プロローグ
「ポーション類の在庫、大丈夫ですか?」
棚の、ずいぶんと隙間のあるガラス瓶の並びのバランスを、神経質に整えて「そろそろ作りはじめないと足りないのでは?」と、リュコスは素材採取を促す。
切羽詰まってから出かけるとなると、また
店をに任せっきりにすることになるかもしれない。
「あぁ〜麻痺解除薬〜どうしても行かなきゃダメ〜?」
店頭のカウンターにダラリと腕を投げだし突っ伏していた目の前に、|空《から》のガラス瓶が並ぶ木箱を ガチャリ と置いて現実を突きつけると、リュコスは作業場に戻って行った。
状態異常の麻痺解除薬の調剤には、どうしても同じダンジョンの麻痺蛭の体液が必要で、どうしても沼地フィールドに行かなければならない。
誰もがイメージする通り、蛭はかわいくないし、沼地はジメジメして臭いし、ブーツは汚れるし、臭いし、行きたくない。
ついでに、ソレが経口接種薬って現実からも目を逸らしたい。
「やっぱり素材持ってきてくれた冒険者にだけ売る事にしよっか?」
「俺は最初からそう言ってました」
返ってきた軽口に、むう と口をとがらせる。
「・・・お互いだいぶ人間らしくなってきましたなぁ」
ダンジョンのセーフルームの壁をくりぬいて造った「雑貨屋ぼったくり」のカウンターで、リコは、この世界に拉致られた時のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 06:00:00
363898文字
会話率:41%
主人公が師匠を超えるために修行の旅に出るお話。
※本作品は私の別作品「転生木箱の復讐道」と「ジン君は平穏に暮らしたい(自分基準)」のスピンオフ的な作品となっております。
より楽しみたい方は両作品をお読み下さい。
最終更新:2024-05-06 22:00:00
444905文字
会話率:74%
帰宅中の電車の中で居眠りして起きたら木箱に転生していた人のお話。
本編終了後は番外編的な物を気が向いた時に投稿しています。
2019/03/24 全編修正しました。
最終更新:2019-07-24 21:03:34
351657文字
会話率:51%
R-15は念の為。
【簡易なあらすじ】
謎の箱が設置されたパーティ会場で、ややコミュ障気味で引きこもりな箱入のご令嬢モカと、第二王子サイフォンが出会い、婚約を交わすなり色々とトラブルがやってくるけど、二人で乗り越え最後には結婚するお話。
【普通なあらすじ】
「箱? 何だ……あの箱?」
成人会――貴族が17歳を迎える際に招かれる、王族主催のパーティー。
その会場の片隅に、誰もが目を引く謎の木箱が置いてあった。
誰もが気にしながら、誰もが触れることのないその箱に……この国の第二王子サイフォンが近づいていく。
そしてその箱がキッカケで知り合った公爵令嬢モカ。
サインフォンは互いの利益の為に、モカと婚約を結ぶことにする。
その出会いは良くも悪くも、国を騒がせる出来事の始まりでもあった。
これはサイフォンとモカが出会い、結婚するまでをモカの視点で描く物語。
『その在り方を認め合う為の幻想譚』
※以前、読み切りで書いたモノの連載版となります。
最初の数話は、連載ベースで加筆修正していますが、読みきり版と大きく変更はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:55:56
366003文字
会話率:31%
「箱? 何だ……あの箱?」
成人会――貴族が17歳を迎える際に招かれる、王族主催のパーティー。
その会場の片隅に、誰もが目を引く謎の木箱が置いてあった。
誰もが気にしながら、誰もが触れることのないその箱に……
この国の第二王子サ
イフォンが近づいていく。
果たしてその箱の正体とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 21:44:31
12983文字
会話率:40%
亡くなった祖母の遺品を整理していたら、蔵から怪しい木箱を見つけた依子。
それを開けると、中から出てきたのは顔中に札を貼った奇妙な男性で――――!?
