ストロベリームーンのある晩、鳴海はひとりで帰っているところで吸血鬼に血を吸われてしまう。
「……不味っ、自分の血ぃ不味っ!」
「ひ、人の血を吸っておいてなんで駄目出しなんですか!?」
「自分もっと身体大事にしいや? ええ血やのにもったいな
い」
「人に噛みついておいてなんですかこの言われようは……!」
不味い血だとさんざん駄目出しを食らった上に、何故か食育される羽目になる。
なんで吸血鬼の献血パックになるために、血液サラサラにすることになってしまったんだろう。
関西弁吸血鬼とお疲れ社会人の、吸血と食育の日々。
*吸血鬼が登場する関係で、不定期に吸血描写があります。苦手な方はご注意お願いします。
*2020年5月25日、新紀元社ポルタ文庫より『吸血鬼さんの献血バッグ』というタイトルで書籍化されます。詳細は活動報告よりご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 06:00:00
108399文字
会話率:45%
家出した少年と出会ってしまった、どこか残念な社会人女性。
この2人の異色の同棲は少年にどのような影響をもたらすのか。
どこかで起こっているかもしれない、そんな日常を書きました。
最終更新:2020-01-26 03:02:30
1683文字
会話率:44%