御節料理 小説家になろう　作者検索

　その男には、妻と幼い息子がいた。 息子が4歳になった年の暮れ、 その男の元に、故郷の村から電話が掛かってくる。 今度の正月に、村へ帰ってくるように。 その際、必ず息子を連れてくるようにと、繰り返し念を押された。 村ではその年に4歳になった子供を、みこさまとして崇める風習があったのだが。 折りたたむ>>続きをよむ

まだ、子供が生まれる前の僕たちの大晦日。こんな普通の事が二人にはとても幸せだった…。