病気で死んじゃって、幽霊になった少女がどうしたって?
ちゃんと成仏して、二度目の人生を謳歌中です。
……謳歌中?だと思います、はい、多分。
壁ドンされているけど。
なんか、追い詰められた小動物のような気分だけど。
「見つけましたよ、デス
デモーナ。」
その名前は昔の名前です、はい!!
ちなみに、過去の兄、もとい、現父は、その名前から今の名前を付けまして、現在はデモーナと申します!!
って、違う、違う、今の状況がおかしい!?
何で王子様に壁ドンされて、ガクブル震えているの!?
震える必要はない、私と彼は初対面、ショタイメンなのよ!
大丈夫、誤魔化せる!!
「『デー』?私を誤魔化せるとお思いですか?よろしければ、貴女と私の馴れ初めの上映会をこの場で行ってもいいのですよ?」
「はい、全面的にごめんなさい!!デスデモーナではなくなりましたが、貴方のデーです!デモーナ・キプロスと申します。」
もう、長い物には巻かれろ!!である。
目の前の人物は泣く子も黙る第二王子のオセロ殿下である。
深い海のような紺とも、青とも言い難い髪に、知的できりっとした紫の瞳は昔のように純粋なキラキラお目目ではなくなってしまっているが、物凄い美形である。
幽霊だった少女とが転生して帰って来たけど、素直で、賢かった超かわいいショタ王子が、魔王になって捕獲しに来ました!
選択肢は逃げて捕まるor諦める
さて、生まれ変わった少女の運命やいかに?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 09:16:17
26953文字
会話率:36%
「ねぇ、かんな。
この間、強い男の子が好きだと言ってましたよね?
だから・・・
僕も強い男の子というものになってみました。
僕のこと、好きになりましたか?」
そう言って、怖そうな男の人達をたくさん引き連れて小学三年生だった私の前に現れたの
は、隣の家に住んでいるとてつもなく綺麗で美しい顔をした5歳年上のお兄ちゃんだった。
本編完結しました。
番外編亀更新にて連載スタートしました。
気晴らしに書いてみた作品です。暇つぶしに読んで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 18:52:55
23406文字
会話率:32%