百鬼(なきり)と名乗る呪物と奇妙な同棲生活が始まる。
あやかし×ラブコメホラー(?)
最凶の
彼氏、最強のセコム
※舞台は昭和五十年前半ですので古い言葉遣いだったり、考えなどは現代と異なります
※ハピエン
※Illustrator Suico様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 10:03:29
8577文字
会話率:42%
「よ~~し!! 今日こそダンジョンボスを倒すぞ~~!!」
エイリア・マリクはやる気に満ち溢れながらダンジョンに挑戦しようとしていた。
マリクは何回もダンジョンに挑戦していたので道なりが分かり、5階層までたどりついた。
その5階層
の道中で今までにない新しい道を発見し、好奇心でその道を進んでいった。
その先に部屋があり、その部屋の真ん中に木箱があった。その木箱を開けると、ピンク色の宝石があった。
しかし、その宝石は触ると消えてなくなった。
そして、なんで消えたんだと思いながらも、部屋を出て道を引き返していると、背後から物音が聞こえてきた。
何事かと振り返ると、骸骨がいて俺を刺した。死んだと思った俺が目を覚ますと先ほどと同じシチュエーションが繰り返されたのだった。
これは――――――タイムリープ能力を持ったモブ冒険者が何度もバッドエンドを繰り広げる物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 21:30:24
3198文字
会話率:19%
ゼロ年代の邦ロックからボカロ文化に浸った人間が書いた歌詞を置いていきます。
キーワード:
最終更新:2024-03-24 14:50:40
6387文字
会話率:31%
骨の入った木箱、種子の中に形成される晶洞、遺髪で編まれた飾り、樹液を泳ぐ海月、流れ着く祖先の目、獣の腹から蘇るもの……
私は私だけの物語が欲しい。その願いによる収集物の記録。
最終更新:2023-11-21 13:05:24
26385文字
会話率:2%
実家の納屋を片付けていた俺、萩原有斗はぎわらゆうとは木箱を見つけ開けてみると、そこには古びた木製の仮面があった。
その仮面を手に取った瞬間、眩い光を放ち始める。
光の中から突如として現れた何者かが俺を殺さんと襲いかかるが、父が身を挺して
俺を守り生き絶えてしまう。
命が尽きるその間際に父から仮面を受け取り、母から父の過去を聞く。
父は元々異世界人であり、13柱の神々が率いる神軍と父が率いる魔王軍とで戦争をしていた際、赤ん坊だった俺とこの仮面を持ってこの世界へやってきたそうなのだ。
その仮面は神具アトリビュートと呼ばれる、神の如き力を秘めているもので世界に13程存在しており、13柱の神々が一つづつ所有していると聞いた俺は、13柱の神々へお礼参りをしたのち元凶である大神おおみかみに復讐する事を誓い、異世界へと旅立つのであった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 17:00:00
62296文字
会話率:50%
佐伯至と家族を救った、美しき祓い屋・樒紫月。
だが彼は怪力乱神の類を信じず、ごく普通の感覚を持つ男だった。
目の前には怪異をまるっとスルーし、物理で解決する男にげんなりしつつも振り回される面々。
(こんな感じだろうかあらすじ)
最終更新:2023-10-12 03:06:51
36040文字
会話率:34%
ある日、僕は吉田さんに振られた。
家に着いて棚卸しをして、倉庫で小さな木箱に気づいた。
そして木箱の中に指輪があった。
僕はあの指輪を取り、指輪は少女となった。
少女の名前は紗夜。
紗夜は僕は吉田さんに振られたことを聞いて、不快になった
。
そこで、吉田に復讐と決心した。
でも復讐計画は『ハーレム計画』??
