平凡な少年だったはずのワカツは、大地震に巻き込まれた後、今生を終える。
次に彼が目を覚ました時、彼は『ナルコ=ホタル』シリーズの悪役、ヘビガミ=リュウに転生していた。
ワカツにとって、主人公のナルコ=ホタルは、初恋のニンジャだ。
ホタルと仲良くなりたい。
できることなら恋人になりたい。
そんなふうに思うのだが、意地っ張りな悪役の体は、なかなか言うことを聞いてくれない。
ついつい毒を吐いて、ホタルが傷つくような事を言ってしまう。
差別意識に染まった取り巻きのニンジャたちも、リュウとホタルの対立を煽り立てる。
おまけに原作よりも鍛えすぎてしまったリュウは、本来よりも遥かに強い力を身に着けてしまう。
主人公すらも超えたリュウは、少しずつ原作のストーリーを歪めていくのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 13:00:00
3190文字
会話率:13%
「一緒に溶けましょう」
ヨースケは、どこか見覚えのある部屋で目が覚めた。
そこはゲーム『ブラッディスノウ』の、スタート地点のようだった。
ここは、ゲームの世界なのかもしれない。
ヨースケは、そう気付いた。
スタ
ート地点には学校の後輩、フミヅキの姿も有った。
ヨースケは彼女と共に、ゲームを攻略していくことに決める。
だが……。
ゲームでは常識であるはずのパリイやローリングが、その世界では通用しなかった。
なんと驚くべきことに、この世界では、地面に転がっても無敵になれないのである。
ローリングとは、ドラゴンのブレスすら無効にする、無敵の防御だったはずなのに……。
それが通用しないなんて。
そんな理不尽が、許されても良いのか?
驚愕の事実に苛まれながらも、ヨースケたちは先へ進まなくてはならないのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 13:00:00
9964文字
会話率:40%
オーサコ=ヨーイチはVRゲーム『ラストダンジョンオブプライド』のプレイヤーだった。
彼は対戦モードであるアリーナのチャンピオンだったが、その戦法から観客に嫌われていた。
公式大会優勝と共にブーイングを浴びたヨーイチは、引退を決意す
る。
引退前の散歩でボスラッシュに挑んだヨーイチは、謎の少女と出会い、意識を失ってしまう。
そして、気がつけばヨーイチは、ゲームの悪役令息であるオーカインに転生していた。
オーカインは、その弱さからガリカインの蔑称を持つ、最弱のザコボスだ。
雑魚キャラのひ弱な体では、武器も満足に振ることが出来ない。
だがヨーイチは、ダンジョコアの化身レヴィの助けを借り、ゲームの知識で最強を目指す。
果たしてヨーイチは、最強に返り咲くことが出来るのか……?
最弱から始まる、成り上がり英雄譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 13:00:00
150125文字
会話率:50%