ツイノベ(140字の超短編)を毎日投稿します。
最終更新:2020-12-13 13:00:00
1393文字
会話率:10%
ホコリやマジックで黒ずんだ爪先を眺める。
洗っても洗っても綺麗にならないそれは、倉庫で汚れたものだ。
伝票に書かれた品物を倉庫から探す品出しである。
学歴や才能がなくても、誰にだってできる作業だ。
ふと、仕事の帰り道にネイルサロンがあること
に気付く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-05 13:00:00
853文字
会話率:41%
カチリ、コチリ、秒針が進む。振り子が揺れる。
古い図書館によく似た時計店の一室で、私と向かい合わせに祖父が座っている。
部屋一面にはありとあらゆる時計が置かれていた。水時計、砂時計、アナログ時計、
振り子時計、電波時計、ランプ時計、原子時計
、親子時計、ハト時計、目覚まし時計。
そこかしこで時間を刻む音が鳴り響く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 13:00:00
726文字
会話率:34%