今日はなんて寒い日でしょう。人恋しい季節と言いますが、私はあなたが恋しいです。
最終更新:2017-12-17 23:38:54
791文字
会話率:0%
夢にまで見るほど恋しく思っているなどと恥ずかしくて誰にも言えませんが、でも寂しいほどに恋しくなる、そんな夜もあるのです。
最終更新:2017-08-19 22:37:22
398文字
会話率:0%
「イズモ様!お茶の用意ができましたので、休憩にいたしましょう?」
【勇者】として召喚された伊賀崎出雲。
そんな出雲に声をかけたのは出雲を召喚した張本人、シャロン・バッティシルだった。
声をかけられた出雲は一度だけ地団駄を踏んで全ての不満を飲
み込み、大きく深呼吸してから鍛錬をやめてシャロンもとへ向かった。
出雲は世界が憎かった。召喚して、今までの世界を奪った世界が憎かった。
それでもなおシャロンたちに従うのは帰る方法がわからないからであって、帰る方法さえわかれば【魔王】なんか倒さずに帰ると決めていた。
ゲームか小説か、と突っ込んでしまいそうになるこの世界。
出雲の目の前にある空は、空だけは、元の世界と何一つ変わらなかった。
零れそうになる涙を堪えて、出雲は1人決意する。
――――絶対に帰る。
そうして出雲は帰るために【勇者】になった。
***
以前投稿した“懐郷病少年”の原型です。どうしてこれがああなったのかわかりません。
長編として投稿しようとしてましたが続きを書く自信がないので短編として投稿し、自分の中で一区切りつけさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-08 18:00:00
3566文字
会話率:8%
勇者として異世界に召喚されてしまった少年、伊賀崎出雲。彼は元の世界に帰りたくて仕方なかった。けれど“魔王を倒さなければ帰れない”と言われ仕方なく旅を続ける日々。世界の全てを呪う彼は家に帰るためだと不満を飲み込んでいたが、ある日限界が来てしま
う。感情のままに人々を傷つける彼を止めたのは1人の少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-16 00:00:00
4639文字
会話率:30%