なんだこりゃ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 22:40:32
40069文字
会話率:40%
終戦から数年後の大晦日。
亡くなった父の遺品となった箱の鍵を開ける久間木。
しかし、その箱はいわくつきで、女の幽霊が現れるらしい。
霧雨に濡れるようなじんわりと不快なホラー。
最終更新:2023-01-09 19:00:00
4738文字
会話率:20%
三百年前、この地を荒し、人々に危害を加えたモノが居た。そのモノは陰陽師によって捕らえられ、木箱に収めおふだで封印され、沼地の奥の祠の中に祀られた。今でもそのモノは、封印が解かれる事を虎視眈々と狙っている・・・。「なろうラジオ大賞4」投稿作品
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 22:43:54
920文字
会話率:63%
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与
えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 11:00:00
102816文字
会話率:41%
身体の半分以上が獣である人獣が大半を占める世界、ソル・カダヴェ。東領で用心棒の仕事を終えた半人獣の少女ウィリディスは、央領へと渡る港で、木箱に隠れた人間の少年を発見する。追われているという特級指定保護動物を、咄嗟の判断で央領に連れ帰るウィリ
ディスだが、実は彼は世界再生のために神から遣わされた東領の“神の小鳥”であった。己の矜恃に従い、彼を東領の人間保護センターまで送り届けることを約束する彼女だったが……。
これは、少年少女の出会いから始まる、世界再生の物語。使命と誇りと絶望と、覚悟と贖罪の旅日記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 22:33:51
92048文字
会話率:56%
「さぁ、行こう! 覚めない夢をみに!」
ベースを持ち、タカヤとミサキが待つ近くの公園へ向かう。
四人目のメンバーであるミヤを迎えに駅まで行けば、叱られる僕たち三人。
これから始まる時間に緊張と想いを込めて。
最終更新:2022-10-08 23:23:19
1756文字
会話率:61%
おひとりさまの女性が孤独死する。彼女が亡くなった現場マンション、相続を巡って言い争いを始める大人たちをよそに、姪の少女は大きな棚を見上げ、遺品整理業者の新城真に、いちばん上にある木箱を取ってほしい、と頼むが……
最終更新:2022-09-29 21:53:25
7000文字
会話率:52%
「僕、アズって言います。で、隣の女の子が」
「ユーフォって言います」
「僕たち、旅芸人をしてるんですけど、音楽を奏でたり手品をしたりするんじゃないんですよ。こう、面白い話をして、それで皆さんに笑っていただくような芸なんです」
「笑って楽しん
でもらえたらこの木箱に投げ銭とかお願いします!」
「面白くなくても入れてください、星とか」
「……星って何?」
「さぁ」
「そんなことよりアズ」
「なんだいユーフォ?」
「私が持たされてる、この桃色の細いアコーディオンみたいなのってなに? 私今まで見たことないんだけど」
「それはハリセンって言って、東方の旅芸人が使っているらしい」
「大きすぎない? それに毒々しいピンク色で、持ち歩くのも恥ずかしいんだけど」
「東方の剣術使いの旅芸人が発明したという由緒ある品だよ」
「でも、何故ピンク色?」
「それは僕の趣味。あと魔法で派手な効果も仕込んでおいたから!」
「アズの趣味が悪いだけじゃない!」
私はハリセンを思いっきり振り上げた……
そういう話です。
「あ、あと漫才してるよりドタバタコメディやってる方がずっと多いよ!」
「それこのタイトルに対してどうなのよ!」
(もう一度ハリセン一閃)
------
「あ、あと他サイトでも掲載してます! 今のところ、最大10話ぐらいのエピソードで時々集中連載して行く予定です、よろしくお願いします!」
「だからどこの誰に言ってるのよ……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 21:38:27
17366文字
会話率:40%
