『灰の街』――ここは、荒廃して色を失い無法となった哀れな街。
日常茶飯事に犯罪が跋扈するようなこの荒んだ街を、あくまで各々のマイペースに生きる四人の少女たちがいた。
赤い羽根のカラスから『異名』を与えられた彼女たち――『魔女』。
ある者は“
焔”を、ある者は“水”を。
ある者は“風”や“雷”を操り、劣悪な環境の渦中で己の糧を稼いで生きていく。
個性豊かな少女たちと『魔法』で織り成すファンタジック・バトル・ストーリー。
苛烈で過激に、時折緩く甘い。
これは、彼女たちにとってありふれた日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 22:00:06
97775文字
会話率:48%