「美姫には忠実な犬が必要だ」
強大なジャスパー帝国の前に、ムンパール王国は破れた。家族を失った元王女アンネリースは、人質として帝国に連れていかれる。その先で、功績を上げた「蛮族の将軍」へ下賜された。悲壮な覚悟を決めて赴いた辺境は、思ったよ
り居心地が良くて。
豊富な知識と戦略の才能を生かす真珠姫アンネリースと、野蛮だと罵られながら戦い続けたルードルフは手を組み、国盗りを開始する。亡国王女と野獣扱いの勇猛な将軍の、痛快な逆転劇。
ハッピーエンド確定、残酷な表現あり
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/12……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:09:23
87096文字
会話率:37%
両親を亡くした女の子が訳あって嫁に行かなくてはならないが、相手先の男が無骨無愛想でわがままで、でもお金持ち。
愛情たっぷりに育った女の子と、愛情とは無縁に育った男がお互いに歩み寄り次第に距離を縮めていく………はずです
話しがよくそれます
気長によろしくお願いいたします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 11:00:12
475794文字
会話率:72%
「何故だ、何故、こんなことに・・・・・」
少女は箒を掃きながら、静かに苦悩のため息を溢す。
この少女、今でこそはメイド服を着込んだ可愛らしい見た目をしているが、その実、生前は無敗を誇った世界最強の『剣聖』だったのである。
名を
、アーノイック・ブルシュトローム。
生前の姿は、筋骨隆々の大男の髭モジャ男。49歳。生涯独身。好きなもの、酒と博打。
そんな無骨な男が、何故か、死後、メイド少女へと転生してしまったのだ。
それも、男であれば誰もが視線を奪われるであろう、見目麗しいメイドの少女へと。
彼は自身に起こったこの出来事に理解が追い付かず、ただただ混乱しながら、15歳となる今の今まで、坦々とメイド業に従事せざるを得なかった。
自身が元剣聖であることを、誰にも明かさずに。
「アネット!! 私と共に騎士養成学校に入学するわよ!! 私は絶対に『剣聖』になってやるんだからっ!!!!」
中庭で箒を掃く元おっさんのメイド少女の元に、豪奢な衣服を身にまとった少女が満面の笑みで駆け寄ってくる。
そんな彼女に対して、元おっさんメイドは呆れたような口調で口を開いた。
「お嬢様・・・・私も、一緒に入学しなければならないのですか??」
「当たり前よ!! 貴方は私の付き人なのだから!!」
そう。
彼は何故か、『剣聖』を目指す貴族令嬢の使用人となってしまったのだった。
これは、剣士の頂点を目指す没落寸前の貴族令嬢と、その付き人である元剣聖のメイドが、剣を手に、お家復興をするべく奮闘する物語。
元剣聖の最強のメイド、実力を隠しながら使用人として生きる物語、である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:24:56
1203569文字
会話率:46%
初のVRMMORPG「いーじーげぇむ」ふざけたタイトルと世界初のVRMMOという事で、色々懸念点はあるものの、まぁなんとなくサ開したゲームをなんやかんやでプレイする事になった2人を中心とした話です。クエストやったり、討伐行ったり、ギャザラー
やってクラフターやったり、とにかくやれる事をやる話です。
まずは手始めに、一生没になり続けてた話でも。
百合成分がかなり濃いというか、もう百合しかないのでお気をつけを。
必読情報1:そもそも魔法の空、小さな手に握られるは巨大で無骨な剣、もといそれらが共有する世界は元よりいーじーげぇむからの派生である。驚きだね。私も驚きだよ。どうしてこうなった?
