これは……おれがこの前、銭湯に行ったときの話だ。
湯船につかり、ふーっと一息をついたおれは、体から日頃の疲れが抜け出て行く感覚に頬を緩め、瞼を閉じ、宇宙のことを考えた。
特別な理由はない。ストレスが消え、心にぽっかりとスペースが空いた
んで、何か壮大なことでも考えたくなったのだ。
しかし、ふと目を開けると、浮かび上がってきたのが陰毛だ。そう、陰毛。それは宇宙の始まり。無から作られる有機物。
いや、違う。陰毛とは思春期を迎えた辺りの男女の股間に生える毛のことを指す。そんなことは知ってるんだ。でもこいつは今突然現れたのではないかと思わせてくる。部屋の中で『え、こんな場所に?』と見つけたとき、そう冷蔵庫の中にあったときなど、なぜだ? と腕を組んで考えたものだ。時空の歪み、ぽっかりあいた穴から現れるスペースエイリアンか……いやいやいや、ない。こいつは人体から生まれ、そして抜け落ちたものだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-30 11:00:00
2044文字
会話率:0%
十歳の時にエリート職である宮廷魔術師になった天才少女、ローズ=フレイマン。誰もが憧れる誇り高き職業――――しかし名誉とは裏腹に、彼女の立場は『社畜』そのものであった。そんな生活に嫌気がさした彼女は、生涯働かずに済むだけの金額を貯めた上で、宮
廷魔術師の職を降りる。それから始まった辺境に建てた一軒家でのスローライフ。昼間は散歩しながら薬草採取。夜はゆっくり湯船に浸かって、大きなベッドでぐっすり眠る。まさに理想の生活を送り始めたローズの人生は、薔薇色かと思われた。
「うちの家に何しとんじゃぁあああ!」
日々襲いかかってくる魔物、彼女を勝手にフィアンセと呼んでくる特級冒険者、さらには隣国の兵士たちが辺境へと迫ってくる。
「私の平穏を脅かすものは、誰であろうとぶっ殺してやる」
これは『最果ての魔女』と呼ばれるようになった数多の伝説を残す最強の魔術師が、ようやく手に入れた平穏のために様々な形で奮闘する物語――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 18:00:00
69623文字
会話率:40%
異性器界転生の話。
自分とは別の人間のペニスに転生してしまった男が、スーパー銭湯の湯船内で色々なペニスたちと会話しながらも、自分の本当の生き方を模索しながら生きていく。
さまざまな比喩表現が使われ、性描写が描かれる。
やがて、あるきっかけで
主人公とペニスの持ち主とは、人格が入れ替わり、いままで知り合ったペニスたちと共に巨大な組織に立ち向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 09:39:59
2692文字
会話率:30%
とある会社で事務に勤しむ二十八歳。そろそろ結婚したいなーと思ってはいるが相手はいない。
そんな私の日々の癒やしは耳元に流れてくる愛しい声だ。
今日も私は『推し』の甘い台詞に絆されている。
なぜか恋愛相手になる令嬢の台詞だけすっ飛ばす音声
読み上げ機能に多少疑問を感じるが、心の中でその台詞を補足しながら帰宅する。
音声を流したまま、令嬢の台詞を自分なりの言葉に置き換えて声に出すとまるで『推し』と会話をしているみたいで楽しくなってきた。
物語を読み上げてくれる機能に相槌や意見を述べながら夕食をとり、後片付けをし、お風呂に入って湯船に浸かり、明日の支度を整えるとベッドに入る。
瞳を閉じて『推し』の声を満喫していると、突然読み上げ機能の様子が変わり……?
※設定はゆるめ、おおめにみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 06:18:24
3603文字
会話率:38%
歌詞は思い出せないけれど、なぜか頭の中に浮かび、時折、口ずさみたくなるメロディ――。
田舎の貧乏貴族(だと本人は思ってる)ルナリアは幼少期、敷地内のガゼボでダンスの練習中に思わず鼻歌を歌った瞬間、ビリビリと身体中に電撃が走った。
(――
この感覚……! 知っているわ!!)
