本の虫として社交界に出ることもなく、婚約者もいないミリア。
「君が番だ! 間違いない!」
(番とは……!)
今日も読書にいそしむミリアの前に現れたのは、王都にたった一人の竜騎士様。
強引な竜騎士様に振り回されながら、竜人の番ラブ
コメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 07:43:40
34062文字
会話率:41%
自国の第一王子から返却された本を図書館の棚に戻していたカタリーナは、厚い本の間に薄い本が挟まっていることに気がついた。
落とした拍子に目にしてしまったそれは、特殊性癖の、どピンクなエロ本だった。
――なにこれッ!?
固まっている
と、その本を手にしているところを王子に見つかってしまう。
口止めのために殺されるのではと真っ青になったカタリーナだが、その場に父親が現れる。
「娘が何かご無礼でもはたらきましたでしょうか」
「いいえ。彼女に一目惚れしてしまったので、求婚しようとしていたところです」
――この王子、何言ってんの!?!?
当日のうちに婚約が決まり、カタリーナの意思はそっちのけで国全体はお祝いムードになってしまった。
「あの、殿下、口外しませんので婚約破棄をしていただけないでしょうか……」
そう頼み込むが、婚約破棄はしてもらえないのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 18:10:00
11842文字
会話率:46%