主人公・犬塚久陽は夏休みのある日。とある海岸沿いの旅館を尋ねることになった。目的は従妹である犬養芽衣の大学受験の勉強を手伝うためである。最初は断ろうと思ったのだが、提示された講師料金と用意された旅館という環境に二つ返事で引き受けることにし
た。
芽衣とは親戚付き合いというだけでなく、とある家庭の事情による特別な関係ということもあり、お互いに浅からぬ因縁めいた関係にある。いつもは馬鹿にされることが多いが、勉強と運動のどちらにも一日の長がある久陽は、今回ばかりはマウントを取れるということもあり、気分よく旅館を訪れた。
旅館には経営者の長男・長女の乾善輝・朱理もおり、時間を見つけては勉強の合間に遊ぶことになる。海に花火にと楽しく過ごす充実した夏休みになるかと思われたが――――。
旅館で過ごしてから数日後、海から謎の木箱が漂着する。家の裏でそれを拾った久陽たちだが、それを境に旅館で奇怪な現象が起き始める。いないはずの犬の鳴き声。消えていく大人たち。残された久陽と芽衣、乾兄妹は誰もいなくなった異空間からの決死の脱出を図る。果たして四人は生きて、元の世界に戻ることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 20:00:00
324104文字
会話率:50%
タナヒルーナ・イッガールノは王子から突きつけられた30回目の婚約破棄に疲れてしまっていた。幾度と繰り返される王子の色恋騒動。恋に落ちる度に婚約破棄され、失恋すれば復縁。その男、カイオール・フォルシャータ第1王子に振り回される人生。そんなスペ
アみたいな立ち位置はもうコリゴリだと思い、ついに失踪を決意。
「そうだ、失踪。なんかいい感じの森の中でなんかいい感じのお茶とか飲んで、日光浴びて水浴びとかなんか、こう、スローライフ的な生活をしよう」
決まったからには即日実行した彼女。晴れやかな気持ちととも借りた宿のベットで眠りに落ちる。しかしことは簡単に運ばなかった。翌朝、誰も知らないはずの自分の場所ピンポイントに王子がやってきたからだ。やってきたと言うより、送られてきた。りんごとか入れる木箱に3角座りで入っていた。驚きで声も出ない彼女のスローライフはどうなるか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 22:39:36
30603文字
会話率:55%
地球の魔法のピーク
冒険者ギルドからのリクエストを完了した後、アルファは森から戻った
そこで彼は3匹の森のオオカミ…ランクDのモンスターを見ました。
個人の強さはそれほど強くはありませんが、協力はまだかなり面倒です。
オオカミは木
箱を囲みました。彼らは箱をつかむためにお互いにうめきました。
箱の中から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
それを聞いたアルファは、それを手放すことはできませんでした。
彼はオオカミを攻撃するために短い弓を用意しました。
「ズパーン\
アルファの矢は目の中のオオカミの1人に簡単に当たった。他の2人はイライラしてアルファを見た。
すでに動かない仲間を残して、2匹のオオカミはアルファに向かってデートをしました。
アルファは弓を返します。そして、傍受する準備ができている短剣を取り出しました。
アルファはオオカミに向かって走ります。左手をオオカミの一人の顔に向けます。
"火"。
アルファは、顔のオオカミの1人に基本的な火属性の魔法をかけます。
魔法はオオカミを殺すことができないでしょう…しかし、それはアルファにとって十分でした。
アルファの火の魔法の熱に悩まされているオオカミ。彼の首を切り裂いた短剣で簡単に打ち負かされました。
アルファはオオカミの体を簡単に投げました。これは彼の体の2倍の大きさです。小さな半分。
最後のオオカミは、アルファによって投げ出された友人の死体を飛び越えてかわしました。
オオカミに呼吸する機会を与えていないかのように。短剣は目に見えない速度で飛んだ。
短剣はオオカミの目の間に刺されました。オオカミはその場で死んだ。
死んだオオカミを置き去りにしたアルファは、オオカミが先に群がっていた箱に駆け寄った。
箱の中には大声で泣いている赤ちゃんがいました。片方の切断された腕で、オオカミはむさぼり食いました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 11:57:54
756文字
会話率:0%