血筋が全てであるこの世界で、貴族として生まれたエミルは族の襲撃によって攫われてしまう。さらに族たちは謎の落雷により撃退され、エミルを手放してしまう。そして、近くを通りかかった老人に拾われ、平民として生きていき、冒険者となる。貴族としての魔法
の才と、天性の頭脳で安定した生活を送っているが、依頼である魔物の討伐をこなしていくうちに、その出現の不自然さに違和感を覚えはじめる。その正体を突き止めるため、エミルはその裏に潜む"闇"と向き合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 00:18:21
166214文字
会話率:67%
王家に連なる名門の家に生まれたスレイトラ・アルノードルベイル。しかし、弟が生まれたことにより彼は「アルノードルベイルの恥さらし」と言われついには12の時に家から追い出されてしまう。
生きるためにその手を血に染め、人を殺すことに躊躇いもない、
ただ生きるためだけにここにいる彼は雨の中、魔族の男に出会った。
それから1年後、彼は自分は運命に見放された存在だと告げられる。
全ては世界が定めた運命の上で成り立っている。
そして、彼が背負うことになったのは永遠の業という世界の重き哀しみ、と自分の存在という罪だったーー。
Requiemのスレイトラ・アシュレイの過去の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 23:17:59
6608文字
会話率:40%