私はこの世界から嫌われている。
みんな、私が死ぬ事を望んでいる――。
とある悪役令嬢は、婚約者の王太子から婚約破棄を宣言された後、聖女暗殺未遂の罪で処刑された。だが、彼女は一年前に時を遡り、目を覚ました。
今度は殺されない様にと気を付けて
いた。それでも、彼女は今回も婚約破棄後に処刑された。
再び目を覚ました彼女は、同じ時を繰り返し続けた。
結末はいつも一緒だった。だけど、彼女は最期の瞬間は必ず笑顔を貫き通した。
十回目となった処刑台の上で、ついに貼り付けていた笑顔の仮面が剥がれ落ちる。
涙を流し、助けを求める彼女に向けて、誰かが彼女の名前を呼んだ。
今、私の名前を呼んだのは、誰だったの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 19:31:04
16628文字
会話率:20%
乙女ゲーム。そう、この世界は乙女ゲームの世界だ。そして私はヒロインの唯一の親友であり、全ての事を引き起こした黒幕という存在でもある。なぜヒロインを裏切った?そうね、なぜかしら。しいていうなら、彼女は必ず幸せになる運命だったからかしらね。
ね
え。あなたならこの世界で幸せになりたいと願う?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 22:10:12
4413文字
会話率:22%