「黙想の散歩道」の中で展開してきた哲学的思索を整理しまとめたものです。内容は変化や無といった形而上学的なテーマについてのものです。思索を整理し、まとめていく過程で、図らずも間違いや新たな問いが見つかったしたので、内容を訂正したり、新たな問い
の答えを付け足したりしました。問いの答えを考える上では、「黙想の散歩道」に思索を投稿していた時と同様に、文献・資料には一切頼っていません。また、誰かと議論したこともありません。間違いの訂正や新しい内容の付け足しのため、「黙想の散歩道」に投稿した時とは、内容が若干異なります。しかし、大きな変更はありません。
章立ては以下の通りです。
第1章 変化
状況は断続的に変化する/状況の変化における注意の役割/今の状況の構成/状況の変遷の起きる仕組み
第2章 注意と状況の関係
注意は状況の全事物に向けられる/前の状況の残像は前の状況に注意が向けられなくなった状態/注意には時間は存在しない/注意は注意自身にも向けられる/今の状況の外側/今の状況は仮想でできている/今の状況の内外の違い/今の自分=今の状況を感じ取ること=注意/意思と注意/今の自分と一般的に言われる自分の違い
第3章 無について
状況の静止が無/状況の静止に至るには/無における状況の構成/無を呼び込む状況の条件/注意の向けられる無感覚/無感覚が存続する時に無感覚に気づく/無感覚に気づくことは出現した無感覚の存続を表現する/状況の半残像化で生じる錯覚/状況の半残像化の構造/錯覚による無感覚の出現が起きない場合/無においては過去はなかったことになる/無からの解放/無感覚の出現した状況の外側
哲学的思索ではあるものの、スピリチュアル系の内容も含んでいます。「黙想の散歩道」では既に書いたことではありますが、我々に前世が存在したことは第1章の「状況は断続的に変化する」で述べています。生に終わりがないことは、第1章と第2章を通して説明しています。もちろん、これらの内容が絶対に正しいなどど主張するつもりはありません。思索の結果導かれた一つの答えであることをご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 14:51:40
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SFオタクによるSFオタクのためのSF小説。
サイバーパンクを愛する読者へ。
多重階層世界の祖階層(地球)には、何者(Unknown)の作り出しだ偽の宇宙が存在しており、最下層に暮らす地球人は、何者崇拝者である祖界主義者に騙されて読者と同
じように幾重にもなる多重階層世界の真実を知らない。
人間が1階層目となる第壱(1)游郭昇降階層を発見してから6億5千年後、奇数階層毎に存在する戦闘人形(ドーク)が管理する戦場、偶然階層毎に何者が残した下層階層を監視するシステム区画、20階層毎に現れる地球によく似た地殻を開拓している。
現在は0階層アース、20階層マーズ、40階層ジュピター、60階層サターン、80階層ウラヌスまで5つの地殻を占領。人間は98階層のシステム区画まで開拓しており、本物の宇宙が存在すると考えられる未開の100階層ネプチューンを占領するために、奇数階層のドークとの戦いが続いている。
軍は最上階を目指して多重階層世界の上部階層に侵攻しているのだが、主人公の威吹(イブキ)の戦闘支援ロボットは、ドークを名乗るハッカーにハッキングされて『多重階層世界は二分法において無限』だと告げる。
人間の行く手を阻むドークは『ゼロテのバラバには恩赦を与える』と、主人公と接触してきたのだが、ゼロテのバラバとは、現在は存在しない宗教の概念に登場する罪人の名前だった。
※サイバーパンク小説です。情報量がやたら多いので、『SETTING(設定資料・用語解説)』は随時更新しています。お役立てください。
※同作品は、別サイトのYouTubeでも朗読動画を配信しております。
https://youtu.be/_BMPxlhR4IU折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 16:22:27
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