必読情報2:世界観を共有する魔法の空、小さな手に握られるは巨大で無骨な剣の2つといーじーげぇむは国の名称、魔法の名称に差異は無いが、いーじーげぇむはVRMMORPGなので、名前が一緒でも設定全てを共有している訳ではない。スターシステムに近しい物だと考えてもらえれば。
必読情報3:いーじーげぇむの設定を初めて形成した時と現在との設定はかなりの乖離を見せている為(そもそも魔法の設定とかどっから生えてきた?)、魔法の空と同じだからってあまり鵜呑みにしない事を推奨します。
必読情報4:VRMMORPGって大体こんな感じのゲームなんじゃないの? はどうしたって? ハハ、あいつは死んだよ。じゃあなアルカディオン。設定は好きだったぜ。殆ど開示した覚えないけど。そういえば魔法だけはいーじーと共有させてた気がする。だって魔法の名前考えるのめんどくさいもんな……。新生だとでも思って。あ、でも主人公は同じだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 12:00:00
106832文字
会話率:64%
魔法がある世界で、魔法が使えない少女が自分の身長の倍はあろうかという大剣を背負って戦い生き延びる。
いきなきゃ。ただその言葉を呪いの様に繰り返して、彼女は何とするのか。
注意事項として、この小説は、現実には存在しない言語で書かれている物を
翻訳してここに書いています。故に翻訳ミスが存在します。これは、どうにも翻訳が難しいから原文のままの方が良い。そういった判断もします。出来るだけそれらしいものに訳しますが、絶対ではありません。
ここに書いてある事が全てではない。重要な事です。特に、村については。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 12:00:00
107677文字
会話率:52%
【簡単なあらすじ】
貧しい都で暮らしていた普通の(?)兄妹が大陸で起こる災厄に立ち向かうお話。
【詳細のあらすじ】
ここは東西に並ぶ二つの大陸、マーシアとメイシア、そして各地に点在する“門”から繋がる異次元ヴォイドが存在する世界。
何百年
にも渡る歴史を経てもそれらの溝は埋まらず、戦と災厄は起こり続けていた。
誇りのため、故郷のため、家族のため。
理由は違えど、今日も己の信念のままに戦士が、魔術師が、勇者が、それぞれの戦場へと駆け出していく。
誰もがその頂点に立った《選ばれし者》によって混沌とする世界を鎮めてくれると信じていた―――
東の大陸、マーシアの南東の外れに位置する緑の都シェラタン。
野盗に怯え、今日という日を繋ぐのに必死の貧しい都に、とある兄妹がひっそりと暮らしていた。
ライアスとフライア。彼らはある“能力”によってひと時も離れようとせず、数少ない人々との交流だけで日々の生活を送っていた。
二人に肩書はない。生活を支えるために狩猟で無骨な剣を振るい、基礎的な魔法を使う、どこにでもいる並の剣士・魔術師だった。
貧しくても、このままの生活が続けられればいいと淡く望んだ兄妹だったが、やがて野盗の暗躍によって変化を余儀なくされる。互いに人としての理性を切り分け、補い合う二人は自らの力で活路を見出そうとするものの、やがてそれはさらなる大冒険への幕開けとなってしまう。
向かうのはシェラタンとはまるで異なる八つの都と交戦中の西の大陸メイシア。そしてそこで躍動する熟練の騎士や魔術師、商人、そして《勇者》が存在する広大な世界。
果たして自分たちを信じることだけが頼りの《独りの兄妹》は、どこまで這い上がれるだろうか……。
※90年代~2000年代のRPGのイメージを目指して制作中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 07:11:54
762217文字
会話率:36%
異世界の放浪者 神崎 リク
そして
神官であり獣猫人 アーニャ・クローラウス
襲いかかるモンスター。
吹き荒れる風。
野性味の溢れる無骨なキャラ達。
うまく行かない毎日。
難易度『Very Heard』に設定されているのは幸か不幸か。
リ
クは異世界に翻弄され、転げ回り、悶絶しながら緊張と恐怖で嘔吐し、異世界に産み出された事を怨み、後悔する。
