帝国北部に所領を持つローゼリア伯フランツが納めるローゼリアには2人の子がいた。
長男アレクスは優しく穏やかな気質ゆえ荒事を嫌い、次男アルザスは武芸が好きな反面、武芸が苦手な兄をうとんでいた。
兄が家を継ぎ、弟が兄を支える。
そんな未来を夢
み、父は次男に北方領を託す。
時は進み、穏やかならぬ北方領に戦雲の気配ます帝国南部。
時代の荒波に揉まれ沈みゆくアレクス。
彼の中に、若くして悲運な最後を遂げた前王国の”最高傑作”の魂が宿る事は誰も知らない。
本作品に使用されるテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 18:24:10
161142文字
会話率:34%
これは、世界に破滅を招く勇者と、その手を繋いでいないと命を落とす魔王の娘が創造をもたらす物語。
近代文明と剣と魔法が支配する魔法文明が歪に混ざり合う世界、ファレアス。
失踪した母を探すため、少年は冒険者となって旅に出る。
だが
少年の母は『蒼雷の戦姫』と讃えられ、今は亡き王国の生き残りであることを知る。
全力を出せば世界に破滅をもたらすのではないかと恐れられる少年と、その旅の途中で出逢う魔王の娘。
そして次第に明らかになる、強大な敵の存在。
少年はいつしか王国再興の希望、"勇者"となる。
世界をとりまく幾多の謎を解き明かしながら進む少年は、長い旅路の果てに破壊の化身と恐れられるのか、救世の勇者と讃えられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 20:06:46
765140文字
会話率:41%
埼玉県某市に住む二十歳の青年。フリーターで引きこもり気味な彼は、小さい頃からの夢だった小説家になるべく、小説投稿サイトに長編小説を投稿することにした。しかし少年時代のある出来事が原因で、人見知りで独りよがりな性格の彼は、読者からの意見や感
想を素直に受け取ることが出来ず苛立っていた。
その頃オールオーという異世界にある大陸東部では、古くからある大国が存亡の危機に見舞われていた。
古王国六座の一国、イルバラード王国。この国に北方山脈向こうで新たに興った王国、ソルベリオンが攻め入った。イルバラード王国の北部諸侯らを味方につけたソルベリオンは、王都セレンドゥーワを陥落させ、王国中央以北を占領してしまう。
辛くも逃げ延びた王国の重臣たちは、南部伯爵領メルリニオの領主を担ぎ上げ即位させた上で、遷都を行った。それから三年が過ぎ、自己保身や栄達を望む重臣の一部は、ソルベリオンに国を売ることを画策していた。
その一方で王国の再興を願う者たちは、事態を変えるのに奇想天外な手段を取ることに。
その手段とは、幼い頃に神殿に入れられ敵に知られていない姫巫女を還俗させ、異世界から優れた人物を召喚して娶らせる。その上でその者に王位を託し、王国の再興を果たしてもらおうというものだった。
少しずつではあるが、母親や姉の支えで書いた小説を素直な目で見直すようになる青年。そんなある日、バイト先でうたた寝をした途端に彼は、不思議な感覚に襲われる。目を覚ました時自分が、豪奢な天蓋ベッドの上にいるのに気がつく。そしてそこには、あられもない格好をした少女が隣に寝ていて……
異世界の、天蓋ベッドに召喚された青年による、王国再興に奮闘する物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 14:15:25
27255文字
会話率:21%
魔法が使えずに無能と蔑まれていたエルフの孤児ワルドは、森の中で妖精に出会った。
光王と名乗るその妖精は、彼に旧エウレンディア王国の秘宝”七王の盾”をもたらした。
七王の盾とは、強大な7体の召喚精霊をその内に宿し、王国に莫大な恵みをもたらして
いた伝説の神器。
しかし王国は14年前に攻め滅ぼされ、盾は新たな主の成長を待っていたのだ。
盾の入手と同時にワルドは、自身が王家の末裔であったことを知る。
そして彼が試練に打ち勝てば、強大な力を手に入れて祖国を再興できるかもしれない、とも。
14年前に散った国民の無念を晴らすため、そして今も苦しむ同胞を救うため、ワルドは立ち上がる。
これは無能と呼ばれたエルフの少年が、祖国を再興するまでの物語。
※本作は”七王召喚!~エルフの尊厳を取り戻せ~”のリメイクです。
”七王召喚!~無能エルフが祖国を再興するまで~”からタイトルを変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 15:43:43
326325文字
会話率:40%