まるで湯船に浸かりながら歌ったときのような、あの反響音。そして、得も言われぬ気持ち良さ。
その日からガゼボでの鼻歌ダンスがルナリアの秘密(に全然なってない)の日課となった。
ある日、王城でのデビュタントに出席したルナリアは静まり返った庭園で、実家の敷地内にあるのと同じ形をしたガゼボ(比べものにならないくらい大きい)を発見し、その中心でつい鼻歌を口ずさんでしまう。
誰もいないと思っていたその庭園に、実は先客がいて……?
そして、日課になってしまったルナリアの鼻歌が予想もできない事態を巻き起こしていく――。
※全四話の短編予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 01:15:38
13593文字
会話率:31%
外部サイトのお題に沿ったショートショートです。
一日一作。
作品同士に繋がりはありません。
タイトルから気になったものだけ読んでください。
最終更新:2023-11-15 20:47:10
9800文字
会話率:50%
猫目線で見た
心地よさを求める猫の日常を短い物語にしてみました。
この話は、昔の夢日記をもとに
Chat GPTに手伝ってもらって
完成させたショートストーリーです。
最終更新:2023-08-19 16:35:11
1085文字
会話率:14%
ある日王子様の湯船に一匹(?)の泡が現れた。「私は、ただの泡です!」
そう言うただの泡は、自分が王子様を難破した船から助けたのだと語り、好きだと告白してきた。こうしてただの泡と王子の生活が始まった。
これは人魚姫をハッピーエンドにする、その
後の物語。
※こちらは短編にある【元人魚姫ですが、今はただの泡です、こんにちは。】と【元人魚姫ですが、今はただの泡ですのその後の小話集。】と活動報告に書いていた小話をまとめたものです。
7話までは既存の短編と全く同じです。8話から14話までは活動報告に載せていたものとなります。15話からは新作です。人魚姫がちゃんと人間になって王子と結婚したら完結にしようと思います。
小話ですので、一話が短い時もありますが、あらかじめご了承下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 13:23:34
152663文字
会話率:46%
ある日王子様の湯船に一匹(?)の泡が現れた。「私は、ただの泡です!」
そう言うただの泡は、自分が王子様を難破した船から助けたのだと語り、好きだと告白してきた。こうしてただの泡と王子の生活が始まった。
これは人魚姫をハッピーエンドにする、その
後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 06:35:11
6305文字
会話率:50%
——やっと準備が整った。ようやく私の本懐を遂げられる。
「お父様、王太子殿下との婚約解消を希望いたします」
「……は? お前、いったいどうした? どこか頭でも打ったのか?」
前世を日本人として生きた独身アラフォーのOLは、男運が悪
く、さらに半年かけて手にした成果を若くてかわいい後輩に奪われヤケ酒した結果、湯船で寝てしまい前世を終えた。
それがなぜか妹が好きだった小説に出てくる、悪役令嬢ユーリエス・フランセル公爵令嬢に転生してしまった。
バッドエンド確定の悪役令嬢だったので、処刑されないよう王太子の婚約者を辞退し、隣国で事業を立ち上げ悠々自適の暮らしを送っていた。
父が護衛としてつけてくれた騎士フレッドは逞しく頼り甲斐がある。さらにイケメンで気も利く有能な騎士だった。
フレッドともすぐに打ち解け、前世が働き詰めだったので、適度に働き適度にダラダラしながら過ごしていたユーリエス。
ところが突然王太子が訪ねてきて復縁を迫ってきた。
キッパリとお断りしたものの、今度はフレッドの様子が変わって——?
幸薄かった前世が嘘みたいに幸せをつかむ中身が枯れ女のお話。
※こちらの短編が異世界転生恋愛日間2位になりました!
