:41%