上手くいかないし、きっと読者はこの話から離れ。
残った者は歯痒い思いをするだろう。
しかし、失敗の底に小さな花を見つけ出す事が出来たら・・きっと蟻のようにリクはそこにいるのだ。
アーニャはそんなリクを励まし・・。
時に回復魔法を駆使して慰めるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 03:16:46
159925文字
会話率:45%
大人気VRMMORPGゲーム、「ANCIENT WORLD ONLINE」を手に入れた主人公、平野義意(♀)。
高身長、スレンダーでおまけに名前まで男っぽいので普段はボーイッシュ系の彼女。ゲームの中ではお姫様系でプレイしようとするも、初っ端
から無骨すぎるレア職を引いてしまう。
厄介なレア職に苦労しながらゲームをプレイする、話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 14:00:00
114496文字
会話率:38%
社交界の華の令嬢ロエリア・ブルーウィング。
彼女の前世は婚活の女王と呼ばれる婚活アドバイザー
前世の知識から流行を産みだし、文化勲章をもらうほどのレディに成長した。
王の遺言で、結婚したものが王になる王位争奪戦が開かれ、
ロエリアは第一王
位継承者の皇太子デュークと結婚するものの不幸な毎日を送っていた
華美な国と都、それは無骨な騎士団長ウィンター・オルレアン公爵のおかげ
王位継承者の1人でありながら、結婚の『け』の字も浮かばない彼は王になることはできなかった。
ウィンターをただの手駒としか見ない王は、無駄な戦争を続け国は荒んでいき、王への不満が爆発した日
寝室で虐げられるロエリアの前で、王の首をとったウィンターはまるで神様だった。
ロエリアも王族の1人、あえなくウィンターに殺されてしまう。
だけど息絶えた次の瞬間、今度は王位争奪戦が発表された舞踏会に死に戻りしていた!
ロエリア「…待って。ウィンターが結婚できれば、最初から王になってたんじゃないの?」
二度と皇后なんかになりたくない…!皇子と結婚なんてまっぴらよ!
ウィンター・オルレアン…!アンタを利用させてもらうわよ!
アンタを結婚させて、三度目の人生こそ、私は平凡な人生を生きるんだから!
結婚する気のない…いえ全くモテないウィンターに恋愛スキルを伝授し私が王にさせ未来を回避する!
欲望入り混じる王位争奪恋愛頭脳戦に挑む中、なぜかウィンターが私を口説き始めて…⁉
絶対に好きと言わせたいウィンター、絶対に好きと言いたくないロエリアの恋愛頭脳戦が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 21:41:35
4489文字
会話率:24%
魔王との決戦を前に勇者としての試練を受ける為に塔を登るアロウ。
仲間のいない一人での戦いで疲弊した彼が拾ったのは女性物の装備品であった。
しかし、その装備は今装備しているものよりも遥かに高性能であり、仕方なく装備したのだか、思いの外自分に似
合っていた。
更に先に進んでいくと様々な高性能な女性用装備を拾っていくが、戦いのためにという言い訳からそれらを装備していく。
塔の攻略直前には見た目で装備を選択し始める程に堕ちた彼が最上階まで辿り着く。
そんなアロウの前に現れた女神は彼に二つの選択を迫った。
一つは無骨で高性能な装備品。
もう一つは戦いに最適な身体に生まれ変わる薬であった。
アロウは迷わず薬の方を選んだのだが、その薬を飲むと言葉通りに姿が変わり、何とサキュバスへと変化してしまう。
その後、サキュバスの力が制御できずに仲間たちのレベルをドレインしてしまった事をきっかけに一人で魔王に立ち向かう事を決意。
そうして暫くして魔王が倒されたという話が流れ始めた頃……アロエと名を変えた彼女は路銀を稼ぐ為に盗賊団を潰し、引き渡す為に近くの街ターネライへとやってきたのであった。
この街で後に淫獄の姉妹と呼ばれ、共に人類の敵となる運命の出会いが待っていた事をこの時のアロエはまだ知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 11:00:00
68654文字
