2XXX年、世界はオートメーション化が進み、人々の仕事は殆どなくなった。医療・福祉・産業・サービス業・学業・スポーツそのほとんどは機械で行われ、わずかな専門職のみが人のする仕事だった。昔は社会的地位や貢献度、そして社会に参加することで人間は
出来ていたが、今は違う。自分の持ち物である機械が仕事をするだけで収入がある時代、それだけで生きていける。24時間何にも縛られない人が多い。目的もなく、楽しみの為だけに生きている人がほとんどだ。
そんな時代に発展し続ける分野があった。娯楽である、映画やゲーム、レジャー分野だ。この話はそんな娯楽の一つゲームの話である。今はVRMMOは全盛期を過ぎたがいまだに人気のあるゲームだ。昔と違い全年齢の人々が暇を持て余している。暇のつぶし方は人それぞれであるが、ゲーム人口は多くなるばかりだった。昔あこがれた魔法使いや錬金術士、勇者はゲームの中では自分がなれる。そんなVRMMOが一般的な中一つ注目を集めたゲームがあった。「RPG」である。VRMMOとは確立されたジャンルの中、昔のロールプレイングゲームと題したタイトルはみんな否が応でも目が留まった。従来のVRMMOは定期的にログインしなければいけない。人の営みの上で欠かすことのないものを省くことが出来ないのだ。それは食事・排泄・運動・そして除圧。食べなければ餓死し、食べた分出さなければいけない。運動をしなければ体力は落ちるし、横になったままだと血行不良にて壊死し、褥瘡に至ってしまう。その「RPG」そのすべてが解消されたものだった。決まった装置、満たされた培養液、繋がれた管と沢山の電極。これだけですべて賄うことが出来る。リアル体感型ゲーム、ゲーム内と現実がリンクしている。つまりログアウトする必要のないゲームだった。
後々世捨て人ゲームと呼ばれることになる。
あるきっかけから主人公はRPGをする機会を得た。チュートリアルを、って女の子なんだけど?さっさと終わらせてログアウトして変えてもらう!えっ?ログアウトできないんだけど!?どうなってんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 11:11:25
94128文字
会話率:60%
30歳の誕生日の夜、突然女神と名乗る美少女に俺は、半ば強制的に異世界へと転生させられ─────そして魔法使いになっていた。
10歳のショタに転生するハメになった俺だが、どこかまだふんわりし
た気持ちのまま、「ハーレム?そりゃーやっぱりものっそい興味あるけど対女性スキルはおろか対人スキルもあやしい俺にはまず無理だ!」の精神でどうにか転生先で平穏無事にひっそり静かにまったりとした楽隠居生活を送ろうとするが………どうなんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-04 04:00:00
327586文字
会話率:26%