「こんなモブキャラ人生、まっぴらごめんだ!」
事件に巻き込まれて死んだ少年は、死者が集う世界『エリュシオン』へとやってくる。
なんと、そこは来世の『運命(ストーリー)』を、自分が思い描くものとして書ける世界だった!
だが、『運命』を書くた
めに特化したその世界は、普通ではなかった。
大地も水も植物も、すべてが“文字”でできた世界。
“文字”を書けばその意味が現実となり、書物を読めば本の世界へと入り込める『文字の魔法』のある世界。
「この世界では、文字は魔法だ。それをどう書き出し、どう読み取るか――
つまり、文章を書く『筆者』と文章を読む『読者』をどう捉えるかで、使える魔法が決定される。」
人々は特殊な力と制約を持つ『筆者』と『読者』に分けられ、来世の人生を綴る『白紙の書』を求めて旅に出る。
「筆者、それは幸福を知らせる者。幸せの青い鳥だ。」
「読者、それはわたしにとって、世界を知る偉人たちなのです!」
「筆者、それは人の心を掻き乱す、悪魔だ――」
「読者、それは文字の海を旅する船乗りなのさ!」
そして、少年に神は問う。
――答えよ。おまえは『筆者』か『読者』か、どちらを選ぶ?――
―――お知らせ―――2020年8月14日記述
◆この作品は週1回更新のスケジュールで動いていますが、都合により変更する場合があります。
◆この小説は諸事情からプロローグから第22話までは“再投稿”という形になっています。
詳細は1/04日の活動報告をご覧ください。
◆1話辺りが基本4000字になっており、かなり長編の作品になりますので、
気長にお楽しみいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 18:00:00
148989文字
会話率:45%
貴方は魔法を使えますか?
残念なお知らせですが現在は無理です、ですが諦めてはいけません!
もし貴方は魔法を使えますか?と聞かれたら?
“今は使えません”と返しましょう
何を言ってるかわかんねーよ?
夢と妄想は自
由でしょう?そういうことです。
この物語は嘘です……たぶん、現在は使えませんよね?まさか!既に……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 12:06:38
758文字
会話率:36%