会話率:36%
無骨者で無法者の男のところに蛇女が来るお話です。
カクヨムにもあります。
最終更新:2024-01-04 10:32:23
3409文字
会話率:48%
――いつもと変わらないはずの今日は、崩れ落ちた天井と一緒に終わりを告げた。
地下室に閉じ込められていた少女、時雨は、突如天井から降ってきた姉の知り合い、東雲に助け出される。
当たり前だったはずの、最低な毎日に差し伸べられた無骨な男の手は、
きらきらと眩しいくらいに輝いて見えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 22:00:00
93164文字
会話率:48%
秘境の集落で育った少年クウスは、15歳になり憧れの冒険者になるため旅立つ。
集落の住人達はそんなクウスがとても心配。
なぜなら、彼は伝説として語り継がれる魔人の生まれ変わりだから。ちなみに本人はその事を知らない。
育ての親でもある祖父は
クウスが心配じゃない。
なぜなら、彼は自分が育てた自慢の孫だから。なお本人には気恥ずかしくて言えない。
集落の長はクウスが心配。
なぜなら、彼は幼い頃封印された魔人の力を、解放し始めているから。
でも集落の長は楽しみでもある。
なぜなら、再び世に解き放たれた魔人が何をしでかすのかより、夢の冒険に踏み出したクウスがどんな冒険者になるのか期待の方が勝るから。
バトル描写多めの冒険ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 18:33:20
211219文字
会話率:33%
ユートはある日聞いてしまった。
隣の家に住む大好きなおばさんの秘密を。
それはユートにとって信じたくない秘密。
秘密を守ると誓うユート。
しかし、さらなる試練が!
最終更新:2023-10-02 06:33:06
3402文字
会話率:28%
秋季限定の投稿企画「秋の歴史」で、今回のテーマが「食事」ということで、書いてみました!
江戸時代が好きな私の、小さくて甘いお話です。
最終更新:2023-09-26 09:00:00
4055文字
会話率:52%
■あらすじ
可愛い猫耳男子と結婚したい男前女子が、結婚の試練に立ち向かう、ほのぼのラブコメ。
■登場人物
マリア…人族、男前の美人兵士。
ユン…猫耳族の戦士。つぶらな瞳の可愛い男子。
ユンの長兄…猫耳族、王道イケメン。
ユンの次兄…猫耳族、
クール眼鏡。
ユンの末兄…猫耳族、無骨ワイルド。
■メモ
文化祭の演劇出し物等を想定。登場人物5名+ナレーション。マリア、ユンは、軍服っぽい制服推奨で、猫耳はカチューシャで十分。キスシーンは、角度で誤魔化しつつ照明を落とす等の演出で。ご自由にどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 00:34:10
10184文字
会話率:41%
回復魔法の大家に生まれたというのに、かすり傷すら癒やせないロレッタ。
能無しの役立たずと蔑ろされていた彼女は、せめて縁を繋いで家の役に立て、と辺境伯のもとへ嫁に出されてしまう。
辺境は荒っぽく、当主である辺境伯も無骨で無愛想。
しかも婚姻の
夜にしばらくベッドは共にしない、と言われてしまう。
本当は能無しでも役立たずでもない彼女が幸せになろうと頑張る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 19:17:05
18024文字
会話率:33%
伯爵家のひとり娘、アルドンサ・リブレは"人の死期"がわかる。
死が近づいた人間の体が、色あせて見えるからだ。
母に気味悪がれた彼女は、「眼鏡をかけていれば見えない」と主張し、大きな眼鏡を外さなくなった。
無骨な眼鏡で&q
uot;ブサ令嬢"と蔑まれるアルドンサだが、そんな彼女にも憧れの人がいた。
王女の婚約者、公爵家次男のファビアン公子である。彼に助けられて以降、想いを密かに閉じ込めて、ただ姿が見れるだけで満足していたある日、ファビアンの全身が薄く見え?
「ファビアン様に死期が迫ってる!」
王女に新しい恋人が出来たため、ファビアンとの仲が危ぶまれる昨今。まさか王女に断罪される? それとも失恋を嘆いて命を絶つ?
