いろんな分野の人の愚痴り合いです。
最終更新:2023-12-19 17:00:00
776文字
会話率:0%
哲学の道の疏水には、かつてホタルが乱舞していた。尾津は高校生の頃、西田真澄と一緒にホタルを見た甘酸っぱい恋の思い出がある。
数十年が経って、尾津は孤独な老後を迎えようとしている。過去を回想するだけの日々は空しかった。
「疏水にホタルを復
活させよう」
尾津は生き甲斐を見つけた。だが、協力者が現れるどころか、むしろ苦情を持ち込まれる有様だった。
※ この作品は「北条かおる小説工房」(第42夜)に掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 09:55:56
9994文字
会話率:15%
シャフト(竪抗)は、人々にとっての希望であった筈だ。それが今や、奈落の入り口となって、ランタンの光も届かぬ闇をじっとりと湛えていた――琵琶湖疏水工事の主任技師に任じられた田辺朔郎を襲った悲劇。
※自サイト『京都にての物語』からの転載となり
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-19 21:30:10
2059文字
会話率:10%