【短編】https://ncode.syosetu.com/n9302ic/
調子に乗って長編にしました。かなり加筆してるので、楽しんでもらえたら嬉しいです(*´꒳`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 08:19:18
103193文字
会話率:48%
——やっと準備が整った。ようやく私の本懐を遂げられる。
「お父様、王太子殿下との婚約解消を希望いたします」
「……は? お前、いったいどうした? どこか頭でも打ったのか?」
前世を日本人として生きた独身アラフォーのOLは、男運が悪
く、さらに半年かけて手にした成果を若くてかわいい後輩に奪われヤケ酒した結果、湯船で寝てしまい前世を終えた。
それがなぜか妹が好きだった小説に出てくる、悪役令嬢ユーリエス・フランセル公爵令嬢に転生してしまった。
バッドエンド確定の悪役令嬢だったので、処刑されないよう王太子の婚約者を辞退し、隣国で事業を立ち上げ悠々自適の暮らしを送っていた。
父が護衛としてつけてくれた騎士フレッドは逞しく頼り甲斐がある。さらにイケメンで気も利く有能な騎士だった。
フレッドともすぐに打ち解け、前世が働き詰めだったので、適度に働き適度にダラダラしながら過ごしていたユーリエス。
ところが突然王太子が訪ねてきて復縁を迫ってきた。
キッパリとお断りしたものの、今度はフレッドの様子が変わって——?
幸薄かった前世が嘘みたいに幸せをつかむ中身が枯れ女のお話。
※出版社様へ こちらは短編ですが、長編への加筆も可能です! 2ヶ月あれば10万字執筆できますので、打診お待ちしております(*´꒳`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 18:16:57
8966文字
会話率:39%
湯船に浸かっていると、女の声がした。
「湯船入った?」
返事をすると、有無を言わさず入り込み、ささやかな会話が始まる。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
雰
囲気は幻想的です。童話的です。
やってる事は際どいです。(断言)
苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 18:59:56
1016文字
会話率:59%
最初はいつもの入浴と同じだった。パジャマを持って脱衣所に行くと、パシャパシャというお湯の音がいつものように聞こえた。
タイミング良くチャイムが鳴り『お風呂が沸きました』とアナウンスが聞こえる。
私はパジャマと下着を脱ぎ捨て、洗濯機に入
れる。
いつもどおりのいつものバスタイム……だったはずなのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 18:53:52
2192文字
会話率:8%
湯船に浸かっていたら亡くなっていました。
これは彼らによる忠告らしいです。
最終更新:2023-01-26 01:12:01
200文字
会話率:0%
肉片と真っ赤になっていた湯船で。
呪いの術式は、やがて完成します。
最終更新:2022-12-02 01:34:25
200文字
会話率:0%
当店はキャストに対する福利厚生の一環として月に一度温泉に入りに行きます。
ルールその一 移動中に寝ている人を目的地に着いたからと言って起こしてはいけません。なぜなら、温泉も確かに疲れを取りますが、睡眠の方がはるかに回復効果が高いからなのです
。
ルールその二 せっかくの温泉ですから恥ずかしがらずに楽しみましょう。タオルを湯船につけるのはマナー違反ですから気を付けるんですよ。ただし、股間を丸出しにするのは恥じらいが無さ過ぎるので隠しましょうね。
ルールその三 話しかけられたらちゃんとその人の相手をしましょう。裸の付き合いをした人はお店に来てくれるかもしれません。トークと裸で誘惑してもいいんですよ。
ルールその四 喧嘩はせずに最後まで楽しく過ごしましょう。どんな理由でも喧嘩両成敗ですからね。不服がある時はこっそりマネージャーか店長に相談しましょう。
以上のルールを守って楽しく温泉を楽しみましょうね。
この作品は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」に投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 13:13:13