慌てるアルドンサだったが、さらに彼女の目は、とんでもないものをとらえてしまう──。
不思議な力に悩まされてきた令嬢が、初恋相手と結ばれるハッピーエンドな物語。
幸せな結末を、ぜひご確認ください!!
※高取和生様の個人企画「眼鏡ラブ企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:11:15
10264文字
会話率:21%
グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。
心身を鍛え、技を磨き、忠勤比類なき彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。
やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学院に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。
敬愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。
だがそんな日々は、守るべき侯爵令嬢ミシェルが第二王子の婚約者となったことで崩れだしていった。
そして起こった悲劇の末に、彼は言う。
「レイモンド・カークスは、気狂いにございます」と。
彼の選択と、その結末とは……。
※「気狂い」は「きちがい」とも読みますが、本作品においては「きぐるい」とお読みいただければ幸いです。
※後半は残酷な描写が多めでございます、苦手な方はお気を付けください。
また、私の作品としては珍しく、ハッピーエンドではございません。
合わせてご注意いただきたく思います。
※以前投稿した短編の、加筆修正版になります。前作をお読みいただいた方にも楽しんでいただけるよう加筆しておりますので、お楽しみいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 19:00:00
43410文字
会話率:26%
グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。
心身を鍛え、技を磨き、忠勤に励む彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。
やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学園に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。
敬
愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。
だがそんな日々は、ミシェルが第二王子の婚約者となったことで崩れだしていった。
そして起こった悲劇の末に、彼は言う。
「レイモンド・カークスは、気狂いにございます」と。
彼の選択と、その結末とは……。
※残酷な描写が多めでございます、苦手な方はお気を付けください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 05:24:06
10607文字
会話率:24%
辺境の小さな城下町。フローラの営む花屋には、毎週水曜に灰色のフードを被った男が花を買いに来る。花屋には似合わない無骨な男だが、フローラはその正体を知っている。通りの向こうに見える、領主の城の門衛だ。
寡黙で無愛想な男に、いつしか心惹かれる
フローラ。水曜は店先から門衛の姿をこっそり眺め、彼が花を買いに来るのを待つのが密かな楽しみだ。
春になって領主の結婚式のお祝いにと、領民たちに庭園披露宴の招待が届く。若者たちは、誰と行くかと大騒ぎ。フローラは灰色フードの男に、エスコートを頼もうと決めるーー。
*****
恋愛に不慣れで不器用な二人が、少しずつ距離を縮めていきます。
少し不思議な雰囲気の城下町の日常と、片思いのドキドキ。全13話予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 20:20:48
36876文字
会話率:40%
強い感情の変化やストレスがかかると、人の姿から異形の物になってしまう稀族の女性であるアリシアは、敬愛する上司フェリクスの見合いのセッティングを命じられる。
しかしセッティングの途中アリシアは稀族化してしまい、そのままフェリクスに拾われる
。フェリクスと行動を共にしていると、彼に恋する年下令嬢・同僚の女騎士・元婚約者と次々にお見合い候補と会うことになる。
アリシアは稀族化から戻ることはできるのか? そして、フェリクスのお見合いを成功させることはできるのか?
無骨な騎士×敬愛する上司を幸せにしたい事務員のドタバタラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 19:00:00
13014文字
会話率:54%
そこには剣の墓標があった。その墓標の周りには絶えず草花が咲き誇り、まるで周囲を祝福しているようだった。決して錆びない無骨な長剣。いつしかそれは聖剣と呼ばれるようになった。
かつて大戦があった。人と人、人と魔獣、人と魔族。多くの者が戦い、
そして死んでいった。名もなき戦士たち。物語はその戦士の一人。
農民として生まれ、村は魔獣に蹂躙され、それでも生きるために剣を取った。
剣の墓標は今もそして未来も朽ち果てずそこにある。死んでいった戦士が生きた証(あかし)として…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 20:00:00
15179文字
会話率:46%