術工(すべく)寛伽(ひろか)は、息子である蹄汰(ていた)と、スタジアムで野球を観戦している。蹄汰は、とある難病に罹っており、今は、鬱にも陥っていた。
ある時、閥田(ばつた)という選手が、バッターボックスに立つ。数日前、閥田は、蹄汰と会っ
ており、彼を元気づけるために、「次の試合でホームランを打ってみせる」と約束していた。
やがて、ピッチャーが、ボールを投げる。閥田は、それめがけて、バットを振り……。
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会話率:14%