5991文字
会話率:70%
会社を退職し、自宅の湯船に浸かる神崎トモヤ。
そんな時、謎の声を聞き突然湯船から美少女が現れた。
美少女の名はコーデリア。彼女は異世界ロスガレスから伝説の勇者を探すためにやってきたと言う。
彼女は伝説の聖剣トワイライトをトモヤに託し、魔力
を得たトモヤ。
良くわからない状況に異世界ロスガレスに旅立つ決意をするトモヤだったが、コーデリアは異世界ロスガレスに帰る手段が無いと言う。
果たしてトモヤは魔王ガレオンが居る異世界ロスガレスを掬う事が出来るのか。
恋愛ドタバタファンタジー「いきなり勇者様!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 20:00:00
68727文字
会話率:51%
お風呂の中で、裸になって、変な女性と変な男性が変な話をする短編です。 ちなみに川島君は、登場しません。 さくっと呼んで「変な人だなぁ」と思っていただければ嬉しいです。
※この作品は「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しております。
最終更新:2022-04-22 21:02:45
2217文字
会話率:20%
主人公の少女が湯船で目眩を起こして死亡しました。
目を覚ますと、見知らぬ場所に居ました。
しかも全裸でした。
歩いていると、ゴブリンに拘束されてしまいました。
そしてゴブリンキングにファーストキスを奪われました。
《身体強化のスキルを強奪
しました》
彼女はキスをすると相手のスキルを強奪する事が出来るチートスキルを授かっていたのです。
やがて強奪のスキルを武器に世界最強になる事を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 20:21:02
28899文字
会話率:44%
切迫性尿失禁の女子
毎日
日中も夜も
最終更新:2022-04-02 14:54:50
1025文字
会話率:0%
私はJK
おシモに難あり
最終更新:2020-07-19 01:34:26
673文字
会話率:0%
女子のみなさん
お風呂でおしっこしますか?
最終更新:2020-06-27 17:32:43
422文字
会話率:0%
湯船に浸かりながら、考え、思う。そんなこと、君は、何者かになれたかい?
最終更新:2022-01-26 17:25:17
471文字
会話率:34%
突然、私小説を書こうと思い立った。
湯船にとっぷり浸かっている時だ。
その程度で書き上げた、酒の話。
最終更新:2022-01-17 20:30:59
1181文字
会話率:0%
アルファポリス様にて先行更新
湯けむりの向こうは異世界!魔法とスキルはあるのに『温泉』の無い世界に迷い込んだマモルは、温泉宿開業を目指す!!のんびり、ゆったり異世界生活?今宵もゆっくり湯船にどうぞ
♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨
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今日も、仕事で訪れていたここ秋田県の田沢湖高原温泉郷・・乳頭温泉郷に比べると全国的な知名度がやや足りない感があり・・ひと仕事を終えて・・玉川温泉へとむかった・・北投石の発するラジウムの効能に期待した人・・岩場に寝ころんでいたエリアも過ぎ・・俺は湧出する温泉に足元を滑らせて・・柵の向こう側へ倒れこんで・・「わわわわわぁ~~!!」顔面から地面に突っ伏し、両手を後ろにつきだして、膝をつき、お尻を突き出している・・「・・くっそ」『ピコン!』「ん?なんだ?」・・変な電子音がした・・「・・・出ちゃった」認めたくはないが、認めるしかないのだろう・・「異世界か。しかも、スキルやら魔法があるらしい」・・でも、『スキル【温泉】』ってなんだよ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 10:40:12
138965文字
会話率:54%
とある兄妹が隣の家に風呂を借りにいった。
そこで兄が口にしたのは『お風呂ご馳走様』という言葉だった。
妹は気がつく。減っていた湯船のお風呂。そして兄の言葉。
「まさか、お兄ちゃんは……!?」
勘違いによって妹が恥ずかしい思いをする話。
最終更新:2021-10-25 18:54:20
2095文字
会話率:52%